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異色ライトノベル『紫色のクオリア』漫画版が完璧な出来。
2013-10-31 07:0053pt
綱島志朗&うえお久光『紫色のクオリア』最終巻を読みました。いや、すばらしい。原作も大概すごい作品だったけれど、この漫画版も圧巻の出来。ちょっと見たことないくらいパーフェクトなコミカライズです。
隅から隅までほんとうによく出来ている。難解とも云える原作を、適度にかみ砕き、どこまでもわかりやすいヴィジュアルにして伝えてくれる至芸は、この作品をまたとないマスターピースへと仕上げました。
SFが好きな方、そうでなくても何らかのセンス・オブ・ワンダーを求めている方はぜひ読んでほしい作品です。
『紫色のクオリア』。この物語は元々はうえお久光によるライトノベルです。萌え8割、燃え2割くらいになっている現在の電撃文庫で、異色作というのも愚かな実験的SF。
「すべての人間がロボットに見える少女」というアイディアそのものはさほど大したものではないように思えるのですが、後半のオーバードライブは -
無限の平行世界を描き尽くす! 『紫色のクオリア』漫画版が素晴らしい出来。(1048文字)
2012-12-07 12:5953pt漫画版『紫色のクオリア』の紹介です。数年前に上梓され、一部で熱狂的に支持されるにいたった作品のコミカライズであるわけですが、いや、これが素晴らしい出来なのですよ、旦那。ライトノベルを漫画化した作品には、成功したものも、そうでないものもあるわけですが、これは大成功に属するでしょう。原作の一ファンとして納得というかほとんど感涙の出来なのです。
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