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ハードSFと魔術的リアリズムに耽る。
2018-12-30 09:3451ptそういうわけで――何がそういうわけなのかわかりませんが、レムの『天の声』とマルケスの『百年の孤独』を並行して読んでいます。
それぞれハードSFとラテンアメリカの魔術的リアリズムを代表する歴史的傑作といわれる作品であるわけですが、いやー、面白い。両作品とも思いのほか「ふつうに」面白くて、いっそとまどってしまうくらいです。
まあ、いずれも文学史上最高峰の小説だから面白いことはあたりまえなのだけれど、特にレムのほうは超難解と聞いていたから意外にしゅるしゅる読めてしまって驚いているところ。
もちろん、書かれていることを完全に理解することはできないのだけれど、もうそういうものだと割り切ってしまえば非常に楽しく読める。こういういい方をして良ければほとんど陶然と読んでいるくらいで、やっぱり傑作って素晴らしい。
もちろん、それは自分自身を遥かに超越する怜悧な知性にふれる歓びであって、一般的なジャ -
チャレンジ。とりあえず五冊、読んでみよう。
2018-12-28 14:1051pt文学の冬です。最近の記事を読めばわかるように、なぜか突然、海外文学を読む意欲が湧いてきたので、図書館へ行って世界文学史上の究めつきの名作(なのではないかとぼくが推測しているタイトル)を何冊か借りてきました。
・ガルシア・マルケス『百年の孤独』
・アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』
・ウラジミール・ナボコフ『青白い炎』
・スワニスワフ・レム『天の声』
・サミュエル・R・ディレイニー『ダールグレン』
いずれもその分野においては高名ながら、何となくむずかしいんじゃないかなあと考えて避けていた作品です。
ガルシア・マルケスの『百年の孤独』はいうまでもなくラテンアメリカ文学の巨峰。ノーベル文学賞を受賞したこの作家の最高傑作にして、世界的にも最も有名な作品です。
まあ、20世紀文学を学ぶ者ならまず読んでいないことはありえないというウルトラメジャータイトルですが、当然のごとくぼくは読んで
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