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アメリカンコミック史上に冠絶する黙示録的名作に「神」を見た。

 かぎりなくいまさらではあるのですが、アラン・ムーアによる『ウォッチメン』原作版を購入しました。  『ウォッチメン』といえば、長い歴史を持つアメコミの世界に革命を起こしたともいわれる伝説の作品。一部ではアメリカン・コミックのヒストリーのなかでも最高傑作ともいわれるシロモノだけに、いまから読むのが楽しみです。何だか相当にぼくの好みっぽい設定だし。  ちなみにこの『ウォッチメン』は賛否両論の映画化ののち、最近になって本編続編(!)のテレビドラマシリーズが制作され、日本にも入って来ています。ふつうにレンタルビデオショップの店頭に置かれているので、パッケージを見かけた方も多いはず。  かなり好評らしいので、原作が面白かったらドラマシリーズのほうも見てみようかな、とぼくはいまから考えています。そのまえに『クイーンズ・ギャンビット』を消化しないといけないけれど……。  さて、その『ウォッチメン』はまだ買ったばかりで手もとに届いていないので、今日はその話ではありません。せっかく『ウォッチメン』を買ってアメコミ熱が高まっているので、以前買ってそのまま放っておいた(ごめんなさい)『キングダム・カム』を読むことにしたのです。  この作品は歳を取り、ヒーローを引退したスーパーマンと、脊髄を損傷したまま戦いつづけているバットマンを主人公にした物語。「キングダム・カム」とは新訳聖書マタイ伝から採られた言葉で、そのまま「神の御国は来たる」を意味しているようです。  LDさんのウェブサイトで見かけた白髪交じりのスーパーマンがかっこ良かったので買ったのですが、何となく読み進める気になれず、そのまま放置していたわけです。しかし、今回それをようやく読みました。  うーん、凄い! それこそ『ウォッチメン』や『ダークナイト・リターンズ』と並んでアメコミ史上でも屈指の傑作といわれる作品だけに、 

アメリカンコミック史上に冠絶する黙示録的名作に「神」を見た。
弱いなら弱いままで。

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海燕

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