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ポップでキュートなアトモスフィア。『ローリング☆ガールズ』が楽しい!

 ども。最近、わりとアクティヴな海燕です。本も読んでいるし、映画も見ているし、ゲームもやっている。すべて、一般的な社会人にとっては「遊び」でしかないわけですが、ぼくにとっては「仕事」。どうも遊びでメシを食っているようで申し訳ない限りですね。  しかし、そうはいっても読書や映画にはお金がかかるわけで、今月はテレビアニメを集中的に見ようと決心しました。手初めに敷居さん(@sikii_j)が取り上げていた『ローリング☆ガールズ』を見てみることに。  タイトル以外一切情報を仕入れていないのでどういう作品なのかさっぱり。とりあえず初回から見てみるか。――えーと、何だこれ(笑)。ちゃんと初めから見ても何が何なのかよくわからん。  何かの事情で全国の都道府県とか市町村が独立していて、その主権の代理人として「猛者(もさ)」と呼ばれる者たちがバトルを繰り広げている世界、というのはわかる。  しかし、そのアリスソフトみたいな設定から何が飛び出てくるかといえば、何なのだろう、この気の抜けた世界は。キャラクターデザインから何からポップかつキッチュでとてもぼく好みなのだけれど、初回を見ただけではまだ評価できないかな。  このだるだるなアトモスフィアを楽しむ作品なのでしょうか。音楽はすべてブルーハーツのカバーらしいけれど、歌っているのが女の子なのでキュートなガールズバンドの曲にきこえます。  設定だけ取るとニール・スティーヴンソンの『スノウ・クラッシュ』みたいだけれど、どこまでもポップでキュートな路線で行くつもりなのかも。  このあとのストーリーは特に気になりませんが、双葉杏リスペクト民としてこの種のだるだるな空気は嫌いじゃないので、継続して視聴したいところ。  ヒロインの女の子たちも可愛く描けているし、こだわりがあるのかないのかよくわからないあたりもGood。録画はしていおいたものの全然見る気がなかった作品なんだけれど、かなり楽しめる予感がします。やっぱり見てみないとわからないものですね。  何だろうな、よくわからないという意味では『ユリ熊嵐』もそうなのだけれど、あちらはジョークみたいな設定にもかかわらず、中身はほんとうにシリアス。一方、こちらはどう転んでもそこまでシリアスにはならないと思われ、気楽に見られます。  やっぱり寝ころんで楽しむのに適しているかと。幾度めかのダイエット中なので禁断のポテトチップスには手を出さないものの、本来はジャンクフードでもぱくつきながら楽しむのが似合うような作品ですね。  こういうお気楽系が一本あるといいよな。って、最近はむしろそういう作品のほうがマジョリティかもしれないけれど。ただ、ぼくはやっぱりどこまでもマジメなひとなので、本質的にはマジメな話が好きなんですよね。  この場合のマジメとは「思考の硬直」とニアな表現なんだけれど、ようするに融通が効かないということです。気楽な話もそれはそれでいいのだけれど、やっぱりほんとうはどシリアスな話を見たいと思っているのです。いや――この表現だと誤解を招くな。そういうことではない。 (ここまで1274文字/ここから1095文字) 

ポップでキュートなアトモスフィア。『ローリング☆ガールズ』が楽しい!
弱いなら弱いままで。

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海燕

1978年新潟生まれ。男性。プロライター。記事執筆のお仕事依頼はkenseimaxi@mail.goo.ne.jpまで。

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