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1記事から購入できる10月記事バックナンバー
10月記事バックナンバー
・【RIZIN復帰戦】浜崎朱加は2年間、何をやっていたのか?
・暗黒・新日本の象徴「アルティメット・ロワイヤル」の裏側■長井満也
9月記事バックナンバー
・RIZINアンバサダー蒼瀬くるみちゃん12000字インタビュー
・マネジメントから見たドーピング問題■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク
・なぜ『極悪女王』で“ブック”というネットスラングが使われたのか
8月記事バックナンバー
・愛憎の終着駅、新章の始発駅、超RIZIN3■笹原圭一
・セコンド大塚隆史が見た朝倉未来戦「蓮くんは五輪アスリート級の取り組み方だった」
9月記事バックナンバー
・金原正徳「クレベル戦が決まってから対策を練るレベルでやってない」
・中村倫也は安定してUFCで勝ち続けることができる■水垣偉弥
・計量問題を考える/アイポークの現場で起きたこと■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク
・【再掲載】初心者に優しい「MMAとドーピング」講座■タケ ダイグウジ・木村ミノル無限地獄
・DEEPフライ級GP優勝者・福田龍彌インタビュー
・ダーク・エージェントの戦いは真剣勝負だった■齋藤彰俊
・地獄の新生UWF新弟子編■長井満也インタビュー
・【令和のカート・アングル】太田忍「井上直樹は本物、朝倉海は人気先行」
・CMパンク、AEW電撃解雇の顛末
・朝倉未来はメンタルが弱い?/一寸先はRIZINなアゼルバイジャン
・生まれ変わったK-1リバースを語ろう■「立ち技の生き字引」サーバル
・QUINTETは邪道?/ドーピング驚愕の実態■高橋“SUBMISSION”雄己
・天心vs武尊・幻の放映権料/ジブリは「猪木☓新間寿」が続いた世界線
・暗黒時代の先にあったクレベルvs金原正徳という希望■余談で語るRIZIN44
7月記事バックナンバー
・極真世界王者・上田幹雄「大山総裁ならRIZINに殴り込んでいたと思います」
・三崎和雄が“家族”としてクレベル・コイケを支える理由
・【月刊FANZA編集長】プロレスとアダルトビデオ■松澤チョロの脱線プロレス
・【WWEとUFCの合併】ビンス・マクマホンの幕引きはいつか■斎藤文彦INTERVIEWS
・遺されたエディ・ゲレロファミリーの告発と確執
・K-1MAXのあの日から繋いできたRIZIN代々木の熱
・WWEが人種差別的なストーリー? シナリオライターの告発
4月記事バックナンバー
・萩原京平12000字インタビュー「平本蓮との再戦はお互いに勝ち上がってから」
・サトシ・ソウザ 人生はたまに負けるのがちょうどいい
・ぱんちゃん、木村ミノル、鈴木千裕……嵐のKNOCK OUT総括■宮田充プロデューサー
・鬼越トマホーク坂井「プロレスはドロップアウトする人間が好きなジャンルなんです」
・フライ級王座設立はベラトールよりRIZINのほうが早い!?■シュウ・ヒラタ3月記事バックナンバー
・【令和の掣圏道】平本蓮「佐山聡さんを意識して戦います」
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2月記事バックナンバー
・「PRIDEのテーマ」を使った理由■RIZIN演出統括・佐藤大輔
1月記事バックナンバー
・Switchが入った大晦日RIZINを語ろう■笹原圭一15000字
12月記事バックナンバー
・平本蓮と空手をつなぐ日本格闘技のサーガ■剛毅會宗師・岩崎達也インタビュー
・西川大和のサステイン契約問題■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク
11月記事バックナンバー
・【悪口と本音の15000字】平本蓮インタビュー「朝倉未来には負ける気がしない」
10月記事バックナンバー
・ズンドコから見た我らが英雄アントニオ猪木
・【史上最大のMMA対抗戦】榊原信行とスコット・コーカー、敗れざる者たちの逆襲
・日本人史上最年少でUFCと契約! 西川大和インタビュー「ステージが変わるだけ」
・【フライ級革命】堀口恭司の新しい旅が始まる■笹原圭一RIZIN広報
・AEWの噂と誹謗中傷……信者はアンチに豹変する
9月記事バックナンバー
・RIZINに外国人を取り戻す■RIZIN海外事業部・チャーリー柏木信吾
8月記事バックナンバー・朝倉未来vsクリスチャン・リーのスパー騒動を推理する
・齋藤彰俊インタビュー③「新日本プロレス道場で過ごした日々」
・最高のエキシビジョンマッチ! ブアカーオvsカズ・ジュニアを語ろう
・キング・ムエ会長・佐藤孝也「あんなにお客が入ったスタジアムは見たことなかったです」
7月記事バックナンバー
・THE MATCH総合演出・佐藤大輔「天心も武尊もちゃんと送り出せる映像を作りたかった」
・木下憂朔ラスベガスUFCコンテンターズ出場■シュウ・ヒラタ
6月記事バックナンバー
・RIZIN広報・笹原圭一のエンドルフィンマシーン的THE MATCH!!
