• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 5件
  • 【Q&A】才能があるから行動できるのではなく、行動しているから才能があるように見える。(3054文字)

    2013-09-17 13:40  
    53pt




     でぃびさんからメールをいただきました。

    いつも楽しく読ませてもらっています。 
    『「黙れ小僧! お前におれの不幸が癒やせるか!」にどう答えるか。』の記事 
    について私見を述べたいと思います。 
    まず、ちきりんさんについてですが 
    私はちきりんさんの著作を読んだことがないので 
    ネット上での印象で言ってしまうことになりますがご容赦ください。 
    私はちきりんさんは世の中に存在している「面白がり屋」の一人だと感じています。 
    面白がり屋とは「黙れ小僧! お前におれの不幸が癒やせるか!」と言う人とは正反対の人たちです。 
    ちきりんさんの他に、ひろゆきさん、ドワンゴ会長川上さん、ホリエモンさん等が挙げられます。 
    この人たちの価値基準はたった一つ「自分が愉しめるか、もしくは面白がれるか」です。 
    ですので、自分が愉しめないと感じたらわりとすぐに手を引いたりするし 
    自分に不意な不幸が訪れたとしても、その中で愉しんでしまおうとします。 
    この面白がり屋たちには、多くの賛同者と同時に批判者が存在します 
    賛同者は面白がり屋に憧れを抱いています。 
    自分たちには出来ないことを平然とやってのけるから 
    そこにしびれてあこがれるわけです。 
    ですが、この人たちには多くの批判者たちから批判を受けます。 
    何故なら、面白がり屋は大体の場面において「不真面目」に見えるからです。 
    不真面目に見える人たちは誠実さに欠けるように見えるので 
    批判の対象になりやすいのでしょう。 
    話を戻しますが 
    ちきりんさんの「40代で二度目の人生を歩む」というのは 
    面白がり屋の発想だと思います。 
    「人生をより面白がるなら、別の環境に変えるのは一つの手じゃない?」と主張する事は 
    悪魔のささやきをしているように「良識的な」人たちは感じると思います。 
    だから、「その生き方はリスクが大きい」と考えるのです。 
    多くの人たちは「安定」という名の答えを求めます。 
    彼らはなぜ安定を求めるのか 
    私は確信をもって言うことは出来ませんが 
    一つ考えられることは、肉体、もしくは遺伝子のレベルで 
    「安定を求めることが自己の生存を高める方法」だと 
    刷り込まれている可能性です。 
    安定を求めない、逆に世界の不安定さを愉しんでしまう面白がり屋は 
    イレギュラーな存在なのかもしれません。 
    ですので面白がり屋は憧れと不信の両方の視線で見られるのでしょう。 
    しかしながら、そういったイレギュラーな存在が生物の進化を促していったことも 
    一つの事実だと思います。 
    また一方で、安定を求める多くの人たちに必要とされるのが 
    「宗教」であり、「伝統」や「歴史」なのだと思います。 
    それらは「指針」や「示唆」を与える存在ですが 
    「唯一無二で完全無欠な答え」と取る人も少なくないでしょう。 
    私も日頃の生活で「前例」に囚われたりするので 
    多くの人は生きていく中での「答え」を求めてしまうのかもしれません。 
    「黙れ小僧!〜」と言う人はその中でも特に完璧な答えを求めてしまう傾向が 
    もしかしたらあるのかもしれません。 
    長々と書いてしまい申し訳ありません。 
    結論として 
    ・ちきりんさんは面白がり屋の視点で物事を主張することが多い。 
    ・安定的な答えを求める人にとってはそれが不快であり苦痛。 
    ・「黙れ小僧! お前におれの不幸が癒やせるか!」と言ってしまう人は 
    常に完璧な答えを求めている可能性がある 
    ということが言えるかと思います。 
    私の拙い考えが海燕さんの思考の一助になれたら幸いです。 

