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2013年9月の記事 52件

セックスワークの現場には性の問題が「凝縮」されている。(2204文字)

【デリヘル嬢みやび】  夜中にめざめてしまいました。ひとはどうだか知りませんが、ぼくはいったん目が醒めるとなかなか眠れないほう。  いくら世界が闇に包まれていも、いちど覚醒した意識を闇のなかへ還すことはできません。どうもこの頃睡眠が不規則で良くないですね。  とにかく起きてしまったものは仕方ないので更新します。  さて、皆さんは『デリバリーシンデレラ』という漫画をご存知でしょうか?  タイトルからわかるように、東京でひとり暮らしするデリヘル嬢の少女「みやび」を主人公とした物語です。  デリヘルとはデリバリーヘルスの略称で、マンションやラブホテルなどに女性が赴いてサービスする性風俗のこと。  みやびはときに自分の仕事の社会的な立場に悩みつつも、あくまで明るく、一生懸命に風俗の仕事をこなしていきます。  こう書くと「ああ、その手の漫画ね」と早合点される方もいらっしゃるかもしれませんが、なかなかどうして、これがあなどれない作品に仕上がっているのです。  というのも、この『デリバリーシンデレラ』、デリヘル嬢をあくまでひとつの「職業」として描ききっている画期的な漫画なのです。 【『デリバリーシンデレラ』の画期性】  過去にも売春をテーマにした作品は無数に 

セックスワークの現場には性の問題が「凝縮」されている。(2204文字)

「プロブロガー」イケダハヤトが語るブログ文章術がなんだかまっとう。(2245文字)

【『武器としての書く技術』】  最近、Google Chromeでブロマガ管理ページを見るとデザインが崩れているんだけれど、何とかならないのだろうか……。もし読んでいたら対策をお願いします>ドワンゴの中の人。  さて、ヒマだから記事を書こうかな。きょう読み終えたイケダハヤト『武器としての書く技術』に「情熱が持てることを書きなさい」という意味のことが書いてあったのですが、ぼくの場合、どうも情熱よりも暇つぶしで書いている気がしないでもない。  イケダさんほどではないにしろ、ぼくも相当の量を書いているほうだと思うのですが、情熱があるかというと微妙。あるときもある気もしますが、ないときはないような。  まあ、ぼくはイケダさんと違ってやる気がないときは書かないからそれで済んでいるんですけれどね。  毎日更新したほうがいいという理屈はわかるのだけれど、やる気がないときは書くことが億劫。  そういうときは何もしたくないので、ただひたすらだらだらごろごろとしています。ひきこもりのお手本のようです。ごろごろごろごろ。  イケダさんはブログで40~50万円程度の収入を得ているそうですが、それは素直にすごいと思いますね。ぼくはまだ月収十数万くらいしかないですから。  ただ、ブロマガの場合、長期的に続けていれば確実に会員は増えていきますから、あと何年かやり続けていれば追いつくかもしれません。  まあ机上の空論だし、何かシステムが変わればそれまでなんだけれどね。 【マネタイズ道、険し】  で、その『武器としての書く技術』なのですが、 

「プロブロガー」イケダハヤトが語るブログ文章術がなんだかまっとう。(2245文字)

奇跡も、魔法も、あるんだよ。田中芳樹『タイタニア』22年ぶりの新刊発売!(1957文字)

【『タイタニア』復活!】  田中芳樹の『タイタニア』最新刊を買って来ました。買って来ました買って来ました買って来ました……と、思わず語尾がこだましてしまうくらい感慨深い。  なんと22年ぶり!の最新刊です。そのあいだ出版社も変わり、挿絵も変わってしまったわけですが、とにかく続刊したことは快挙です。素晴らしい。  ぼくは中高生の頃、この小説が好きで好きで。当時の『ファイナルファンタジー3』のキャラクターにアリアバート、ジュスラン、ザーリッシュ、イドリスというタイタニア四公爵の名前をそのまま付けていたことを思い出します。  さっそく読んでしまうか――と、お菓子と飲み物を用意して(!)読みはじめたのですが、だ、だめだ、もったいなくて読み進められない!  この感覚は実にひさしぶり。「ほかにもいくらでも傑作はあるよ」などとたわけた戯言を云う気にはとてもなれません。  世の中にどんなに傑作があるとしても、『タイタニア』は一作だけなのですから。  思えば少年時代のぼくがどんなに『タイタニア』や『アルスラーン戦記』の続刊を楽しみにしていたか。  その後、娯楽は世にあふれ、お金を使うこともできるようになり、『ファイナルファンタジー』の新作を入手しても一週間でやめてしまうような心の持ち主になりはててしまったわけですが、それでもこうして『タイタニア』の新刊を前にすると、一気に時間を逆行して一作一作が歓びに満ち満ちていた少年のあの日に還るかのようです。  前巻は、盤石かと見えた 

奇跡も、魔法も、あるんだよ。田中芳樹『タイタニア』22年ぶりの新刊発売!(1957文字)

作文で食べているぼくの奇妙な人生。(2434文字)

