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記事 4件
  • 【対談】家入一真×宇野常寛 なぜインターネットは〈遅く〉あるべきなのか(後編)

    2018-12-05 07:00  
    550pt

    今朝のメルマガはPLANETS CLUBで開催された、家入一真さんと宇野による対談の後編をお届けします。後編では、将来的に訪れるであろう個々が直接的につながるインターネットのあり方や、お金がネットワーク化された先にあるヴィジョン、プラットフォームが金融の機能を担う可能性、「遅いプラットフォーム」の具体的なプランなどについて語りました。(構成:鈴木靖子) ※本記事の前編はこちら
    本記事はPLANETSCLUB第7回定例会の内容を記事化したものです。PLANETS CLUBへの入会はこちらから
    若い世代を送り出すという遺伝子の残し方
    家入 「遅いインターネット」には、たとえば落合陽一さんとかはあちゅうさんとか、けんすうさんとか、いろいろな人が関わってると思うんですけど、この輪ってもっと拡がっていくんですか?
    宇野 僕は第二、第三の落合陽一を出したいのね。それは、テクノロジーだ、イノベーションだでバズるという意味ではなくて、20代でその専門の業界では注目されつつあって、この先、世の中に対してインパクトのある仕事をしていく人の背中を押したい。  僕自身、落合くんとの出会いは衝撃的だったんだよね。彼の考えていることはこれからの世の中を考えていくときに、とんでもなく大きな意味があると。ただ、そのことを理解して、しっかり世に送り出せる人間は、申し訳ないけどいまの出版業界で自分以外いないだろうなと思ったの。それで、当時まだ暦本研(東京大学大学院学際情報学府 暦本研究室)の大学院生だった彼に、「本を書かないか」って話をしたんだよね。  彼の言っていることは僕が本にまとめないと、この才能があんまり良いかたちで世に出ないんじゃないかというある種の焦りというか、変な使命感があった。でも、本を出したあとに、これはメディア人としてすごく充実感のあることだし、幸福なことだなと思ったのね。  僕も40歳になるし、落合くんみたいな若い才能を送り出すことを、これからの仕事としてやっていきたいなって思ったんだよね。これはそれまでなかった欲望なんだけど。
    家入 僕も今年の12月に40歳なります。
    宇野 同い年だからね。僕は今年の11月に40歳。
    家入 やっぱりそうなっていくのかな。僕もここ1、2年くらいでそういう責務みたいなことを感じるようになった。下の世代に対して何ができるかって意識は急に生まれたものではないかもしれないけど、本当に思うことが増えた。
    宇野 自分の本や雑誌を作ることは前提として大事なんだけど、若い世代を送り出すという遺伝子の残し方もあるって思ったわけ。その方がより多様なかたちで世の中に対してポジティブな影響を与えることができるんじゃないか。それは、落合くんと出会って学んだんだよね。
    家入 それはいつぐらいですか?
    宇野 2014、5年かな。2014年にPLANETSを法人化して、メルマガをもっとメディアっぽく使っていこうと思って、いま僕の知っている一番トンガッてる人にインタビューしようと呼んだのが落合くんだった。そこで「魔法の世紀」って言葉が生まれて、メルマガの連載につながっていくんだよね。
    ▲『魔法の世紀』
    家入 じゃあ、いまの活躍ぶりは感慨深いものがあるね。
    宇野 そうなんだけど、なんか「ちょっとあいつ凄すぎる」って感じもあって(笑)。僕が想像していたのとは違う方向だけどね。
    家入 どういう想像をしてたんですか?
    宇野 アメリカに行くと思ってた。某グローバル企業が彼と組みたい的な話もあったはずだし、その流れで向こうに行くのかなって思っていたんだけど、意外と日本に残ってるなって。じゃあもう1冊作るかと思って、『デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』を作ったんだよね。
    ▲『デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』
    そんなわけで最近は、落合くんに続くような若くて新しい著者を探しているんだよね。でも、未来の落合陽一になる彼ないし彼女の担当も、本当は僕じゃなくてもっと若い人がやるべきだと思う。
    家入 箕輪さんとかですかね。箕輪さん、今後どうするんだろう。それこそ彼が「こいつヤバい」っていう若い人を発掘して、本でガッと押し出すみたいな役割を担っていくのかなって思うんだけど。
    宇野 市場にアクセスして一気にメジャー化することに意味があると思えば、彼はやると思う。ああ見えて、かなり考えてる人だから。ただ、僕はああいう10万部級のものを作るという意思はないんだ。もちろん売れたら嬉しいけど、瞬間最大風速に興味はない。
    プラットフォームが消えても言葉とコミュニティは残る
    宇野 家入一真が今後、どうするのかを聞いてみたい。家入さんは、どこかのタイミングで「インターネットはお金に結びつかなければ脆弱だ」と思ったはずなんだよね。
    家入 うーん。
    宇野 インターネットって人間の意識を結ぶだけのもの。でも、家入りさんは、先に意識が結ばれて、お金が結ばれていないことに対して違和感を覚えていたんじゃないかな。お金がつながらないと自分の信じるインターネットは実現できないと思ってやっていたはずなんだよね。
    家入 たしかに。僕は「お金をなめらかに」という言い方をよくするんだけど、「なめらか」ってどういうことかを考えると、たとえば、困ってる誰かを助けるとき、あるいは誰かの「やりたい」という気持ちを応援したいとき、銀行振込でお金を送ると手数料がかかりますよね。10円送るのに300円かかったら意味がないし、遠くに住んでいると手渡しも難しい。  僕には「お金は質量を失った瞬間、コミュニケーションとともに流れる世界になっていく」という思想があるんです。それが「お金をなめらかに」って話なんですね。クラウドファウンディングもそうだし、それをもう少し先鋭化したアプリ「polca」だったり。挨拶くらいの感じでお金が飛び交う世界をどう作るか。それが思想としてあるんですよ。  ただ、僕らが企業体としてそれを提供する以上、なにかしらのマネタイズが発生せざるを得ない。もちろん従来より全然安い手数料でやれるんだけど、そのためにもっと大きな経済圏を描かなくてはならないというジレンマもある。  コインチェックの事件でブームは落ち着きつつあるけど、ブロックチェーン、ビットコインなどの仮想通貨が本質的に実現しようとしていたのは、プラットフォームを解体する動きなんですね。  どういうことかというと、クラウドファウンディングひとつとってもそうで、たとえば宇野さんがこういうことやりたいって言ったとき、CAMPFIREを介して手数料を取る必要なんてないわけですよ。  宇野さんを応援したい人たちが直接、宇野さんとつながって、宇野さんの試みを応援する。あるいはまだつながってはいないけれど、試みが伝播して「面白いから自分も支援してみたい」と、個人と個人が直接つながってお金が行き交う世界ができれば、プラットフォームなんて必要ないんです。  メルカリだってそうですよね。「こういうものが欲しい」って人と「こういうものを売りたい」って人がいるなら、プラットフォームを介さず直接つながり合えばいい。  その実現は、たぶんもうちょい先だと思うんですが、プラットフォームがいまだに存在するということは、まだまだ旧態然とした古臭い状況にあるということは事実なんです。本質的には、僕らみたいな存在が消え去ることが一番いいんだと思う。
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  • 【特別対談】家入一真×宇野常寛「東京じゃやりたくてもできないことを、ドヤれる地方が今熱い」 ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.155 ☆

