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記事 5件
  • 「広告がなくなる日」はいつ訪れるのか?|牧野圭太

    2020-09-17 07:00  
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    今朝のメルマガは、イベント「遅いインターネット会議」の冒頭60分間の書き起こしをお届けします。本日は、カラス代表/エードット取締役副社長の牧野圭太さんをゲストにお迎えした「『広告がなくなる日』はいつ訪れるのか?」です。SNS上のターゲティング広告が常態化し、そして、問題化されつつある現在。かつて、時代を牽引したマスメディア型の広告の遺産から、現代の表現者たちはなにを継承すべきかを考えます。(放送日:2020年8月18日)※本イベントのアーカイブ動画の前半30分はこちらから。後半30分はこちらから。
    【次回『遅いインターネット会議』のお知らせ】10/6(火)矢島里佳「〈伝統のアップデート〉でなにをもたらすか」全国の職人と共にオリジナル商品を生み出し、伝統工芸を新しいかたちで暮らしの中に提供する矢島里佳さん。「伝統や先人の智慧」と「今を生きる私たちの感性」を「混ぜる」のではなく「和える」というコンセプトを掲げた“0歳からの伝統ブランド aeru”をはじめ、独自のスタイルでの〈伝統のアップデート〉の取り組みが目指すものについて、じっくりと伺います。生放送のご視聴はこちらから!
    遅いインターネット会議 2020.8.18「広告がなくなる日」はいつ訪れるのか?|牧野圭太
    得能 こんばんは。本日ファシリテーターを務めます、得能絵理子です。
    宇野 こんばんは。評論家の宇野常寛です。
    得能 「遅いインターネット会議」。この企画では政治からサブカルチャーまで、そしてビジネスからアートまで、様々な分野のプロフェッショナルをお招きしてお届けしております。本日は有楽町にある三菱地所さんのコワーキングスペース、SAAIから放送しています。本来ですとトークイベントとしてこの場を皆さんと共有したかったんですけれども、当面の間は新型コロナ感染防止のため動画配信に形式を変更しております。
    宇野 3月から始まったんだけど、1回もお客さんを入れてないんです。いつかお客さんが入ることを想定しているんですけどね。
    得能 ちゃんとここに飛沫が飛ばないようにしっかりシールドもできているんですよね。
    宇野 シールドも完璧です。
    得能 それでは早速、本日のゲストの方をご紹介します。今日のゲストはカラス代表、エードット取締役副社長の牧野圭太さんです。よろしくお願いします!
    牧野 牧野です、よろしくお願いします。
    得能 牧野さんと宇野さんはどういったご関係になるんですか?
    牧野 リアルに会うのは今日が初めてですね。
    宇野 オンラインイベントで一緒になったことはありますよね。
    牧野 朝7時からのイベントがあって、それでご一緒したんですよね。
    得能 朝7時ですか、マッチョな感じで。早いですね。
    牧野 僕、そんなに朝強くないんですが、宇野さんと初めてのご一緒するイベントだから、これだけは寝坊できないと思って、気合で早く起きました。
