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デフレ化するエンターテインメント。

 5月27日に定額制音楽配信サービス「AWA(アワ)」が正式スタートするそうです。料金は「Lite Plan」が月額360円、「Premium Plan」が月額1080円。2016年末までに1000万曲の提供を見込むとのこと。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/20/news123.html  うーむ、いままでレコチョクBestを利用していたけれど、乗り換えようかな。  それにしても月額360円で1000万曲て。1円で3万曲くらい聴ける計算になりますね(苦笑)。  いくら歴史の趨勢とはいえ、これでは音楽ビジネスも成り立たないはずだよなと唸ってしまいます。  音楽だけではなく、エンターテインメントは総じて限りなく無料に近づいていますよね。  ぼくはいまWiiUの『ゼノブレイドクロス』をプレイしているのだけれど、このゲーム、端から端まで楽しもうと思ったら300時間くらいかかるらしい。  じっさい、いま25時間くらいやっているけれど、あきらかにストーリーはまだ序盤で、まあ300時間とまでは行かないにしてもクリアまで100時間以上はかかることは必至だと思われます。  これは極端な例ですが、テレビゲームはどれもプレイ時間が長時間化していて、80時間とかかかるものは普通になっている。  ソフトの価格は昔とそれほど変わっていないわけで、一本買えばそれだけ長い時間楽しめることになります。  テレビアニメとかテレビドラマなんかは、放送を録画すれば無料なのは当然として、各種視聴サービスも整って来ています。  たとえばdアニメストアでは400円で1000作以上が見放題。ただ視聴するだけならほとんどお金はかからないといっていいかと。  また、小説や漫画などもネット古書店を使えば安く入手できますし、Geoなどではさらなる安価でレンタルもしています。  映画も、劇場で見れば1800円かかるけれど、ビデオをレンタルしたり動画配信で見たりするだけなら300円程度で済む。  制作費100億円の映画を100円で見ることすら可能。  もう、何もかもが安くなっているわけです。  もちろん、音楽にしろ映画にしろゲームにしろアニメにしろ漫画にしろ、最新作をリアルタイムで入手しようと思ったらいままでと変わらない価格になる可能性が高いわけですが、ほんの数ヶ月待つだけで劇的に安くなることが大半です。  ただ時間を豊かに潰すだけならほとんどお金はかからないわけです。  スマホやゲーム機に初期投資は必要であるにしろ、それも最新型をそろえようと思わなければきわめて安く済む。  コンテンツのほうは、そうですね、1ヶ月3000円もあればお釣りが来るのではないでしょうか。  アニメや動画は 

デフレ化するエンターテインメント。
弱いなら弱いままで。

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海燕

1978年新潟生まれ。男性。プロライター。記事執筆のお仕事依頼はkenseimaxi@mail.goo.ne.jpまで。

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