     「面白がり屋」ですか。なるほど、ちょっとおもしろい捉え方です。
     でぃびさんが挙げられている方々には、たしかにある種の共通項がある気がしますね。
     それにしても、「面白がり屋」とそうでない人々の差はどこにあるのでしょう? 
  • 往年の名作エロゲを紹介してみるよ。(海燕のメール&レスポンス)(6076文字)

    2013-09-09 17:55  
    53pt


     いただいたメールへのレスポンス、毎週日曜日にまとめて行うつもりだったのですが、ちょっと気が変わったのでなるべく即レスを心がけることにしてみます。
     やっぱりメールをもらってから何日も放置するということは気がひけますからね。そういうわけで、ムーィテア・イレプさんから受け取ったメールに返信してみます。

     前回の質問にお答えいただきありがとうございます。
     連続で質問するのはどうかとも思ったのですが、あえてメールすることにしました。
     今回お聞きしたいことは、
     「キラ☆キラ、Fate、ホワイトアルバム2以外におすすめのエロゲ教えて下さい」
     ということです。前回(メール時点では数時間前ですが)カイエンさんはHKさんの、「『SomethingOrange』のおススメレビュー記事を再録するということはできないでしょうか?」という問いに対し、「どれを再録していてどれをしていないか忘れてしまったから」、と答えていました。
     もちろん、新しいレビューを書いたほうが生産的だ、という意見もわかるのですが、だったらこの企画やらないでもいいんじゃないか……と疑問に思ってしまったので、ならば折衷案として、メルマガであまり触れられてない話題――つまりエロゲなら問題ないのでは?と思ったのがきっかけだったりします。
     まあ、お答えいただけなくとも、それはそれで構わないのですが、気が向いたらお返事下さい。

