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『ドラゴンクエストビルダーズ』で夜更かし。

 告白します。  プレイステーション4の『ドラゴンクエストビルダーズ』を購入して10時間くらいぶっつづけでプレイしていました。  真夜中に始めて、気づいたら朝になっていた。  いやはや、こいつは面白い。こんなに集中してゲームをプレイするのはひさしぶり。  やっぱり『ドラクエ』は、というか国産ゲームはいいなあ、と思うのです。  『アサシンクリードシンジケート』とか、めちゃくちゃ面白いけれど放り出しちゃっているものなあ。  どうもぼくはやはり海外ゲーより国産ゲーのほうに惹かれるたちのようです。  まあ、しかたないよね、日本人だもの。海外のリアリズムを追求するゲームはそれはそれで面白いんですけれどね。  さて、『ドラクエビルダーズ』の話。  いやー、素晴らしい出来です。ここしばらく、ゲームを買ってはちょっと遊んで放り出すということをくり返していたんだけれど、これはクリアできるんじゃないか。  ただ、かなりボリュームはある模様。10時間やってもまだ第一章が終わっていませんからね。  ストーリー的にもまだ序盤っぽいし、さて、無事、竜王を倒すところまで行けるかどうか、ちょっと心配でないこともない。  ただ、今回は相当ストーリーが魅力的なのでたぶん確実に先へ進められると思う。  物語は、竜王の「世界の半分をお前にやろう」という言葉に勇者がうなずいて、世界が闇に閉ざされたその数百年後から始まります。  人類の文明は実質的に崩壊していて、ラダトームやリムルダールといったアレフガルドを代表する町々も崩れ去ってしまっています。  主人公はそんな状況下で生まれた「ビルダー」の少年(もしくは少女。ぼくは少年でプレイしている)。  人類から失われたはずの「ものを作り出す」という能力を持つこの少年は、大地の精霊ルビスに導かれるまま、その力を使って崩れ去った町を再建し、人々を集めようと画策する。  しかし、当然、その行為は魔物たちに目をつけられ――と話は進んで行きます。  ついに『ドラクエ』もパラレルワールドものに突入か、となかなか感慨深い。  何しろたよりの勇者もなく、王国も潰え、人類文明は風前のともしびという状況なので、ただならぬ悲壮感が――いやそこは『ドラクエ』なので特にただよわないけれど、いままでにない世界設定でなかなか面白い。  物語の背景には「なぜ勇者は人類を裏切ったのか?」という大きな謎が存在するようですが、はたしてこれはきちんと答えが出るのか、どうか、注目ですね。  もちろん、 

『ドラゴンクエストビルダーズ』で夜更かし。

ゲーマーの心が折れるとき。

 『ウィッチャー3』を続けています。  現在、レベル7。相当プレイしたのにまだこれだけかという気もしますが、各所で時間を無駄にしているから仕方ないのかも。  ちなみにこのゲーム、フィールドエネミーを斃してもほとんど経験値は入らず、主にクエストクリアでレベルアップしていくシステムになっています。  そのクエストがまたけっこう歯ごたえがあるものだから、必然的にプレイ時間はかさむことになる。  ぼくは見つけたサブクエストを片端からやっているけれど、ほんとうはそれらは適度に放置してメインクエストに集中するのが合理的なのかもしれません。  まあ、ゲームに合理性を持ち込んでも意味がないけれど。  ちなみにサブクエストは膨大な量があり、メインクエストにも蛇のように絡んできます。  また、このゲームの特色として、なにげない選択のひとつひとつが重い意味を持って迫って来るということがあり、まったく気が抜けません。  ちょっとあまりにも内容が詰まりすぎているので、長時間だらだらとプレイするのに向かない難はありますが、まあ、傑作ですね。  恐ろしくよくできたシナリオぞろいといっていいと思う。  もう少し気を抜いてプレイできるゲームをやりたいところですが――それは『ファイナルファンタジー13』を遊んでいればいいんだろうな。  そういうことをやっているといつまで経っても進まないけれど。  ゲームの難易度というのはじっさいむずかしい問題だと思います。  あまりにやりごたえがなさすぎると退屈だし、ありすぎると辛くなる。  この『ウィッチャー3』の場合は死亡時のロード時間が長いこともあって、あまり気軽にプレイヤーキャラクターを死なせることができません。  そこがこの出色の傑作の欠点といえばいえるでしょう。  じっさい、このゲームをクリアまで持っていけるかどうかは自信がないところですね。  めちゃくちゃよくできた物語なのだけれど、いちいち内容が重たいのでちょっと疲れる。  小説だったらこれでいいのかもしれませんが、ゲームだとプレイのむずかしさと相まって心が折れてしまうのですね。  うーん、サブクエストは放っておいてメインクエストを進めようかなあ。それとも、地道にレベル上げを試みるか。  経験値だけでなくお金もなかなか手に入らないゲームなので、各種アイテムをそろえるのも大変なのですが……。  たしかに 

