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精神科マンガに「世の中のふつう」から逸脱する勇気を見た。

 『Shrink 精神科医ヨワイ』という漫画がある。タイトルからわかる通り精神科を扱った作品で、なかなか面白い。  ストーリー以上に興味深いのがそれぞれの精神病の描写だ。何しろ問題含みのテーマだから、繊細な描写を要求されることは間違いないだろう。じっさい、この作品はきわめて丁寧に各々の病気を描き出しているように思える。  いま、『モーニング』では「子供の精神病や障害」をテーマにした『リエゾン』という漫画も連載されていて、いままであまり光があたることがなかったこの業界をスポットライトで照らし出している印象である。  一応、なんちゃって精神障害者であるぼくとしては、このテーマには非常に関心がある。何らかの障害を背負って生きていくとはどういうことなのか? また、障害を自覚したならどのように生きていけば良いのか? 考えるべきことは少なくない。  そういえば、Googleで検索してみたところ、この作品のワンシーンを引いて、発達障害について考察した記事を見つけた。 このシーンは発達障害者である僕たちが、組織で生きていくためにどういうスタンスで臨むべきか、具体的な示唆を与えている。 「できないことを無理に出来るようにするよりも、自分の得意なことを伸ばしていく方がいい」 「自分の得意なことが求められない環境なら、新しい環境を探した方がいい」 ということだ。 https://note.com/kirawarekenji/n/n651ace002ea0  この記述はぼくにも刺さる。ぼくは 

精神科マンガに「世の中のふつう」から逸脱する勇気を見た。
弱いなら弱いままで。

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海燕

1978年新潟生まれ。男性。プロライター。記事執筆のお仕事依頼はkenseimaxi@mail.goo.ne.jpまで。

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