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海燕の月額3000円コンテンツ充セット(2015年5月編)。

 前の記事で書いた通り、月額3000円以内で楽しめるエンターテインメント・コンテンツをパックで入手するアイディアを提案させていただきます。  じっさいには個別で買ってもらうことになるわけですが、たとえばこんな内容で1ヶ月をお安く楽しんでみてはいかが、というサジェスチョンです。  小説、漫画、映画、アニメ、ゲーム、とそれぞれ簡単な紹介を付けてオススメします。  小説とアニメはテレビや図書館で入手すればいいので0円としてもいいのですが、それではあまりに身も蓋もないので両者ともお金を払って手に入れることを条件とします。  また、「駿河屋」や「ブックオフ・オンライン」といった古本屋サイトでは一定額以上でないと送料無料にならないシステムがありますが、これはまとめて購入することを前提として送料無料で考えることとします。  では、一ヶ月のエンターテインメント生活の一例としてご覧ください。 ・小説――リサイクルショップ「駿河屋」で「我孫子武丸尽くし」。『少年たちの四季』70円。『人形はこたつで推理する』70円。『探偵映画』100円。総計税込み240円。 http://www.suruga-ya.jp/search?category=&search_word=%E6%88%91%E5%AD%AB%E5%AD%90%E6%AD%A6%E4%B8%B8&adult_s=1&rankBy=price%3Aascending ・漫画――「駿河屋」で『DEATH NOTE 全12巻+DEATH NOTE HOW TO READ 全13冊セット』を購入。税込み1300円。 http://www.suruga-ya.jp/product/detail/WK1714 ・映画――レンタルサイト「ぽすれん」で『風立ちぬ』、『最強のふたり』、『英国王のスピーチ』をレンタル。税・送料込み553円。 http://posren.com/ ・アニメ――アニメ配信サイト「dアニメストア」で『コードギアス 反逆のルルーシュ』全25話を鑑賞。1話25分×25分で10時間25分。税込み432円。 https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/ci_pc?workId=20029 ・ゲーム――「駿河屋」で『久遠の絆 再臨詔』(プレイステーション2)を購入。税込み450円。 http://www.suruga-ya.jp/product/detail/144004273001  総計2975円!  けっこうオススメの作品をそろえさせていただいたのですが、いかがでしょう。 

海燕の月額3000円コンテンツ充セット(2015年5月編)。

歴史の大河に消えた微妙な傑作を取り上げよう! 輪廻転生のドラマ、『久遠の絆』を語る。(2063文字)

 世の中には傑作、名作、といわれる作品がたくさんあります。それはいわゆるサブカルチャーの世界だけに限っても、実に枚挙にいとまがありません。  もちろん、ほんとうの傑作は数少ないといえばそうかもしれませんが、そうはいっても、よほど偏屈になるのでなければ、短い一生の間では消費し尽くせないほどのマスターピースが存在していることに変わりはありません。  しかし! あたりまえですが、傑作未満の「まあそれなりにおもしろい」「案外けっこう悪くない」という作品は、その数倍、数十倍に及ぶことでしょう。そういう作品は、強烈な天才を感じさせないために、歴史の闇に落ちていく宿命にあります。  どう考えても歴史に記録するほどのバリューはないのだからあたりまえなのですが、でも、ぼくはそういう微妙作品が大好きなのだ! というか、微妙作品のなかでも大好きなものがたくさんあるのだ!  だから、ぼくは語りたい。傑作の域にとどかなかったものの、十分におもしろく、かつ、個人的になんとなく好きでならない微妙の星たちを。  さて、そういうわけで、これから自分的にはおもしろいと思うんだけれどなんとなく忘れ去られてしまったなあ、という作品を語って行きたいと思います。  もし気分が乗ったらシリーズ化するかもw その前にこの第一回を書き終えないといけないわけで、さて、どの作品を選ぶことにしようかな。  かつてぼくの本棚にはそれはそれは微妙な作品(ひかわ玲子の『三剣物語』とか、冴木忍の『メルヴィ&カシム』とか)が並んでいたものですが、いまではほとんど捨ててしまいました。  ひとは過去とともには未来へ歩んでいけないものなのです。さめざめ(ほんとはただスペースが足りなくなっただけです)。  で、何を語ろうか迷うところだけれど、ぼく的にマスターピース級に大好きな『久遠の絆』にすることにしましょう! 最近、18禁のPC版が出たもようですが、ぼくが取り上げるのはあくまで大昔のプレイステーション版、及びプレイステーション2版です。  PC版は未プレイだけれど、ストーリーが大幅に書き換えられているらしいので、別ものとして扱わないといけないようなのです。  プレイステーションから18禁に写った作品というと、『御神楽少女探偵団』(これも微妙……)などが思い浮かぶところですが、その種の作品は必然的に「エロいらないだろ、エロ」という評価を得ることが多いよう。  『久遠の絆』のPC版は怖くて手を出せずにいるのだけれど、いつかやってみようかなあ。  

歴史の大河に消えた微妙な傑作を取り上げよう! 輪廻転生のドラマ、『久遠の絆』を語る。(2063文字)
弱いなら弱いままで。

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海燕

1978年新潟生まれ。男性。プロライター。記事執筆のお仕事依頼はkenseimaxi@mail.goo.ne.jpまで。

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