    宇野 「5時こーじ」っていう、早起きに魂を捧げている男がいて、彼に誘われて朝のイベントに出たんです。牧野さんは結構僕の仕事をフォローしてくれていて、以前からよく言及してもらっていたんですよね。
    牧野 そうですね。
    宇野 この人は何やっているのかなと思って調べたら、「文鳥文庫」とかいろいろなお仕事が出てきて、面白いことをやっている人がいるなって、ずっと意識はしていたんですよ。それが最近になってご縁ができて、一度じっくりお話を聞いてみたいなと思って、今日はお呼びしました。
    牧野 ありがとうございます。
    得能 牧野さんから見た宇野さんはいかがでしょうか?
    牧野 僕はずっとウォッチさせていただいて、めちゃくちゃ尊敬している方なので、今日こうやって隣にいることが不思議な感覚ですね。さすがに僕もそれなりの歳なので、普段は講演会で緊張するようなこともないんですけど、昨日の夜から久々に緊張しています。
    宇野 まじですか。今日はリミッター解除で行きましょうね。
    牧野 解除できるように頑張ります。
    得能 楽しみです。
    牧野 よろしくお願いします。
    得能 よろしくお願いします。さて、本日のテーマは「広告がなくなる日は訪れるのか」です。SNSでのターゲティング広告が常態化されつつある現代、かつて時代を牽引したマスメディア型の遺産から、現代の表現は何を継承すべきなのか、というようなテーマになります。本日は牧野さんとじっくりと考えていきたいと思います。
    宇野 インターネットが生まれてから、広告業界は激変すると言われていて、広告業界の人って、挨拶代わりに「広告ってそもそもどうなのか」ってことを絶対に言うんですが、そこに対して本当にちゃんと考えている人は少ないと思うんです。牧野さんはその数少ない中の一人だと思うので、今日は21世紀の時代を生きている僕ら人類と、広告的なものとの関係がどう変わっていくのかというところまで、お話できたらなと思っています。
    牧野 めちゃくちゃ楽しみです。では、僕も1つだけ。今、お話にあった、ターゲティング広告って、システム的なところで語られたことはあっても、クリエイティブ側の人間が語ることがものすごく少ない。僕は博報堂でコピーライターをやっていたんですけど、やっぱり、広告の文化的な要素はクリエイティブの方が担っていることは間違いないと思うんです。けれど、そちら側から語っている人間がほとんどいないんです。
    宇野 そうなんですよ。僕はそこが大事だと思っていて。形式が変わることによって、響く中身や、受け入れられる中身は変わっているはずなんですよ。革袋と酒の話を今日は一緒にしたいと思っています。
    「広告がなくなる日」はいつ訪れるのか
    得能 それでは、議論に入っていきたいと思います。今日は大きく分けて2部構成でお届けします。前半では「文鳥文庫」や「旬八青果店」など、既存の広告の枠に捉われないユニークな活動をされている牧野さんのこれまでの活動についてご紹介いただきたいと思っています。後半は、広告とSNSの関係など3つの観点から、広告のこれからについて、さらに議論を進めていきます。では早速、牧野さんの現在の活動に至るまでの経緯をご説明いただきたいと思います。
    牧野 よろしくお願いします。ではスライドを出していただいて、「広告がなくなる日」というタイトルで話させていただければと思います。

