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極限の自由度を約束するモンスタータイトル『Fallout4』。

 Amazonからようやく『ファイナルファンタジー13』が届いたので、さっそくプレイしてみることにしました。  なんだか毎日新しいゲームを始めては投げ出している気がするけれど、気のせいということにしておこう。  『FF』をプレイするのもずいぶんひさしぶりなので、期待は大です。  Amazonレビューでは酷評が並んでいるけれど、そんなの気にしない、気にしない。  ぼくだけ楽しめればそれでいいのだから、この際、一般的な評価は関係ないのです。  思えば『FF』は我が思い出のゲーム。  ぼくは『3』あたりからプレイしているのですが、そのヴィジュアルの美しさ、雰囲気の荘厳さに感動していた記憶があります。  もちろん、いまから見ればファミコンのドット絵でしかないのだけれど、「クリスタル」を中心とする世界観の作り込みは本物だったと思う。  そして時が経ち、『FF』のナンバリングタイトルもついに14を数えるまでに至ったわけです。  その『14』はオンラインゲームだから、『13』はいまのところ最新の『FF』ということになる。  ぼくが以前プレイしていた『FF』とは別次元の世界を体験できることでしょう。楽しみ楽しみ。  で、やったみたわけですが、さすがに雰囲気は素晴らしいですね。  PS3のゲームとは思えないくらいヴィジュアルは作り込まれています。めちゃくちゃキレイ。  世界水準の作品と比べてもその点は全然負けていない。  問題は殊に一本道といわれるストーリーなのですが――うーん、たしかにこれは一本道だな。否定できない。  通常のゲームでは一本道とはいってもいろいろ寄り道する余地があり、攻略の順番を練ることができるわけですが、これはほんとうに一本道っぽい。  戦闘でアクションを選ぶほかは、ただひたすら進行するストーリーを眺めている感じに近い。  フィールドはものすごく綺麗に作り込まれているのだけれど、そこを限りなく自由に歩き回ることはいまのところ不可能。たぶん、最後までできないんでしょうね。  まあ、これは批判されてもしかたないか。  直前に限りない自由度の高さで知られる『スカイリム』をプレイしていたばかりだったので、その差はよくわかる気がします。  これはこれでぼくはありだと思うし、十分に楽しめますけれどね。  下手に自由度を追及するとそれはそれはで大変なお金がかかることもわかるので、しかたないのかなーと思うしだいです。  もっとも、そんな日本のゲームを置いて世界はさらにさらに進んでいっています。  その象徴ともいえる作品が、先日『スカイリム』べセスダ・ソフトウェアが発売したばかりの『Fallout4』。 

極限の自由度を約束するモンスタータイトル『Fallout4』。
弱いなら弱いままで。

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海燕

1978年新潟生まれ。男性。プロライター。記事執筆のお仕事依頼はkenseimaxi@mail.goo.ne.jpまで。

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