ゲーマーの心が折れるとき。

極限の自由度を約束するモンスタータイトル『Fallout4』。

 Amazonからようやく『ファイナルファンタジー13』が届いたので、さっそくプレイしてみることにしました。  なんだか毎日新しいゲームを始めては投げ出している気がするけれど、気のせいということにしておこう。  『FF』をプレイするのもずいぶんひさしぶりなので、期待は大です。  Amazonレビューでは酷評が並んでいるけれど、そんなの気にしない、気にしない。  ぼくだけ楽しめればそれでいいのだから、この際、一般的な評価は関係ないのです。  思えば『FF』は我が思い出のゲーム。  ぼくは『3』あたりからプレイしているのですが、そのヴィジュアルの美しさ、雰囲気の荘厳さに感動していた記憶があります。  もちろん、いまから見ればファミコンのドット絵でしかないのだけれど、「クリスタル」を中心とする世界観の作り込みは本物だったと思う。  そして時が経ち、『FF』のナンバリングタイトルもついに14を数えるまでに至ったわけです。  その『14』はオンラインゲームだから、『13』はいまのところ最新の『FF』ということになる。  ぼくが以前プレイしていた『FF』とは別次元の世界を体験できることでしょう。楽しみ楽しみ。  で、やったみたわけですが、さすがに雰囲気は素晴らしいですね。  PS3のゲームとは思えないくらいヴィジュアルは作り込まれています。めちゃくちゃキレイ。  世界水準の作品と比べてもその点は全然負けていない。  問題は殊に一本道といわれるストーリーなのですが――うーん、たしかにこれは一本道だな。否定できない。  通常のゲームでは一本道とはいってもいろいろ寄り道する余地があり、攻略の順番を練ることができるわけですが、これはほんとうに一本道っぽい。  戦闘でアクションを選ぶほかは、ただひたすら進行するストーリーを眺めている感じに近い。  フィールドはものすごく綺麗に作り込まれているのだけれど、そこを限りなく自由に歩き回ることはいまのところ不可能。たぶん、最後までできないんでしょうね。  まあ、これは批判されてもしかたないか。  直前に限りない自由度の高さで知られる『スカイリム』をプレイしていたばかりだったので、その差はよくわかる気がします。  これはこれでぼくはありだと思うし、十分に楽しめますけれどね。  下手に自由度を追及するとそれはそれはで大変なお金がかかることもわかるので、しかたないのかなーと思うしだいです。  もっとも、そんな日本のゲームを置いて世界はさらにさらに進んでいっています。  その象徴ともいえる作品が、先日『スカイリム』べセスダ・ソフトウェアが発売したばかりの『Fallout4』。 

