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月曜ナビゲーター・宇野常寛 J-WAVE「THE HANGOUT」2月9日放送書き起こし! ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.262 ☆
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月曜ナビゲーター・宇野常寛 J-WAVE「THE HANGOUT」2月9日放送書き起こし! ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.262 ☆

2015-02-16 07:00

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    月曜ナビゲーター・宇野常寛
    J-WAVE「THE HANGOUT」
    2月9日放送書き起こし!
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2015.2.16 vol.262

    大好評放送中! 宇野常寛がナビゲーターをつとめるJ-WAVE「THE HANGOUT」月曜日。ほぼ惑月曜日は、前週分のラジオ書き起こしダイジェストをお届けします!

     
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    ■オープニング・トーク

    宇野 時刻は午後11時30分をまわりました。深夜のたまり場、「THE HANGOUT」月曜ナビゲーターの宇野常寛です。たびたびこの番組でもお話させていただいておりますが、僕が編集している雑誌「PLANETS」の最新号、東京オリンピック特集がこのたび発売になりました。同世代のクリエイターや研究者が結集して、2020年の東京オリンピックの、理想の計画案を1冊にまとめた本です。そして、先週の水曜日には渋谷のヒカリエで、この本の刊行イベントをやりました。おかげさまで、消防法の限界に近い超満席で、ものすごく大盛況だったわけなんですけども、そこで一つ問題が発生しちゃったんですよ。

    この刊行記念イベントは、PLANETSのイベントには珍しく、わりと女性のお客さんが多かったんですよ。自慢じゃないけど、僕が主催するイベントに来てくれるお客さんって、95%が男子なんですね。だいたい、メガネをかけていて気難しそうで、ちょっと暗い顔をした男性が、僕のイベントにくるお客さんの95%なんですけど、その日は女性がすごく多かったんですよ。しかも、かわいい子が目立っていたんです。早い時間から来て会場の前の方の席に座っていたりして、これはもしかしたら僕の時代が来たんじゃないかって思ったんですよ。1年以上かけてつくった渾身の1作によって、なんか自分の未来が大きく別方向に開けていったんじゃないかって、内心「きたー!」とか思っていたんですよ。

    で、トークが終わった後に、僕を含むパネラーとの交流タイムに入ったんです。僕はもう、今から数10分間、女子ファンからアツい眼差しを注がれるのかなとか思って、ちょっとドキドキしていたんですよ。そしたら目の前の席に陣取っていた女子たちが、いっせいに僕の隣のやつのところにやってくるんですよ。あの、僕の隣にね、オリンピックの開会式や競技中継のアイデアを担当した、チームラボの猪子寿之がいたんですよ。それで、女子たちがもうまたたく間に猪子さんの前に列をなしているわけですよ。もう、ほとんどアイドルのチェキ会みたいな状態なんですね。「猪子さーん、ツーショットお願いできますか?」「あっ、いいよー」みたいな感じで、猪子さんが軽快なピースで次々と女子と写真を撮っていく列が僕の隣にできているんですよね。

    もうね、これはなんの会場なんだろう? みたいな感じですよね。なんか、2020年の近未来の日本の、オリンピックに象徴される日本の未来を考える知的なイベントじゃなかったのかと。なんだこりゃと思って、僕の内面にすごく嫉妬の青い炎が燃えてきていたんですけど、来たんですよ。僕のところにも。「宇野さん、写真撮りましょう!」って声が! で、「ついに来たー!」って思って振り返ったら、ちょっと韓流スターみたいな感じが入っている、イカツイ系の男子学生たちが、僕を熱いまなざしで見ているんですよ。で、「僕たち明治大学の、門脇耕三研究室のメンバーです!」とか言っていて、あの、この本で都市開発のプランを担当した、建築学者の門脇耕三さんって人がいるんですけど、彼のゼミ生たちが、僕をいつのまにか囲んでいるんですよ。もう、猪子さんのところに並んでいるファンたちが、『けいおん!』とか『ひだまりスケッチ』とか、まあAKB48みたいな感じだとしたら、こっちは、なんて言ったらいいのかな、『新機動戦記ガンダムW』、『頭文字D』とか『聖闘士星矢』とか、そっち系ですよね。「ああ……僕って一生こっち側なんだろうなあ……」と思いながらね、僕も、満面の笑みでね、彼らと一緒に写真を撮りました。それが、僕の刊行記念イベントの美しい思い出です。
    えー、ということで、イカツイ男子大学生にモテモテのナビゲーター宇野常寛がお届けする、J-WAVE「THE HANGOUT」今夜もスタートです。