・【UFCトーク】イリーの愛すべき不安定さ、風間敏臣vs中村倫也の展望■水垣偉弥
・RIZINに帰ってきたイリー・プロハースカという名のロマン
・【ROAD to UFC】最短契約へGO!! 中村倫也インタビュー
5月記事バックナンバー
・世界のTK“引退激勝”高阪剛16000字インタビュー
・【牛久、伊澤!!】一言多い有能コーチ・横田一則が語るRIZIN2冠のウラ側
・飯伏幸太LINE暴露騒動とは何か?■事情通Zの「プロレス 点と線」
4月記事バックナンバー
・いま最も刺激的な格闘家!! 修斗世界ライト級王者・西川大和1万字インタビュー
3月記事バックナンバー
・平本蓮ロングインタビュー「MMAに転向して本当によかった」
・追悼“レイザー・ラモン”スコット・ホール■斎藤文彦INTERVIEWS
2月記事バックナンバー
・恐るべき北の闘争家!! 修斗世界ライト級王者・西川大和インタビュー
1月記事バックナンバー
・“すべての戦いを知り尽くした男”船木誠勝が語るシバターvs久保優太
・齋藤彰俊インタビュー「名古屋の街の風紀を正していた高校時代」
・日陰者のグレイトカリスマ田村潔司に惑わされよう■松澤チョロの脱線プロレス
・ライフ・イズ・ビューティフル!! 扇久保博正“優勝記念”インタビュー
・笹原圭一の大晦日“RIZNサファリパーク”13000字振り返り
・【UFC契約更新!!】ラストワン佐藤天が語る「UFCと北米シーンの過酷な現実」
・扇久保博正に脱帽、朝倉海の諦めない心■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク
・【大晦日波乱】井上直樹はなぜ失速したのか■水垣偉弥
・伊澤星花が強すぎて怖い!! 「大晦日の出来は70パーセントぐらい」
・天心vs武尊の勝敗予想はまだ早い■鈴木秀明
・新日本プロレスvsノア対抗戦から見えた個人闘争の炎■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」
・大晦日に公開プロポーズされた女性はどんな気分なのか■オギちゃんの彼女さん
・「AEWには、あるべき多様性が欠如していた」…プロレスとポリティカル・コレクトネス
・ネットでも暴走するシバターvs久保優太
・コロナ禍から飛び出した“長与千種の遺伝子”ロシア人12月記事バックナンバー
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朝倉海の即UFC王座挑戦は「オーストラリアの◯◯」がきっかけ?■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク
多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー!17000字でお送りします! この原稿は10月12日にニコニコ生放送で配信されたものです(聞き手/ジャン斉藤)
・【元・静岡県警のマル暴刑事】 関根“シュレック”秀樹 薬物犯罪捜査を語る【12,000字】
――シュウさんがマネジメントする摩嶋(一整)選手のケラモフ戦が決定しました!11月のRIZIN名古屋大会になりますね。
シュウ ずっと前から内定はしてたんです。ケラモフが塀の中から出れたらやるということだったんですが……。――ケラモフは格闘家同士のイザコザで逮捕されて。シュウ 冤罪だったということで、アゼルバイジャンの政治家も動いていたので、問題なく出れらると1ヵ月ぐらい前からわかってまして。摩嶋選手も試合に備えて練習を始めてました。――摩嶋選手はRIZIN初のメインイベントで大チャンスですね。シュウ もともと春の佐賀大会でケラモフとやるはずだったので、その件でケラモフが出国できずに急遽今成(正和)選手とやることになって、そこでポカしちゃったんですけど。仕切り直しの一戦ですよね。RIZINさんには「ケラモフに勝ったらガーンとファイトマネーも上げてください」って言い続けてるんですけども(笑)。――そこはマネジメントとして大事な仕事ですね(笑)。摩嶋選手もRIZINではけっこうチャンスをもらってますよね。シュウ そうなんですよ。