     なるほどなるほど、ありますよー、オススメエロゲ。はたしてWin7やWin8で起動するかどうかは保証の限りではありませんが、おもしろい作品の過去記事ならいくでもあります。
     もっとも、ぼくが主にエロゲをプレイしていたのは10年近く前のことで、最近はすっかりご無沙汰、だから近頃のタイトルをほとんど知りません。そういう古くさいネタでいいなら、いくらでも作品名は挙げられます。
     ただ、やっぱりニコニコ動画という場でエロゲを取り上げていいのかという疑問があったので、普段は取り上げなかったわけです。はてなでは平気で取り上げていたのですが……。
     もちろん、わがニコニコが多少のエロネタを許容できないはずはないし、ほかのブロマガ主さんもいろいろエロエロなことを書いているようですが、Amazon画像を貼ったりすることはさすがにNGかな、とかってに思っています。一応、18禁商品ですからねえ。
     そういうわけで、とりあえずレビューだけ載せておきます。4年前の2009年7月に「『どんちゃんがきゅ~』がスペシャルおもしろかった件」と題して書いた記事です。どうぞご一読くださいませ。
    ・『どんちゃんがきゅ~』がスペシャルおもしろかった件。
     はぎゅ~、これはおもしろかった。思わず、はぎゅ~などとひと昔前の萌えキャラのようなことを口走ってしまうくらいおもしろかった。
     完璧な作品だとはいいません。好みが分かれるところはあると思います。しかし、好きなひとにとってはたまらない出来なんじゃないかな。
     少なくともぼくにとってはそうでした。あなたにとってもそうであったらいいな、と思います。はぎゅ。
     えっと、三十男が萌えキャラの真似をしていても心底気持ち悪いだけなので、正気に戻って続けます。
     この『どんちゃんがきゅ~』は『さかしき人にみるこころ』に続くlightの廉価版ソフト第二弾。ぼくが買ったDL版だと新品を3000円弱で購入できてしまうなかなかお買い得な作品です。
     もちろん、低価格で販売できる裏にはそれなりのからくりがあるわけで、背景や音楽は他の作品の使いまわしだったりします。
     しかし、それもその作品を遊んでいないひとにとっては関係ない話ですから、やっぱりお得だと思います。普通のエロゲは9800円とかですからね。
     ちなみに『さかここ』と『どんちゃん』は姉妹編にあたります。姉妹編です。続編ではありません。登場人物と物語背景こそ共通しているものの、話はたがいに独立しているんですね。
     なので、まずは『さかここ』からプレイしなくては、という気遣いは無用です。『どんちゃん』が気になった向きは遠慮なくこちらか始めましょう。
     もっとも、『さかここ』をプレイしておくとより楽しめる箇所があることは事実です。ただ、『さかここ』もクリアしているぼくの意見では、『どんちゃん』の方が出来は上。
     まず、ヒロインのどんちゃんこと純紀子さんが可愛い。可愛すぎる。前作をプレイしたひとの半分くらいは「何でどんちゃんルートがないんだ!」と叫んでいたことと思いますが、それはこの作品で主人公を務めてもらうためだったのですね。
     どんちゃんは前作のヒロイン亜利美の親友で、全人類はいいひと系、地球人はみんなお友だち系、の超善良な女の子。その上、お肌ぴちぴちの美少女さん♪なので、学校では当然のごとくモテモテだったりします。
     しかし、エッチな話をきくときゅ~となっちゃう困った癖のもち主でもあります。ある意味、エロゲのヒロインに向いていない子ですね。ああ、めんこい。
     ある意味、どんちゃんのこういうところをかわうい~と思うか、単にうざいと思うかがこのゲームのすべてかもしれない。
     もっとも、その嘘がつけないひと系のどんちゃんにも秘密はあります。いまはまだ恋人未満ですが、いいかんじのお付き合いをしている男の人がいるのです。
     ところがところが、そこは恋愛もののお約束、ハッピーな恋を育むふたりの前に、次々と障害が立ちふさがります。はたしてふたりは無事ラブラブな関係になれるのでしょうか、というところから、物語は始まるのでした。
     ま、ようするにラブコメなんですけれど、これはなかなか上質なラブコメです。その手の作品をわりとたくさん読んでいるぼくがいうのだから間違いない。
     あったかくてハートフルなラブコメディが好きな方には、文句なしでオススメ☆です。☆マークもうひとつ付けますか? オススメ☆☆です。
     前作を遊んだときも思ったけれど、全体の雰囲気が何となく少女漫画っぽいですね。さすがに『花とゆめ』に連載されていてもおかしくない、というところまでは行きませんが、どこか白泉社系の匂いを感じる。
     さらに今回は基本的にどんちゃんの一人称視点で進むので、前作に環をかけてフェミニンな雰囲気が漂います。最前、好みが分かれる、と書いたのはひとつにはそういう意味でもあります。
     で、序盤はとにかく甘い。相思相愛カップルのらぶらぶいちゃいちゃな日常描写がひたすらに続きます。
     とはいえ、主人公のどんちゃんも、相手役の俊夫も、とてもとても奥手なので、ふたりの関係は一気に進展したりしません。そこらへんが本作品のラブコメたる所以。
     それでも、ふたりはお似合いの、ほとんど運命的な恋人同士です。ふたりともこの無情な世界でひたすらに善意にあふれているというきわめて貴重な性格のもち主なのです。
     しかし、そんなふたりに世界は必ずしも優しくはありません。中盤以降、物語は、驚くほど緊迫した展開へ向かいます。
     甘い甘いラブコメだけを期待して買った向きは失望するかもしれません。でも、ぼくにとっては、この展開はすばらしくおもしろかった。というのも、 
  • ブロマガのランキングはどうやって測っているのか、その他。(4744文字)

