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奇妙な「男性特権論」を乗り越えるために。
2022-06-28 10:43300pt前の記事ではフェミニズムの影響を受けた論者の男性嫌悪的な傾向について書きました。
https://note.com/kaien/n/n427400ec524c
男性による男性存在そのものへの嫌悪。それは男性の自慰行為や性的想像力に対する否定として作用します。故に、森岡さんは「感じない男」であることしかできず、あらゆるクィアなそれを孕む性の豊饒さに対し感性を開くことは不可能なのです。
赤坂真理さんの『愛と性と存在のはなし』では、男性であることに「罪悪感」を感じる若者の話が出て来ます。ここで語られている「罪悪感」とは、杉田俊介さんや森岡正博さんが感じているであろうとぼくが想像する感覚と同質のものであろうと思われます。
「暴力的」とされる性であり、「特権」を背負っているとされる側であることの後ろめたさ。あるいは罪の意識。自分と同じ性の人間が無神経に異性を踏みにじって来たその歴史を背負って -
男性のオナニーは「自傷行為」なのか? 自己嫌悪的男性論を考える。
2022-06-23 05:29300pt「男性論」について考えています。
より正確には、女性も含めた「人間一般」について考えたいのだけれど、女性と女性性についての論考はフェミニズムによって一定の成果が出ている現状があるのに対し、男性と男性性に対してはさまざまな意味で考察が不足しているように思われる。そこで、とりあえず、まずは「男性論」について考えていきたいのです。
しかし、あるいはこのように書いただけで、批判の余地があるかもしれません。すでに日本には男性の在り方を問う「男性学」の成果があり、またネットには「弱者」の立場に置かれている男性たちについて語った「弱者男性論」の系譜がある。それらの蓄積を無視するつもりなのか、と。
もちろん、そうではありません。しかし、ぼくの目から見ると、フェミニズムの主張を無批判に鵜呑みにする感のある「男性学」にせよ、やたらに被害者意識ばかりが強い印象の「弱者男性論」にせよ、そのままでは納得しが -
「自殺的な男らしさ」をどう乗り越えて幸せになるか。
2022-06-06 16:20300pt「男らしさにもとづく性役割」を肯定し、「男たちが行っている仕事」に対して「感謝」を求めるこの動画について考えています。
https://twitter.com/yousayblah/status/1468071533000241152
で、この意見が面白いと思いました。
https://twitter.com/jenaiassez/status/1468556383918657537
「酒かっ喰らってるか寝てるかで働いてるところなんか見たこともない奴でも人間は人間であり、人間として尊い、ということを、まず認めてみてはどうか。」
工作機械は、作動しなくなれば交換されたり粗大ゴミに出されたりする。奇しくもこの国では定年退職後の男性のことをしばしば粗大ゴミと呼ぶ訳だが、そういうあり方を放棄しなさい、まだ動作する現役時代を美化するために動作しなくなった晩年を質入れするのはやめなさい、
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