     この後にも入れているんですが、2年くらい前、今ほどnoteが普及してないタイミングだと思うんですけど、noteで「広告がなくなる日」というブログを書いたら思いのほか拡がって、次の日の朝起きたら、自分のスマホに「広告がなくなる日」っていうタイトルのプッシュ通知が飛んできていたんです。NewsPicksが拾ってくれて、「NewsPicksで人気です」って飛んできていて、そこで初めてnoteに書いたものがNewsPicksに行くんだって知ったんです。
    宇野 それはNewsPicksの伝家の宝刀、言葉の最良の意味でのPV泥棒ですよ(笑)
    牧野 けっこう話題になって、3000picksされたんです。当時は3000picksされる記事ってあんまりないよな、と思っていたんですが、すごくシェアされて。そんなつもりで書いてなかったんですけど、みんな関心のあるテーマなんだなと、その時に気づきました。ずっとこのテーマを言い続けたり、書き続けたりしている中で、今日こういった場に呼んでいただいているのかなと思っています。

     今までの仕事としては、こんなことをやっています。  僕は、2009年に博報堂に入社してコピーライターという職種に就いたんですけど、もともとクリエイティブ志望ではなく、営業職志望で広告業界に入ったんです。ここが僕の特徴的な流れかなと思っています。広告ビジネスってどうなってるんだろうなとか、どちらかというとビジネス側に興味があったんです。その頃は何も考えていない学生だったので、なんとなくビジネス的なお金儲けの要素とアートや音楽といったものを紐づけられるようなところに興味を持って博報堂に入りました。最初は全体像を知れた方がいいかなと思って、営業職を志望していたんですが、なぜかクリエイティブ職で採用されたんです。偉そうな言い方になってしまうんですけど、やっぱりクリエイティブ志望が一番多くて、例えば100人中50人ぐらいが第一希望にクリエイティブ職を書くんですが、そのうち5人ぐらいしか行かない。なぜかそこにぶち込まれて、そこから広告クリエイティブやコピーライターの仕事を学んでいきました。すごくよかったのは、最初からコピーが好きとかではなかったので、業界を客観的に見れる存在になれたなと思っています。例えば、学生時代からコピーが好きだったような人って、その世界に入ったら染まりがちな気がするんです。でもそうではなかったから、入ったときからずっと、コピーの賞とかあるけどおかしいな、めちゃくちゃ内輪的な世界だな、と疑問視することができたなと思っています。  ここには今までの仕事を載せているんですけど、去年一番話題が作れたかなと思っているのは、左上の「かあちゃんの夏休みいつなんだろう」っていう、Oisixとクレヨンしんちゃんのコラボレーションの仕事です。後でまた出てくるんですけど、これはすごくSNSで話題になったりしました。他には、あんまり外で言っちゃいけないって言われているんですが、2年ほど前から、ローソンのおにぎり屋さんのリブランディングという形で、パッケージなどを手掛けていました。その中では「悪魔のおにぎり」のデザインなども弊社で担当をしていました。
    得能 けっこうハイカロリーなイメージがありますよね。
    牧野 カロリーの高い悪魔的なイメージなのに、めちゃくちゃ売れたんです。それで、博報堂を辞めて今やっていることは、大きく言うと、やっぱりマスに依存しない広告クリエイティブを追究することを、会社でも、自分自身でもやっていきたいなと思ってやっております。その中で「旬八青果店」といったブランドづくりとか、「文鳥文庫」っていう16ページ以内の文学だけを集めた1枚150円で買える文庫本などを作ったり、というようなことをやっています。今日、「文鳥文庫」を持ってこようと思っていたのに忘れてしまいました。
    得能 緊張しすぎたのかもしれないですね。
    牧野 すみません、緊張しすぎましたね。今度改めて持っていきます。すでに長くなってしまっているんですけど、ガシガシ行ければなと思います。では、次のスライドをお願いします。


     「広告がなくなる日」っていう偉そうなタイトルを書きましたが、広告はなくなるのか、なくなるとしたら、それはどんな世界で、一体いつなくなるんだろうか、とか僕なりにずっと考えています。


     それで、自分でいきなりオチみたいなことを言うんですけど、結論として、広告というものはなくならないと思っています。なくならないけれど形とか見た目がすごく変わって、いま広告だと思っているものが、徐々にというか一気になくなるかもしれない。例えば、マスで広告といったらテレビCMや新聞広告や雑誌広告が思い浮かぶと思うんですけど、大きな流れとして、そういったメディアに何かを載せるという概念ではなくなっていくんじゃないかと思っています。ただ広告という、企業や作り手が伝えたいことを伝える技術は未来永劫なくならない行為なので、概念としての広告というものは残っていくはずです。

     ここは、今日こんな話をするのも馬鹿らしいなと思いつつ持ってきているところです(笑)。インターネットとSNSというインフラの確立によって仕組みが変わって、広告業界の構造や可能性が変わっていくだろう、ということです。実際に今までも変わってきたし、これからさらに変わっていくだろうなと思っていて、先ほど宇野さんもおっしゃっていたように、この数年でその潮目が変わってきたんじゃないかなというのが個人的なイメージです。では、ここで改めてこの名著を出したいと思います。次のページをお願いします。

    宇野 ありがとうございます。僕もそう思ってます(笑)
    牧野 (笑) この中からちょっとだけ引用してるところがあるんですけれど、大きくはここらへんに全部書かれていることなので、僕が今日わざわざ言うことではないのかなと思いつつ、この構造が広告にもすごく当てはまっているように感じています。