    2014-09-10 07:00  
    220pt

    【特別対談】
    家入一真×宇野常寛
    「東京じゃやりたくてもできないことを、
    ドヤれる地方が今熱い」
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2014.9.10 vol.155
    http://wakusei2nd.com


    この一年、日本じゅうのさまざまな農村を回ってきたという家入一真さん。イケダハヤトさんも高知への移住を発表するなど、インターネット以降の文脈でいま「地方」に注目が集まっています。東京・大阪・名古屋のような都市部ではない、日本の「地方」や「農村部」に宿る魅力とは? 家入さんに直接お話を伺ってきました。


    ▼プロフィール
    家入一真〈いえいり・かずま〉
    1978年生まれ。福岡県出身。株式会社ハイパーインターネッツ取締役。BASE株式会社共同創業取締役。カフェプロデュース・運営partycompany Inc.代表取締役。スタートアップベンチャー投資partyfactory Inc.代表取締役、モノづくり集団Liverty代表など、さまざまな業種のベンチャー企業に参画している。2014年、東京都知事選出馬。主な著書に『こんな僕でも社長になれた』(ワニブックス、2007)、『もっと自由に働きたい』(ディスカヴァー•トゥエンティワン、2012)、『ぼくらの未来のつくりかた』(双葉社)など。
     
    ◎構成:ミヤウチマキ+PLANETS編集部
     
     
    ■インターネットによって「主婦の知恵」が社会に拡散されるようになった
     
    宇野 家入さんは最近、色んな地方の農村をまわってきたんだよね。どんなことが印象深かったの?
    家入 僕が回ってきたなかで特に面白かったのは徳島県の上勝町っていうところで、ここでは葉っぱビジネスが盛んなんだよね。懐石料理とかで下に敷いてある、あの葉っぱを採って売るビジネスなんだけど。そのビジネスを主体的にガンガン進めているのが、ムラのおばあちゃんたちだったんだよね。彼女たちは仕事の管理もタブレットとかでしていて、最新のITガジェットをすごく上手く使いこなしていて。そのビジネスが浸透する前は、「女は家にいるものだ」っていう根強い風潮があって、女性がお金を稼ぐなんて考えられなくて、ずっと家の中にいたんだけど、今では年収1千万くらい稼ぐおばあちゃんもいるらしいんだ。
    宇野 それ、おもしろいね。この前、「おとりよせネット」を運営している粟飯原理咲(あいはら・りさ)さんっていう起業家の人に取材してきたんだけど、そこで気づいたのが、主婦って色んな文化とか知恵を蓄積しているんだけど、基本的にはそれが自分の家庭内かご近所コミュニティの中でしか共有されていないことが多いよね。
     