    〜♪

    宇野 J-WAVE深夜のたまり場「THE HANGOUT」月曜日担当ナビゲーター宇野常寛です。もうね、猪子寿之とは近いうちに決着をつけるしかないですね、ほんとに。マジで。いまピクシブの社長の片桐孝憲さんって人と相談していて、猪子寿之を48時間くらいどこかのホテルとかに監禁して、その間ずっと『けいおん!』とか『らき☆すた』とか『とらドラ!』とかそういうアニメを見せて、二次元美少女オタクとして覚醒させようと思っているんですよ。もうね、洗脳するしかないなって。なので、彼には30代なかばで人生の曲がり角を迎えてもらう予定です。いやー、でもね本当に、僕は世界を真っ二つに分割したらこっち側の人間なんだなっていうことを実感した出来事でしたね。ということで、今日のゲストですが、まあ、こっち側の住人というか、こっち側の人間のための夢の城を築き上げた人に来てもらったので、じっくりお話を聞いていきたい思います。

    この番組は、夜更かし族のみなさんのたまり場です。ツッコミや質問も大歓迎。みなさんの積極的な番組参加をお待ちしております。ハッシュタグは、#hang813です。メールの方は、この番組のホームページのメッセージボタンから送ってください。「PLANETS vol.9」の感想もお待ちしております。今夜のメールテーマは「男女の友情」。YouTube Liveでスタジオの様子を同時生配信中です。というわけで、宇野常寛がナビゲートするJ-WAVE「THE HANGOUT」それではここで、本日の1曲目をお聞きください。こっち側の世界の男たちの生き様を歌い上げた1曲です。アニメ『まんが水戸黄門』のオープニングテーマで、「ザ・チャンバラ」。

    〜♪

    宇野 お送りいたしましたのは、塚田三喜夫で、「ザ・チャンバラ」でした。あらためましてこんばんは、J-WAVE深夜のたまり場「THE HANGOUT」月曜日担当の宇野常寛です。さっそく「PLANETSvol.9」の感想を頂いております。これはラジオネーム、なかがわんさん。

    「宇野さんこんばんは。そして、『PLANETS vol.9』発売おめでとうございます。自分は、書店でフライングゲットしました。ゆっくり読んでいるのですが、特に、古田敦也さんのインタビューで話題になった、スポーツと地域の問題について、地方球場の活用や、地域型総合スポーツコミュニティの話が出てきたことは、とてもよかったと思います。東京だけでなく、地方も五輪に対して、どう向き合うのか、考えるきっかけになると思いました」

    宇野 ありがとうございます。そうなんですよ、あの古田敦也さんが出てくださっているんです。僕とNHKの番組で一緒になったことがご縁で、取材を受けてくれたんですけど、取材当日は白熱した議論になったんです。いま地域コミュニティはどんどん衰退していっているので、カルチャーを使ったようなテーマコミュニティしかないんですよ。要するに、野球が好きとか、アイドルが好きとか、アニメが好きとか、いろいろある中で、いま日本が持っているインフラでいちばん強いのが野球のインフラなんじゃないかっていう話で、古田さんと盛り上がっていたんです。スポーツを使った地域の盛り上げ方といっても、いろいろ難しいじゃないですか。それこそ、ちょっと暴走してしまうようなファンコミュニティができてしまったり、そういった歴史を踏まえつつ、スポーツを使って地域社会というものを再編していくことができるのかっていう議論をしているので、是非ともチェックしてください。

    〜♪

    ■ゲストトーク

    宇野 J-WAVE深夜のたまり場「THE HANGOUT」六本木ヒルズ33階J-WAVE Bスタジオから生放送。月曜日は宇野常寛がお届けしております。今夜は、DMM.make AKIBAのプロデューサー、株式会社nomad代表、小笠原治さんをお迎えいたしました。よろしくお願いします。

    小笠原 よろしくお願いします。小笠原です。

    宇野 よろしくお願いします。小笠原さん、ちょっと前に、awabarで会って以来ですかね。六本木に小笠原さんがつくった、IT企業や今の小笠原さんが支援しているものづくりベンチャーの人たちが集まるバーがあるんですよね。