極限の自由度を約束するモンスタータイトル『Fallout4』。

積みゲーなんてこわくない。

 ども。  『ウィッチャー3』も『スカイリム』も放り出して、ネット配信されている『ソニックジェネレーションズ 白の時空』を遊んでいます。  マリオのライバル(?)として一部では有名なソニックのシリーズ。  ぼくはこのシリーズをプレイするのは初めてなのですが、過去作のステージが最新技術でよみがえっているのだとか。  で、やってみたところ、開始3秒くらいで思い知りました。あ、やべ、これ、超面白い。凄いわ。めちゃくちゃ素晴らしい。  何が凄いって、アクションのスピード。  超スピードアクションで有名なソニックシリーズであるわけですが、今回はそれがプレイステーション3のマシンパワーを得てとんでもないことになっています。  三次元の動きで飛ぶわ、跳ねるわ、ひねるわ、反転するわ、もう大変なアクションが繰り広げられるわけです。  はっきりいってぼくの動体視力をはるかに超える速度なので、一回では付いていけません。  何度か死んで、動きを記憶して、それからになりますね。  相当に反復しないとクリアはおぼつかないことでしょう。  いまのところ、序盤の3ステージくらいはなんとかクリアしたのですが、もうこの時点でむずかしい。  実は1週間期限のレンタル配信でプレイしているので、これはクリアできないだろうなあ。  まあ、いまの時点で十分楽しめているので、それでいいといえばそうなのですけれど。  ネットでたしかめたところ、ボリューム的には、そう大した量はないみたいですね。  でも、アクションやりたい人にはオススメ。この爽快感は凄いです。  『ウィッチャー』とか『スカイリム』とは全然べつの方向性で突出したゲームだと思います。  Amazonの評価も高い。文句なし。  といっても、言葉ではこのスピード感は伝わらないと思うので、ぜひ動画を見てもらいたいですね。  ソニックシリーズの正統進化形として、個人的には非常に楽しめています。 https://www.youtube.com/watch?v=XWaHgaXfWvw https://www.youtube.com/watch?v=LqiAEC5RaR8  しかし、 

積みゲーなんてこわくない。

コンピューターゲームはどこまで現実に近づくのか。

 先日始めた『ウィッチャー3』をちょっと進めてみました。  いやー、暗い。重い。とにかく暗くて重いゲームです。  初期の『ベルセルク』みたいな暗鬱な展開が延々と続く。  主人公が屈強な剣士だけにカタルシスがないことはないのだけれど、それにしても陰惨。  リアリズムに徹しているといえばそうなのですが、長時間プレイするのはわりに辛いものがあるかも。  クリアまで100時間くらいは軽くかかりそうなんですけれどね。  というわけで、さっそく逃げることにしました。  いや、逃げるわけじゃない、一時退避するだけだ、と自分にいい訳をして『スカイリム』を始めることにしたのです。  まあ、このゲームも相当にダークな要素はあるのだけれど、『ウィッチャー3』に比べると遥かにからっとしている。普通のファンタジーという感じ。  『スカイリム』といえば天下に名のとどろいた有名作品であるわけで、これをお読みの方のなかにもお好きな方はいらっしゃるでしょう。  まず世界的に著名な傑作ゲームといっていいと思う。  この作品の魅力としてよく語られるのが、その自由度の高さです。  とにかく何をやってもいい、なんでもできるということがよくいわれます。  ゲーム中で大学に通ったり、盗賊団を撲滅したり、反対に盗賊になったり、吸血鬼になったり、結婚したり、子供を作ったり、世界を救ったりと、いろいろなことができるらしい。  その気になればこの世界で数百時間過ごすことも不可能ではないとか。  ほんとうはパソコン版のほうがさらに深淵な世界を備えているともいいますが、うちのPCだと動くものかどうかわからないのでぼくはPS3版でプレイ。  そこまで深く世界を探索する必要もないことですしね。  ほかのゲームもやりたいし、そのうちシリーズ続編が出るかもしれないし。  で、さっそく数時間プレイしてレベル6まで上げてみたのですが、さすがに面白いですね。  まだダンジョンをひとつ攻略した程度で、噂に聞く自由度はその片鱗しか味わえていないのだけれど、それでも十分に面白い。  とにかく町を歩いているとクエストが頻発する。その内容も多岐に渡っていて実に楽しい。  メインクエストはドラゴン退治が中心らしいのだけれど、べつに各地に現れるドラゴンなんて放っておいても話はどんどん進んでいくようです。  戦乱のスカイリム地方にとっては災難な話ですが……。  とにかく「これをやらなければならない」ということがないので、あっちを放浪し、こっちを旅行し、楽しく過ごしています。  あまりに膨大なクエストがありすぎて、何をしたらいいのかわからないような側面もなくはないですが、それはたぶんぼくがこの広大な世界を旅することにまだ慣れていないというだけのことなのでしょう。  まあ、山賊くらいは楽に倒せるようになり、旅していて突然死ぬことは少なくなってあちこちを行けるようになったので、もっといろいろな地方を見て回ろうかな、とは思います。  それにしても、 

コンピューターゲームはどこまで現実に近づくのか。
弱いなら弱いままで。

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海燕

1978年新潟生まれ。男性。プロライター。記事執筆のお仕事依頼はkenseimaxi@mail.goo.ne.jpまで。

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