【今月46本目の記事】  きのうは1日に5本も更新してしまいました。日付けが変わる直前にも更新しているので実質6本ですね。  こうやったたくさん書く日がある一方で、まるで書かない日があるあたりがぼくの良くないところだな、と。  今月はまだ45本しか書いていないので、もう少し更新したいところですね。  いいかげんネタもなくなるわけですが、そこらへんはまあ、本を読んだり映画を見たりしたら補給できるので、何とでもなります。  ここらへんがブログの良いところで、何を書いてもいいわけですからね。そうじゃなければとてもやっていられません。  それにしてもイケダハヤトさんとかよくもまあ書くものだよな、と思いますが……。  前にも書きましたが、ブログはネタがないときには「ネタがない」ということを書けばいい媒体なんですよ。  そこらへんで図々しくなれるかどうかが、たぶん書けるひとと書けないひとを分かつ一線なのでしょう。  もちろん、商業でやっているブログの場合、あまり内容がないことばかり書いていると読者に見放されますが、それでも何も書かないよりはいいんじゃないかな。 【作文生活】  学校の作文なんかも「一行も書けない」というひとと、「いくらでも書ける」というひとに分かれますよね。  ぼくは当然、「いくらでも書ける」ひとだったのですが、まさか 

作文で食べているぼくの奇妙な人生。(2434文字)

国産RPG最高峰! ファルコムの「軌跡シリーズ」を紹介するよ。(2111文字)

【『閃の軌跡』発売!】  ファルコムの新作『閃の軌跡』、買おうかどうしようかずいぶん迷ったのですが、結局、買ってしまいました。  まだプレイし始めていませんが、いったいどんな物語がくりひろげられるのか、楽しみですね。  ご存じない方のために説明しておくと、この「軌跡シリーズ」は、『空の軌跡』から始まり、『空の軌跡SC(Second Chapter)』、『空の軌跡 The 3rd』、『零の軌跡』、『碧の軌跡』へと続き、そして今回の『閃の軌跡』となっているわけです。  英雄伝説 空の軌跡FC:改 HD EDITION 日本ファルコム  2012-12-13 売り上げランキング : 510 Amazonで詳しく見る  それぞれの作品は主人公も舞台も異なっていますが、背景には一貫した物語が存在します。エステル、ヨシュア、オリヴィエといった一部共通して登場するキャラクターたちもいます。  つまりはこのシリーズ全体がひとつの壮大なサーガを形成しているのです。  ひとことで壮大と云っても実感がわかないでしょう。このシリーズ、一作品をクリアするためにだいたい60時間くらいかかると云えばわかっていただけるでしょうか。  つまり、『空の軌跡』シリーズをクリアするためには約180時間かかるわけなんですね。『The 3rd』は番外編なので除外するとしても、まあ、120時間はかかる。  サブクエストを省略していけばもう少し早くクリアできるかもしれませんが、それにしても膨大な時間がかかることは間違いありません。  そして、『空の軌跡』が終わった時点で長大な物語は始まったばかりなのです! 【エレボニア帝国】  この『閃の軌跡』では、『空の軌跡』や『零の軌跡』で噂として語られていたエレボニア帝国が舞台 

国産RPG最高峰! ファルコムの「軌跡シリーズ」を紹介するよ。(2111文字)

自分にとって特別な作品に気づくセンサーを持とう。(2139文字)

【現代の娯楽とは。】  過去の記事で、情報過剰時代を楽しみつくすには、すべての基準を自分に持ってくる「主体性」が大切だと話して来ました。  いまの時代、もう一生かけても味わいつくせないほどの娯楽がちまたにあふれているわけで、そのなかからどれを選び、どれを捨てるか、その選択をあくまで主体的に行っていくことが肝心なのだと。  中島梓は「「娯楽」というのは、ただのありあまる、「自分を選んでくれ」と叫んでいる無数の選択肢からつまらなそうに一つ取り上げてはまた放り出して気まぐれにつつく、ということではなしに、「一年間その日のくるのを楽しみに待っている」ほど重要なものであったはずです」と云っています。  それはたしかにそうでしょう。1年にたった1度しかないハレの日の「祭」の歓びを、ぼくたちはもう想像することすらむずかしい。  なぜなら、現代においては毎日がハレであり、それ故に非日常的なものであったはずの娯楽も、日常の一風景と化してしまったからです。 【毎日がハレの日。】  毎日ごちそうを食べているとそれがごちそうだとは感じられなくなるように、毎日楽しむ遊びは遊びとしての意味を失います。  いまやあたりまえのものとなった娯楽は、刺激的なものではなくなり、ただまったりとゆったりと楽しむことしかできなくなったのです。  しかし、それでもなお、まさに奇跡としか云いようがないような 

自分にとって特別な作品に気づくセンサーを持とう。(2139文字)
弱いなら弱いままで。

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海燕

1978年新潟生まれ。男性。プロライター。記事執筆のお仕事依頼はkenseimaxi@mail.goo.ne.jpまで。

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