    小笠原 外からは、「高いシャンパンを金持ちが飲んでるんでしょ」って言われるんですけど、一杯500円からの、安っぽい立ち飲みですけどね。

    宇野 こう言っちゃなんですけど、うなぎの寝床みたいなところに、ものすごく濃い面子、過剰にオーラのある人たちが、ずらーっと並んでいる感じなんですよ。あれ、たぶん日本で一番濃い空間だと思います。

    小笠原 濃いですねえ。だいぶ濃いですけれど、でも外からみると、普通の方からみると、誰がいるのかわからないのでね。

    宇野 そこがいいですよね。あの、お店に来やすい感じがね。っていうかリスナーのみなさんからしたら、この人はバーを経営している人なのかなみたいな空気になっていると思うので、自己紹介的なものをお願いできますか。

    小笠原 そうですね。僕は15年ぐらい前からインターネットの仕事をしています。で、さっき紹介して頂いたように、サーバーを貸すような仕事をずっとしてきたんですけど、最近はネットの仕事というよりは、ネットと繋がったモノをつくったりするための場所づくりみたいなことをしています。

    宇野 その象徴が、DMM.make AKIBAなんですよね。ここはどういう場所だというふうに言ったらいいんですか?

    小笠原 そうですね、ちょっと大げさな言い方になりますけど、例えば、スマホを一台まるまる完成させられるような場所なので、家電をつくったりもできるし、これからいろんなものをつくっていきたい人に必要なものが全部そろっている場所、という言い方をしています。

    宇野 これ、パッと言うとなんでもないことのように聞こえますけど、すごいことなんですよね。ふつう、超大企業しかひと通りのものを自社でつくるってなかなかないわけですよね。

    小笠原 そうですね。設備だけでもたぶん今回5億円以上、設備だけでかかっていますしね。

    宇野 そうなんですよね、ふつう小さい会社がスマホをつくりたいとか、電子ジャーをつくりたいとか思ったとしても、製品まで自分のとこでつくるって事実上不可能なんですよ。

    小笠原 あと、ふつうは検査試験が無理になってくるので、そのへんの機械もたくさんあります。

    宇野 いま日本で家電ベンチャーっていうか、小さい企業がどんどんものづくりに乗り出しているので、彼らのシェアオフィスをつくって、そこにどーんと設備を置くことによって、日本のものづくりを活性化させようというのがコンセプトなんですよね。ちなみに、なんでインターネット屋さんがものづくりにシフトしたのかっていうのが、多くの人の疑問だと思うんですけど

    小笠原 特に、なぜDMMとしてやっているのかって、かなり不審がると思うんですけれど、15年ぐらい前のインターネットの黎明期と、いま新しくネットに繋がった家電をつくろうっていう業界って、すごく似ているんですよ。できることの幅が広がったり、オープンになろうとしたり、大手企業から人が辞めて、自分たちでやろうとしたりね。また、いまお金の環境とか、そういうのもすごく似ていますね。

    宇野 まあ、つまり15年前のインターネットって超フロンティアだったじゃないですか。それと同じことが今家電ベンチャーとかものづくりの世界にあると。それはなんで起こったんですか?

    小笠原 すごく簡単に言ってしまうと、まず部品とかモジュールが、手に入るようになりました。例えば、みなさん普通に何気なく使っていますけど、Wi-Fiとか、Wi-Fiを使うための部品とかモジュールって、少し前まで個人が手に入れるってすごく難しかったんですよね。でも今は、例えば中国のアリババとか、ああいうところで頼んでしまえばすぐに、ひとつからでも手に入ったりしますからね。

    宇野 みんな気づいていないだろうけれど、インターネットが生まれることによって、ものづくりの敷居が一気に5段ぐらい下がっているっていう理解でいいですか。

    小笠原 5段どころか、10段ぐらい下がったイメージですね。

    宇野 そのことがいま、世界的なメイカーズ・ムーブメントってのを下支えしていると。

    小笠原 そうです、一番大きなポイントですね。

    宇野 でも、僕がいまお話を聞いていて思ったのは、それはものづくりがアツイという理由ではあるけど、小笠原さんがなぜインターネットからものづくりにシフトチェンジしたのかっていう、決定的な理由ではない気がするんですよね。
     

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