     やっぱり昔はCMも一方的で、他人の物語だったと思うんですよ。タレントが出てきて、フィクションとして作られていたものだった。そこから、みんながSNSでダイレクトにつながって、フィクションではないリアルな情報を得るようになった。当然、そちらの方が楽しいから、僕、勝手にここに「自分(たち)」って入れさせてもらったんですけど、自分たちの物語を共有するようになってしまったのだと思います。

     この「映像の世紀」から「ネットワークの世紀」へ、ということも本当にそのまま当てはまります。一方的にテレビCMの枠で映像を見せていた時代から、ネットワークの中で何をするか、何が起きるかっていう構造へ、頭の中を変えていかなきゃいけないんですが、意外と広告業界ってまだまだ追いついていないと思っています。

     ここはそのまま引用させてもらっているところなんですけど、インターネット上において動画や画像で常にシェアされる構造を前提に広告は作られていくべきなんです。今はそこの技術と行動が追いついていない状態です。ただ、どんどんいろんなものが出てきているので、一気にシフトしていくんじゃないかと思います。
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  • 予防医学者の考えるコロナ危機から学ぶべきこと|石川善樹

    2020-07-13 07:00  
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    今朝のメルマガは、イベント「遅いインターネット会議」の冒頭60分間の書き起こしをお届けします。今朝は、予防医学研究者の石川善樹さんをゲストにお迎えした「予防医学者の考えるコロナ危機から学ぶべきこと」です。世界的に拡大した新型コロナウイルス危機。予防医学の観点から、どのような対策が必要だったのでしょうか。そして、このパンデミックから私たちは何を学び、どう活かしていけばよいのでしょうか?(放送日:2020年6月9日)※本イベントのアーカイブ動画の前半30分はこちらから。後半30分はこちらから。
    【明日開催!】 7月14日(火)19:30〜「三権分立のパワーバランスはいかに再設定されるべきか(遅いインターネット会議)」(ゲスト:倉持麟太郎・玉木雄一郎) 著名人を含む多くの人々を巻き込み、SNS上で展開された「#検察庁法案改正案に抗議します」。今国会での成立は断念することになりましたが(5/19時点)、今後も改正のための議論は続けると政府は発表をしています。 そこで、今回の改正案の問題点はどこにあるのか、また、私たちはこの国の三権分立のあり方についてどう向き合うべきなのか、ゲストのお二人とともに議論します。 生放送のご視聴はこちらから!
    遅いインターネット会議 2020.6.9予防医学者の考えるコロナ危機から学ぶべきこと|石川善樹
    得能 こんばんは。本日ファシリテーターを務めます、得能絵理子です。
    宇野 こんばんは。評論家の宇野常寛です。
    得能 「遅いインターネット会議」。この企画では政治からサブカルチャーまで、そしてビジネスからアートまで、様々な分野のプロフェッショナルをお招きしてお届けしております。本日は有楽町にある三菱地所さんのコワーキングスペース、SAAIから放送しています。本来ですとトークイベントとしてこの場を皆さんと共有したかったんですけれども、当面の間は新型コロナ感染防止のため動画配信に形式を変更しております。
    宇野 いやー、この圧倒的なソーシャルディスタンス感、やばいっすね(笑)。
    得能 そうですね(笑)。やっぱりこのくらい離れるもんなんですね。
    石川 やりづらいっすね(笑)。
    得能 そうですね。このソーシャルディスタンスで議論盛り上がるのか、ちょっと心配ですね。
    宇野 でも恐るべきことに何回もやってると、慣れてくるんですよ。こんなことに慣れている自分がなんか疑問な感じすらありますけどね。まぁ、慣れてきます。
    得能 人間の適応力はすごいですね(笑)。では、本日のゲストをご紹介したいと思います。本日のゲストは予防医学研究者の石川善樹さんです。よろしくお願いします。