    ▼参考リンク:"中食"はポスト戦後の食文化にどう介入するか――アイランド代表・粟飯原理咲氏が語る「お取り寄せ」の現在 http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar519888
     
    そこにインターネットとか最新のテクノロジーが入ることによって、洗濯とかハウスキーピングとか、収納といった、コミュニティ内に限定されていた主婦の知恵が無限に拡散できるようになった。クックパッドなんてまさにそれで、外側からは見られなかった主婦の知恵を、誰もが見られるレシピという形で部分的に開放したんだよね。主婦の人たちがインターネットによって家にいながら社会に接続することができるようになった。
    今まで主婦の家事労働ってなかなか換金されてこなかったけど、換金したら実はすごい額に相当するとかいう試算がよく社会をにぎわせているじゃん。まさに彼女らがやってきた家事労働というものをネットワークに開放することでビジネスにしていったり、主婦の知恵を社会に発信していって、それで今のインターネット文化がさらにアップデートされていく、なんてこともありえるんじゃないかな。
    家入 そうそう、主婦の人って、意外と発言小町とか見てたりするんだよね(笑)。
    宇野 〈インターネット×家事〉が熱い! みたいな構図ってけっこうおもしろいと思うんだよね。たとえば、ここにコーラをこぼしたとするじゃない。このコーラの染み抜きの方法が分かるなら100円払ってもいいって言う人が必ずいるはず。
    家入 それと似たような話で最近僕が思っているのは、一人暮らしの人が自炊すると、だいたいご飯が余っちゃうでしょ。だから「せっかく作ったからみんなおいでよ」って言って、友達だけじゃなくて知らない人も集めてみんなで一緒に食べるっていうのが今アメリカで流行っていて、ああいうこともやってみたい。「肉会」とか「焼き肉部」みたいな集まりの自炊版みたいな感じだよね。
    宇野 基本的に自炊って3、4人分の量を想定して、それも1週間とかの単位で買わないと、確実に経済効率が悪いはずなんだよね。でも結局、低いカロリーで美味しいご飯を食べようと思ったら、今でも自炊がナンバーワンなんだよね。そういったときに家入さんが言っているようなマッチングサービスが広まれば面白いと思うし、絶対ネットでやるべきだよね。
    たとえば、すごい自炊能力が高い人がまとめて5人くらいの食材を買えるとおいしいご飯が作れるんだから、そこに食べたい人間が登録していってまかないつきの下宿がつくれたりするかもしれない。さらに、そこで若者とおじいちゃんおばあちゃんの交流とかも生まれたりするかもしれないよね。まあ、これって僕がよくDisってる「いい話臭」のする話であるんだけど(笑)、でもそれでいいと思う。
     
     
    ■「東京」がすぐに変わらないなら、「地方」から変わっていけばいい
     
    家入 いい話つながりでついでに言うと、2002年のサッカーW杯のときに、カメルーン代表の選手たちがキャンプするところがなくて、大分県の中津江村に泊まって、そこで村人たちとの交流が生まれ……みたいないい話があったよね。今度の東京オリンピックだって、東京でやるものではあるんだけど、そういう地方の活用の仕方もあるんじゃないかって思うんだけどね。
    宇野 多分〈東京〉と〈地方〉っていう2者関係で捉えてしまうと煮詰まっちゃうんだよね。そうじゃなくてもっと視野を広げて、地方が直接外国と繫がるっていうことを、もっと考えてもいい。
     
  • 起業家・家入一真インタビュー 「何者でもない、みんなが『バカ』になれるオリンピックを実現したい」 ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.080 ☆

    2014-05-28 07:00  

    起業家・家入一真インタビュー 「何者でもない、みんなが『バカ』になれるオリンピックを実現したい」
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2014.5.28 vol.80
    http://wakusei2nd.com