RIZINさんには安定してして使っていただいてますし、デビュー戦は斎藤裕選手、そのあとはクレベル選手……ここぞというところで落としちゃってるんですよね。3度目の正直でしっかり勝っていただければという感じです。ただ斎藤選手やクレベル選手も、間違いなくRIZINフェザーではトップどころなんで、下の選手に負けるよりはいいと思っていたところ、RIZINのフェザー級には外国人選手や覚醒した久保優太選手が斎藤選手に勝ち、それから新しい選手がいっぱい入ってきてるじゃないですか。マッチメイクがどういったかたちでスクランブルしていくのか、これからちょっと見どころなんですけども。――11月の名古屋も外国人がめちゃくちゃ多いですね。シュウ 楽しみですよね。国内はそれなりのファンベースができたんで、国外のことも考えてるんじゃないでしょうかね。世界は広くてUFCがまだ進出してない地域だっていっぱいあるわけじゃないですか。実際にアゼルバイジャンとかそういうところで大会をやってるわけですし。ちょっとずつ海外に進出していくんじゃないですか。――11月のRIZINは名古屋でしたけど、海外開催の話もありましたもんね。シュウ ボクもその噂は聞いてました。アメリカを見るとベラトールが完全に失速しているじゃないですか。――パリ大会も中止になったんですよね。どんな理由なんですかね。
シュウ いや、自分のことが忙しくてちょっと詳しいことは聞けてないんですけど……。よく選手たちに「この大会はどうなっているか?」とか「この選手の次の試合はいつですか?」とか聞かれるんですけど、基本的に、マネジメントをさせていただている選手に関係のないことは、そんなにプロモーターとかマッチメーカーに聞かないんです。現場で会ってビールでも飲みながら、なら聞くかもしれないですけど、我々のやりとりの9割はメールとか携帯のテキストメールじゃないですか。日本だとLINEになるのかな。そういった記録に残るかたちで、他の選手とか試合のことを聞いても、それは答えてくれるわけないと思っているんですよね。だから、どうしても知りたいことは電話して聞きますけど、そうでないかぎりは、全然知らないんです。ウチのスタッフが、いろいろと細かく調べて報告はしてくるんで。たとえば「次のTUFは125と170みたいです」とか情報は流れてくるんですけど、こちらから聞くことはそんなにないんです。ただ、ベラトールは今年で終わってもおかしくない雰囲気じゃないですか、もうはっきり言って。――正直、死に体ですよね……。シュウ みんなその先を考えていると思うんですよ。名前は出せないですけど、ベラトールのトップ選手たちのトレーナーたちから、私に「年末のRIZINのこと聞いてる?」とよく連絡が来ますもん。これって、彼らはもう試合する場がなくなることを察知しているということなんですよね。そうなると、試合ができなくてまったく稼げないのなら、半額でも試合したほうがいいと考えるわけなんです、高給取りは。とくに奥さんとか子供がいれば、なおさらなんですよね。それにお金だけでなく、ベラトールがダメになったからといって、みんなすんなりPFLで試合が組まれるわけでもないと思いますし。そしてPFLも……ガヌーがMMAルールで試合をしますけど、そこまで話題にはなってないですよね。――思ったより話題になってないですねぇ。PFLではガヌーのこの先も見えてないこともあるのかなと。シュウ PFLはお金をかけていろんなことをやってるんですけどね。なんかいまいちなんですよ。リーグ戦の優勝賞金100万ドルはすごいですよ。でも、選手やマネジメントの皆さんは賞金の大きさ以外にどれだけ魅力を感じているのかなって。――これは見る側の話ですけど、リーグ戦という形式に刺激がもうないですよねぇ。シュウ これは日本の皆さんへのサービストーク的なところはあるんですけども、ファイトマネーや試合できる頻度、舞台の大きさとかをトータルで考えたら、もしかしたらMMAのナンバー2はRIZINになったかなっていう。――いま一瞬RIZINが2位かもしれないですよね。
・井上直樹vs堀口恭司戦はあるか・井上直樹もUFCに行きたいが・パトリック・ミックスを安く日本に呼べる?・平本蓮の相手・ベラトールは死に体・ロイバルが朝倉海戦を断った理由
