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地元の友達が欲しい!

 きのうは月末ということで、いつもの日の倍くらいの予算を蕩尽し、母に代わって一切の料理をぼくが担当して作り上げました。何となく料理を初めて以来数年、ようやくひとりで台所を切り盛りできるようになったわけですね。実に感慨深い。  メニューは、ほたて貝柱の中華風カルパッチョ、ゆでえびとブロッコリのサラダ、とりむね中華五目炒め、鯛のづけ丼、つぶ貝の刺し身、しじみ汁、それにデザートのアイスクリームと、ぼく的には豪華絢爛。  ちょっとサラダの味つけとご飯の水加減をしくじったものの、全体期にはかなりうまくできたのではないかと。母も料理しなくて良くて満足、ぼくも美味しいものが食べられて満足、とみんなハッピーな一日でしたとさ。  そんなことどうでもいいという読者の声が聞こえてくるかのようですが、このブログは半分はぼくの日記なので一応メモとして残しておきます。  料理の腕という点ではほんとに成長したとつくづく思う。まあ、世間的に見ればまだまだレベル3くらいかもしれないけれど、何しろスタートがゼロからなので、とりあえずひと通りの料理を作れるようになっただけでも感動もの。  ひとは努力すればそこそこは成長するんだなあ、と思いますね。べつだん、料理の達人になる必要はないわけで(なれたらいいけれど)、ちょっと上達するだけで満足感が得られるあたりが素晴らしい。  ちなみにぼくが活用しているのはクックパッドの「プロのレシピ」です。月額360円取られるものの、クックパッドに寄せられる一般のレシピより格段にレベルが高いプロのレシピを活用できるスグレモノのサイト。これから料理を始めようという方にはオススメです。  ひとつ料理に限らず、最近はいろいろと細かく自己改革に励んでいるのですが、まだ決定的なことは何もできていない感じではあります。  もちろん、「こうすれば人生が変わる!」なんていう魔法の手段は存在せず、日夜、正しい意味での自己啓発を続けていくよりほかないのだとは思いますが、でも何とかして変わりたいですねえ。  まあでも、以前に比べればいくらか前向きにはなったと思う。昔から変わろう、変わろうとはしていたんだけれど、ひたすら空転するばかりでしたからね。その頃に比べれば、いまは着実に前進しているんじゃないかなあ。わからないけれど。  ただまあ、自己啓発という言葉にはあからさまに胡散臭さがただようこともたしかで、ほんとうにひとがそう簡単に成長できるのか、そもそも成長しなければならないものなのかという疑問を消すことはできません。  もっと変わりたい、成長したい、と願う一方で、ぼくはいまのままでもいいじゃないか、変化する必要なんて何もないじゃないか、とも思うのですね。 

地元の友達が欲しい!
弱いなら弱いままで。

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海燕

1978年新潟生まれ。男性。プロライター。記事執筆のお仕事依頼はkenseimaxi@mail.goo.ne.jpまで。

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