    今日のほぼ惑は、起業家の家入一真さんが登場。「体育会系にルサンチマンがある」と言って憚らない家入さんは、2020年に東京で開催されるオリンピックについていったいどんなことを考えているのでしょうか―ー?
    【PLANETS vol.9(P9)プロジェクトチーム連続インタビュー第7回】 
    この連載では、評論家/PLANETS編集長の宇野常寛が各界の「この人は!」と思って集めた、『PLANETS vol.9 特集:東京2020(仮)』(略称:P9)制作のためのドリームチームのメンバーに連続インタビューしていきます。2020年のオリンピックと未来の日本社会に向けて、大胆な(しかし実現可能
  • 選挙は手段のひとつにすぎない――家入一真×安藤美冬×高木新平×宇野常寛×堀潤『都知事選 ジ・アフター』現場レポート ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.022 ☆

    2014-03-04 07:00  
    220pt

    選挙は手段のひとつにすぎない家入一真×安藤美冬×高木新平×宇野常寛×堀潤『都知事選 ジ・アフター』現場レポート
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2014.3.4 vol.022
    http://wakusei2nd.com


    2/9に投開票が行なわれた東京都知事選で、唯一の30代として今回初めて出馬し、主要4候補に次いで5番目の得票数となった家入一真さん。その家入さんと仲間たちが、選挙の2週間後の2/22(土)に「これからのネットと政治」を語ったイベントのレポートをお届けします。
    イベントの本編は、こちらの動画からご覧になることができます。【前編】「都知事選 ジ・アフター」家入一真×高木新平×安藤美冬×堀潤×宇野常寛http://www.nicovideo.jp/watch/1393756378【中編】「都知事選 ジ・アフター」家入一真×高木新平×安藤美冬×堀潤×宇野常寛http://www.nicovideo.jp/watch/1393828764【後編】「都知事選 ジ・アフター」家入一真×高木新平×安藤美冬×堀潤×宇野常寛http://www.nicovideo.jp/watch/1393829470
    ※後編のページに行くとMP3もダウンロードすることができます。
     
    2月22日土曜の夜、閑散とする冬の田町のオフィス街。しかし、会場のSHIBAURA HOUSEは80人を超える観客に埋め尽くされていた。

    この日の主役は、30代での出馬とインターネット中心のユニークな選挙活動で話題を集めた、都知事選立候補者の家入一真氏と、その参謀役の高木新平氏の2人。さらに起業家の安藤美冬氏、ジャーナリストの堀潤氏、PLANETS編集長/評論家の宇野常寛の3人も登壇。
    インターネット中心のボランティアによる選挙活動の総括と、これからのインターネットを通じた政治運動のあり方について議論が行われた。
    ■「悔しい」(家入)
     
    トークは、選挙戦の振り返りからスタートした。
    「『問題提起的であれば結果はどうでもいい』というのはいわゆる古い文化人の言い訳の常套句。ここで家入一真が開けてしまった〈フタ〉はもう閉まらないし、家入さんとその仲間たちはこの選挙が終わっても必ず何かをやっていくという確信があって、そこが今までの人たちと違う。今回の家入さんたちの試みは、新しい社会参加のモデルとして受け継がれていくのではないか。家入さんはこの選挙をどう振り返るのか?」(宇野)
    「Twitterのハッシュタグ #ぼくらの政策 を使って参加型の選挙運動を展開した。これは当初から描いていたものなのか? 結果、3万人ほどの意見を集めた。それによって初めて政治に興味を持った人も多いと思う」(堀)
    この宇野と堀氏の言葉を受けて家入氏は、まず都知事選を「悔しい」と総括。「目標はあくまで都知事だった」と無念をにじませた。出馬前からTwitterのハッシュタグで政策の元となる意見を集めたり、クラウドファンディングで供託金を集めようとしていたが、公選法に阻まれ、こうした試みが思うように実現しなかったと語る。

    ▲家入一真さん
     
    「正直、告示前から動けるような制度だったらまた結果は違ったと思う。ドブ板もやればよかったとアドバイスもされたが、自分たちのリソース的にネット選挙に絞った方がよいだろうと判断してそうしたし、結果、ネットを使い切れたんじゃないかと思う」(家入)
     
     
    ■参謀役が明かす選挙戦の舞台裏
     
    今回、家入氏の参謀役を務めた高木氏は、選挙戦の舞台裏を告白。家入氏から「なんとなく選挙に出ないといけない気がする……」と突然電話がかかってきたと、事の始まりを笑いながら明かした。しかし、都知事候補が全員高齢であることへの疑問を語る家入氏の話を聞くうちに、スピーチライターを買って出る気になったという。
    「正直、都知事になるのは無理だと言った(笑)。けれど、実際に出馬して色んな人と出会い、その中で家入さんの中で具体的な問題意識が芽生えてくると思った。家入さんが選挙に出る意味は、今まで拾えなかった人びとの声を拾うということ。それがひとつの社会の風穴になるように提示しようと思った」(高木)

    ▲左=高木新平さん
     
    高木氏が今回考えていたのは、この出馬をきっかけにした長期的な視点での社会変革だった。