・神龍誠がDEEP参戦……17000字インタビューはまだまだ続く
いま入会すれば視聴できる動画
・笹原圭一「知られざるRIZIN黎明期」・RIZINマッチメイカー柏木信吾が語るジャパニーズMMAの現在
・元静岡県警のマル暴刑事が格闘家犯罪を語る■関根“シュレック”秀樹【大沢ケンジ☓タケ ダイグウジ】至近距離から見たドーピング問題
<配信予定>
・斎藤裕「RIZINとコロナは格闘技をどう変えたのか」
・もっと知りたい韓国格闘技事情 ゲスト:PKヤドラン -
【記事12本12万字】極悪女王、秋元強真、浜崎朱加、高田延彦、長井満也、アイスリボン…
非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! 記事12本132万字で800円!!(税込み)◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◎笹原圭一の「RIZIN48のことは嫌いにならないでください」◎【RIZIN48 15,000字語り】川尻達也「嫌な練習をしているかは試合を見ればわかる」◎【元・静岡県警のマル暴刑事】 関根“シュレック”秀樹 薬物犯罪捜査を語る◎【RIZIN復帰戦】浜崎朱加は2年間、何をやっていたのか?◎18歳の新星・秋元強真の時代がやってくる!!【インタビュー】◎「高田さんは相当強いっすよ……」ブラジリアン柔術家・高田延彦を語ろう■橋本欽也◎Netflix『Mr. マクマホン: 悪のオーナー 』を楽しんでいいのか
◎プロレス事情通Zアイスリボン給料未払いとは何か/新日本☓スターダム、飯伏欠場、スターダム離脱なし◎“3人目のクラッシュ”が回想する『極悪女王』の時代■伊藤雅奈子◎暗黒・新日本の象徴「アルティメット・ロワイヤル」の裏側■
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――出演告知ツイートをしたらですね、シュレックさんが元・刑事ということはご存知でも、マル暴だったことを知らない人がチラホラいたんです。なので、あらためて経歴を簡単に説明していただけないでしょうか。
関根 大学卒業後に静岡県警に入り、機動隊を経て刑事としてマル暴(組織犯罪対策部)に入りました。
――マル暴はどの犯罪を担当するんですか?
関根 暴力団犯罪すべてをやります。
――はっはー、すべて!
関根 泥棒だったら捜査3課、強行犯、殺人強盗や傷害は捜査1課、知能犯や詐欺、汚職なんかは2課なんですけど、暴力団はあらゆる犯罪を手に染めるので。暴行・傷害、詐欺、薬物犯罪……彼らがやる犯罪すべてを捜査します。――ということは、マル暴はあらゆる犯罪に精通しないといけない。
関根 そうですね。たとえば老人の家に入り込んで土地を奪っちゃう地面師。最近Netflixでもドラマ化しましたが、浜松でも事件が起きたんです。そうすると公正証書や登記簿なんかも見れないといけない。着手前に国家試験の参考書を買ってきて勉強するんですよね。そうしないと取り調べができないし、捜査報告書を書けなくなっちゃうんで。薬物に関しても同じですね。薬物犯罪と暴力団犯罪は隣り合わせ。根っこは同じなんで。――薬物と暴力団は繋がっていると。
関根 薬物を売ることで大儲けしてるわけじゃないですか。最初は暴力団と関係なくても、そのうち暴力団は目をつけますよ。やってることが犯罪なので、暴力団が売人をイジメてても警察にたれ込めないわけじゃないですか。暴力団には薬物や泥棒はご法度という決まりがあるんですけど、末端の組員なんかはしのぎができないと、そういうところに手を付けざるをえないんですよね。経済に明るい目端の利くやつだったら、まっとうな商売を家族や友人にやらせて大儲けすることができるんですけど。ヤクザモンもなる人間には、暴走族や不良で勉強してこなかった子たちも多いんで、簡単に稼げる用心棒だったり、薬物犯罪系が多いんですよね。――今回の木村ミノル選手が大麻所持で逮捕された件は前もって内偵されていたんじゃないか……という声があるんですがシュレックさんはどう見ますか?