    2013-09-08 16:08  
    53pt




     質問のメールをいただいたのでお答えします。

     こんにちは。
     メールフォームから問い合わせようと思ったのですが、返信が欲しかったので直接メールで失礼します。
     敷居の部屋の最前線、読みました。ブロマガの全てが書いてあるとのことでしたが、期待していいたようなことは書いていませんでした。
     以下、僕が知りたいことです。
    ・ブロマガは、読み手側は継続会員になると一ヶ月分の登録料が無料になると思いますが、そうなるとその分は書き手の側には収益が入ってこないのでしょうか。それとも、ニコニコ側がその無料分を補う形で、書き手側に報酬を支払っているのでしょうか。聞きたいことは要するに、書き手としてブロマガを始めた場合は、会員が増えても一ヶ月間待たないと収益に反映されないのか?というところです。気になります。
    ・ランキングは何に比例しているのか? 海燕さんがランキングの上位にいた頃は、毎日会員が増え続けていた時ですか? つまり、日間の会員登録者数が多い順にランキングに乗ることができるのでしょうか。最近も久しぶりにランキングに顔を出したと思いますが、その時の日間登録者数はどれくらいだったんですか? 日間でどれくらいの登録者がいれば、海燕さんの目指すランキング首位をとれますか? 気になります。
     敷居の部屋の最前線では、このような本当の裏側が聞けると思ってましたので少し残念です。YouTubeの場合は、動画広告でいくらくらいの収益が上がるのかを具体的に言ってはいけない規約がありますよね。ニコニコにもあるんですか?
     読者は、よりリアルな話を期待していると思います。僕が登録したのも4月か5月くらいです。その頃の記事は、レビューよりもビジネスよりな話が多かったと思います。今の世の中には、こんな素晴らしいものがあるからそれを利用すればひきこもりでもやっていけるよね、みたいな感じです。
     海燕さんのブロマガ以外の収益源も気になります。アフィリエイトの具体的なやり方なんかは、実際に公開している人はほとんどいません。いっつも抽象的で要領を得ないものばかりです。ネットで稼ぐ具体的なやり方は需要あると思います。結局、「金稼ぎ」はほとんどの人が持つ欲求ですからね。自然と興味を持ってくれる人も増えるでしょう。
     僕は、ホリエモンさんや津田大介さんと肩を並べる素人として「こいつは何者なんだ?」という興味から会員登録をしました。言ってしまえば、海燕さんは「素人の星」であり、希望なんです。海燕さんは自身のことを「無名」と言いますが、本当の無名から見れば十分に有名です。ただ、いくら有名になったとしても「素人」であることには変わりません。その素人だからこその良さを見せて欲しいな、と思っています。
     最近は書籍や映像のレビューがほとんどだと思います。それを望んている人もいると思いますが、レビューなんて他のところでいくらでも見られます。正直、ガッチャマンクラウズへの絶賛は見ていて気持ち悪くなってきます。海燕さんたちブロガーさんが言うところの文脈などもしっかり理解しているつもりですが、僕はあの作品を傑作だとか名作だとか言って褒め称えている人の気持ちがわかりません。「普通に面白い」という感想はありますが、まだ物語が終わっていないのに、よくあれだけ褒められるなぁ、という気持ちです。
     実際に、ネットでの絶賛が気持ち悪すぎて、視聴をやめてしまった人もいます。その人も「普通に面白い」という感想は持っていたのですが、ネットでの絶賛が原因で視聴をやめたのです。実写のガッチャマンが放映する時期と重なっているので、宣伝目的ではないのか、と疑う人もいると思います。疑いたくなくても、時期的に疑ってしまうのです。宣伝にしろそうでないにしろ、気持ち悪いことには変わりないのですが。
     長文になり申し訳ありませんでした。まとめると、上記二点の質問と、レビュー以外の素人ならではの記事への期待、です。特にガッチャンクラウズに関しては、海燕さんたちブロガーさん側からすれば、ぜひ観て欲しいオススメの作品だと思います。その為に宣伝しているのに、それが原因で視聴をやめている人もいるということを認識しておいてほしかったので、今回はメールさせていただきました。
     この内容は、公開可で大丈夫です。名前は匿名で。とりあえず、返信お待ちしております。
     以上、失礼いたします。

