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完璧なVRオナニーは不完全な生身のセックスを上回るか?
2019-03-31 14:5851ptどもです。雨の日曜日、外出できないので本を読んでいます。いま読んでいるのは坂爪真吾『未来のセックス年表2019-2050』。「未来のセックス」に関する年表を掲載した本で、なかなか面白い。
テーマ的には先日、読書会で話しあった(https://www.youtube.com/watch?v=qqUTAQSfM8Q&t=3820s)『欲望会議』と共通しています。
というか、むしろ『日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない』のほうが近いか。AI(人工知能)やVR(仮想現実)の進歩によって、人は人とセックスしなくなるのではないか? そもそもその必要があるのか? という未来の展望が提示されています。
これはねー、なかなか興味深い話だと思います。かつては性的なコンテンツといえば、エロ本とポルノ映画くらいしか存在しない時代があったわけです。それがアダルトビデオが生まれ、動画配信があたりまえに -
女性差別批判者に対する批判に混ざる差別主義者の話(よくわからん)。
2019-03-22 13:5451ptいまさらながらOculus goを入手しました。いわずとしれたFacebookのスタンドアローン型VRデバイスですが、すでに各所で語られている通り、NetflixやAmazonプライムビデオの動画を見るためのビューワーとしても抜群に使い勝手が良い。
画質はそこそこで、バッテリーが少なめなのは難点だけれど、寝ころんだままで大画面の動画を観れることはちょっと感動的、ほとんど映画館いらないんじゃね?というところまで飛躍してしまいそうになる。
すげー。テクノロジーすげー。人類の未来バンザイ。GoogleのSTADIAも期待しています。
で、そのOculus goで色々と映画を観ているのですが、ちょっと気になっていて「次の一本」にしようかと思っているのが『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』です。この映画に対してはペトロニウスさんが記事を書いていて、これが面白い。
女性差別の問題は日本でもいまホ -
トランスジェンダー当事者の女子トイレ使用を認めるべきか?
2019-03-18 10:2351ptTwitterで議論が巻き起こっているトランスジェンダーの問題について考えている。
ことの発端はフェミニストの小宮友根准教授らが「トランス女性に対する差別と排除とに反対するフェミニストおよびジェンダー/セクシュアリティ研究者の声明」(https://wan.or.jp/article/show/8254)を発表したこと。
これに関連して、「トランスジェンダー女性の女性トイレへの入室を許可するべきか否か」という議論が勃発したのだ。
これは非常に悩ましい問題だ。仮にトランスジェンダー女性(女性という性自認をもちながら男性的な肉体を持って生まれた人物)の女性トイレ利用を認めるとすると、肉体的な性差で女子トイレの利用者を限定することは「差別」だということになる。
しかし、それをあくまで差別と捉え、「悪いこと」だとみなすとすると、極論するならすべての男性が女子トイレを利用することを認めなけ -
物語の主人公のように生きたい人に贈る「四つの条件」。
2019-03-13 02:1451ptども。また日が空いてしまいました。色々と忙しなくやっております。胃カメラを呑んだりもしましたが、とりあえず異常はなかったようですひと安心。
さて、タイトルの件ですが、ちょっといま、LINEで「動機が欲しいけれど手に入れられない人はどうすればいいのか?」という話の続きを話していたんですね。
この話は過去から延々と続いているのですが、いまのところ明確なアンサーは出せていない。そこで、ちょっと角度を変えて、この問いに身もふたもない「ほんとうのこと」で答えるのではなく、明確で具体的な処方箋を提示したほうが良いのではないかという話が出ました。
たとえば「キャンプへ行け(『ゆるキャン△』)」、「ラーメンを食べろ(『ラーメン大好き小池さん』)」、「山を登れ(『ヤマノススメ』)」といったことですね。
「動機が欲しい」という願いは、つまりは「物語の主人公のように充実した人生を送りたい」ということだ -
『フェミニストのための「表現の自由戦士」完全読解マニュアル』。
2019-03-08 02:2051pt色々な資料を読みあさりながら、同人誌のコンセプトを考えています。
コンセプトを決めずに資料ばかり集めても自分が何を探しているのかすらはっきりしないことになりかねないわけで、いかにも効率が悪いとは思うのですが、決まらないものは決まらない。
いまのところ、「「表現の自由戦士」育成マニュアル」というタイトルで表現の自由と表現規制を巡る話をしようかと思っているのですが、これもどうなのかな、という気もします。
ただ複数の資料から情報を集めてまとめるだけでは「そこそこ」以上に面白い本にはならないと思うのですね。
一冊の本を「それなり」以上に優れたものに仕上げるためには、何かしらオリジナルなコンセプトが必要で、それがなければ幾多の資料もチリに等しいでしょう(それらの本が無価値だといっているわけではなく、面白い本を作るという目的には役立たないということです。念のため)。
だから、早くコンセプト -
『アリータ バトル・エンジェル』が凡庸に感じた理由。
2019-03-01 18:0951ptこのところ、何作か続けて映画を観ています。
『シティハンター 新宿プライベート・アイズ』、『コードギアス 復活のルルーシュ』、『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」』、『アリータ バトル・エンジェル』と、すべてアニメか漫画原作ですね。
どれも悪くなかったけれど、素晴らしい傑作というほどの作品もなかったかも。『シティハンター』については、「『Get Wild』良かったよね」という以外の感想は特になし。
いや、面白かったんだけれどね。かつての『シティハンター』の演出や音楽をそのままに再現したノスタルジー映画で、一切新しいところはないのだけれど、ファンが期待しているものそのものではある。まあ、これはこれで、という作品。
『復活のルルーシュ』は期待して観に行ったのですが、個人的にはいまひとつ、ふたつ。
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