関根 ……うーん、これは会員ページで話そうかなと。けっこうデリケートな話でもあるんで(笑)。
――なるほど、お気遣いいただきありがとうございます(笑)。話は遠回りしますけど、大麻の話でいうと、ボクシングの井岡一翔選手がドーピング検査で大麻成分の反応が出たときがあったじゃないですか。あのときシュレックさんはニュースサイトでコメントされてましたが、あらためてどうご覧になったんですか?関根 うーん、CBD(カンナビジオール)は、いわゆる合法のものでも反応が出ちゃうことはありますよね。なんとも言えないけど、井岡さんの場合はまた特別でJBC(日本ボクシングコミッション)からすごいイジメられていた部分もあるじゃないですか。
――タトゥーの件があったり、関係はよろしくなかったですよね。採取された尿の管理もずさんだったり。
関根 いまは知らないけど、10年前20年前まではボクシング、格闘技、プロレスの興行だったりは、裏社会と密接に関わり合ってた部分があるわけですよ。「男・山根」(山根明/元・日本ボクシング連盟会長)なんて方もいたわけじゃないですか。
――暴力団との交際が取りざたされてましたね。
関根 「どっちがどうなの?」っていう部分は昔はあったと思うんですよね。――シュレックさんが警官時代から興行との関係は確認できたんですか?
関根 自分の頃はまだまだ普通に密接でしたよね。
――デリケートな話は会員ページで……ということでしたが、充分デリケートゾーンに突入しています!
関根 ただ、この10年くらいですかね。とくにプロレスだったら新日本プロレスとスターダムの親会社ブシロードさんは、東証に上場している一流企業なわけですよ。そうなると反社と付き合いがあったら株式上場が停止されちゃう。全国の興行師、地方のプロモーターはもともとそっちだったりしたじゃないですか。だから売り興行のプロモーターのことをめっちゃめちゃ調べてるんですよね。――怪しい人たちとビジネスしてないかどうか。
関根 いまは完全に手を切ってやってるわけですね。そのへんのチンピラにも気をつけてるから、新日やスターダムの地方の興行でもそっち系の人たちはお客さんにもいないですよ。――昔はリングサイドにそれっぽい方々がずらりと並んでいたりしましたね。かつてのプロレスラーは全国にタニマチがたくさんいて、イコールそっちの人が多かった。でも、締め付けが厳しくなってからは「もうお付き合いはできません」と縁を切っているという話は聞いたことあります。
関根 それはある程度、大きな団体のレスラーだと思います。やっぱりフリーでやってる人たちや、小さな団体だとチケットをさばいたりするためにどうしてもそういう力が必要だったりします。大量に買い取ってくれるから、まだまだ付き合いがあるという話は入ってきますね。
――そういう方々の打ち上げの席にレスラーが派遣されて接待することはまだあるみたいですね。関根 さっきも言ったようにブシロード傘下の新日本やスターダム、あとサイバーファイトですね。このへんの団体のレスラーはそのへんをものすごく気をつけてやってると思います。
――こういう言い方すると、他の団体はそういう繋がりがあるみたいに聞こえますけど、決してそういうわけじゃないですよね?(笑)。
関根 はい(笑)。いまや関係のある団体のほうが珍しいです。新しい風として、地域に根付いたプロレス団体がありますよね。九州プロレスさんなんかは、九州の企業連合体が支援している。変な付き合いがあったらそんなことは無理ですよね。
記事12本12万字の詰め合わせセットはまだまだ続く……
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