     ひとつひとつ質問にお答えしていきましょう。まずブロマガの初月無料についてですが、初月無料に設定した場合、その月の収入は入ってきていないと思います。
     「思います」と書くのはぼく自身、くわしいシステムは知らないからですが、じっさいの収入を見ているとどうも入っていないようです。
     つまり「会員が増えても一ヶ月間待たないと収益に反映されないのか?」という質問の答えはイエスです。
     ただし、ぼくの場合、ブロマガを初月無料に設定するかどうかは自分で決められました。ようするにこのブロマガが初月無料に設定されているのはぼくの意志であるということです。
     次に「ランキングが何に比例しているのか?」ですが、おそらく会員増加数に比例しています。
     これもおそらくと書くのは、ぼくがシステムのくわしいところを知らないからですが、じっさいに会員が増えたときはランキングが上がり、減ったときは下がっているのでほぼ間違いないでしょう。
     週間ランキングなので、1週間の会員数増加数で測っているようですね。たぶん会員減少数は関係ないと思います。
     どのくらいの数字でランキングに載ることができるかは、ほかの書き手の数字が関わってきますから、当然、流動的です。
     しかし、だいたいのところをいうと、1日3~4人(週間20~30人)くらいでランキングの下のあたりに入ってくるようです。
     1位を取るにはどのくらいの数字を記録すればいいか? これは、 
  • 海燕のメール&レスポンス(毎週日曜更新)。

    2013-09-08 13:29  
    53pt




     週に一度の「メール&レスポンス」のコーナーです。もうメールが届かないのではないかと懸念していましたが、意外と来ましたね。
     ひきつづき募集しているので、何かご意見がありましたら送りつけてください。大抵のことにはお返事できるのではないかと思います。
     この種の企画はメールが来ないとあっというまに頓挫してしまうのです。
     ここくらいの規模の有料ブロマガでこういう企画を続けていこうとすること自体、無理がある気もしますが、そんなことを云っていたら先は開けないので、どうかメールをください。お願いします。
     さて、そういうわけで、今週のメールに答えていこうと思います。一本長いものがあるので、別立てにします。あしからず。
     まずは、ムーィテア・イレプさんから。

    Q.
     いつも面白い記事をありがとうございます 
     特にガッチャマンクラウズの記事はありがたかったです。それ以前はタイトルすら知りま
  • 海燕のメール&レスポンス。(毎週日曜更新)

    2013-09-01 12:50  
    53pt




     海燕です。これから毎週日曜日には「海燕のメール&レスポンス」と題し、ある種のQ&Aコーナーを実施したいと考えています。
     べつだん質問でなく、より一般的なご意見でも、ご感想でも、あるいは人生相談でもかまわないので、メールをください。
     この企画はメールをいただけないとあっというまに頓挫してしまうので……。うまく行くようだったら長く続けていきたいと思います。
     さて、そういうわけで第一回。以下のメールに答えてみます。
     まずはHKさん。

    Mail.
     メルマガいつも楽しく読ませていただいています。 
     西尾維新「物語」シリーズをブログでとりあげていただいたら嬉しいです。特にハーレムメーカーとしての側面を語っていただけたら大変興味深いです。 
     お体にお気をつけてメルマガがんばってください。 
    Response.
     西尾維新の『化物語』のシリーズは『猫物語』あたりまでは読んで止めてしまいました。 そこまでの内容についてもだいぶ記憶があいまいになってしまっていて、意味があることを書ける自信がありません。 それにしても、当時ベストセラーだった「戯言シリーズ」を切り上げ、「物語シリーズ」を書き始めた西尾維新の英断には驚かされます。 当時は「え? どうして戯言を終わらせてしまうの?」と思ったものですが、いまになってみると完全に正しい判断だったんですよね。 『ファイブスター物語』の内容を一新した永野護もそうですが、天才と云われるクリエイターたちの「先」を目指す情熱は圧巻です。 「いま持っているもの」を守るのではなく、あくまで攻めの姿勢を忘れない。そういうクリエイターだけが、ほんとうの意味で素晴らしい作品を書けるんでしょう。 この機会に物語シリーズは序盤から読み返してみようかと思います。

     続いてはeraさんからのメール。

    Mail.
     いつも楽しく読ませて頂いています。 
     海燕さんが最近読んだ一冊完結ものの小説で面白かった作品があったら