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『四月は君の嘘』の作家、新作はふたたびの女子サッカー漫画だ!
2016-05-03 15:1351pt『四月は君の嘘』の新川直司さんの新連載『さよなら私のクラマー』を雑誌で読みました。
『四月は君の嘘』はなかなかの秀作でしたが、新作も順調に面白いです。
「クラマー」というなぞの単語は、「日本サッカーの父」として知られるサッカー指導者で故人のデットマール・クラマーさんのことらしく、そう、今回はサッカーものです。それも女子サッカー。
凡庸なチームのなかで、ひとり突出した才能を持つ少女周防すみれが、勝利できないままに中学時代を終え、高校に進学するところから始まります。
あまりにも抜きんでた才能のため、チームメイトとうまくいかなかったすみれは、高校で始めて最良のチームメイトを得るものの、そのサッカー部は弱小で、しかも監督もやる気がなく――と、スポーツ漫画の王道ともいえる展開になっています。
いや、さすがに面白いですね。
一時期、『月マガ』もいまいちになってきたかな、と思っていたので -
ぼくが『月マガ』を買う気になれない理由。
2015-08-06 02:1051pt
先ほど、LINEで『月刊少年マガジン』は面白いけれど特に買う気がしないよねという話をしました。
そうそう、そうなんですよね、「週刊」のほうの『マガジン』はまだ毎週買っているけれど(電子書籍で)、「月刊」の『マガジン』は特に購入インセンティヴを喚起されないのです。
一作一作のクオリティは相当に高いと思うんだけれど、なぜだろう。
――いやまあ、考えてみるべくもなく理由はあきらかで、雑誌の雰囲気が古いんですよね。
ひとつひとつの作品を見て行くと面白いんだけれど、一時代前の感性で描かれている作品が多い気がするんですよ。
それでも『四月は君の嘘』が連載されていた頃はそれ目あてで読んだりしていたけれど、いまは雑誌として相当に古びてしまっている印象です。
やっぱり「いま」の時代とシンクロしている作品を読みたいです。
何が「いま」を表現しえているかという話はもちろん微妙なんですけれど、少なくとも何十年も前に始まった連載が「いま」を表しているということは少ないでしょう。
まあ、これも一概にいえないのは、むかしむかしに始まった連載が表現のアップデートをくり返して立派に「いま」に通用する作品に仕上がっている例があること。
とはいえ、『鉄拳チンミ』とか苦しいところではありますよね。頑張っているし、面白いんですけれどね。さすがに古い。
ただ、その時代とシンクロしていることだけが唯一の価値かといえば当然そんなことはないわけで、普遍的に面白い作品というものもある。
それでも、雑誌全体が時代と切り離されてしまうと、これは苦しいですね。
やっぱり「いま最先端の、押さえておかないといけない漫画はこれだ!」といったものが一本でも載っているとそれだけで違う。
『3月のライオン』のためだけに『ヤングアニマル』を買っているぼくがいうのだから間違いない。
「いま」の時代の問題とシンクロしている漫画は、やっぱり「いま」読みたくなるわけで、雑誌の切り札となりえる。
べつだん、『月刊少年マガジン』の悪口をいうつもりはないんだけれど、『月マガ』は特に「いま」、読まないといけないと思わせる作品は載っていないと思うんだよなあ。
くり返しますが、一作一作のクオリティは悪くないんですけれどね。
でも、『なんと孫六』の読み切りを読むために雑誌を買わないよなあ、と。
まあ、やがては
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