    石川 はい。よろしくお願いします。
    得能 本日のテーマは「予防医学者の考えるコロナ危機から学ぶべきこと」です。石川さんは予防医学研究者でありながら、組織論や幸福論であったり、広く社会に対して提言されていらっしゃると思います。その石川さんと共に現在のコロナ危機から人類全般が、人類社会が学んでいくことについて議論していきたいなと思っております。
    石川 でかいテーマでいいですね(笑)。
    宇野 やっぱり石川さんをお呼びするならでかいテーマじゃないとダメだと思ったんですよ。「具体的にどうウイルスを抑え込むのか」とか「具体的にどうすれば自粛解除できるか」とかそういった話も聞きたいけれど、それだけで終わるのはもったいないと思っていて。だから「コロナについて考える」ではなくて「コロナから考えること」について話し合うのがいいかなと思って今日はお呼びしました! よろしくお願いします!
    石川 いいっすね! よろしくお願いします。
    得能 はい。よろしくお願いします。それでは早速、議論に入っていきたいと思います。今日は大きく二部構成でお届けできればと思っております。前半は、予防医学研究者としての石川さんが今回のコロナ禍をどう分析されているのかをお伺いしたいと思っています。後半は、前半の議論を踏まえたうえで、これから訪れるウィズ・コロナの時代について考えていきたいと思います。「コロナから」というテーマのところですね。
    宇野 最初は、石川さんに今回のコロナ禍をどう分析しているか、お話を聞いたうえで、後半でコロナから考えたことについて深堀りしていこうかと思っています。
    予防医学史からみた新型コロナウイルス
    得能 最初の議題は「予防医学史からみた新型コロナウイルス」です。人類社会の歴史自体が、多くの疫病と闘ってきた歴史でもあると思うのですが、予防医学史において今回の新型コロナウイルスはどういう位置づけになるのか。この辺り、石川さんいかがでしょうか。
    石川 僕も、よく考えたらまだ言葉としてまとめたことはないんですけど、こういう感染症のパンデミックで印象に残っているのは、HIVエイズの時なんですよね。他にも鳥インフルとかエボラ出血熱とかいろいろありましたが、実は、HIVエイズの時に人類は重要な学びをしていて。「HIVエイズをなんとかするぞ」って、人も物も金も、多くのリソースを使い、結果としてHIVエイズの対策は進みました。でもHIVエイズ以外の対策が非常に遅れてしまったんですね。例えば、世界で今、一番人が亡くなっている原因って心臓病なんですけど、物流にしろ医療スタッフにしろ、HIVエイズ対策に行き過ぎてしまって、心臓病対策がアフリカで遅れてしまった。
     今回もそうですね。新型コロナウイルスのパンデミックがある一方で、隠れたパンデミックって言われるものがあって。生活習慣病の方々が医療機関受診を差し控えるってことが起きているんです。これは日本だけじゃなくて世界中で起こっていて、その結果、糖尿病とか高血圧が悪化している。どういうことかというと、パンデミックが起きた時ってその疾病対策にみんなすごいエネルギーを注ぐんですけど、ついつい、システム全体としてものごとを見る視点を失いがちになるってことなんですよね。
     HIVエイズの時に「疾病中心アプローチはもうやめよう」ってなったんです。もっとヘルスシステム全体でものごとを考えないと、局所最適になって、全体最適になっていかない。今回のコロナウイルスもそうだと思うんです。目の前の問題が起きた時は、そこに向けてみんな全力でリソースを集中させるんですけれども、そうするとシステム全体のほうが機能しなくなってしまう。こういった、システム全体で見たときにどうなってるのかという視点は、まだあまり議論されていないし、これから議論が起こっていくのかなと思いますけどね。
     予防医学史の観点から見ると、もともと予防医学は、病気と貧困と不衛生っていう、この悪のサイクルをどう断ち切るのかってところから始まってます。病気の人は貧困になるし、貧困の人は不衛生な状態になって病気になっていく、みたいな。
    得能 確かに循環してますね。
    石川 これが最初に目撃されたのが19世紀のロンドンなんです。人の上に人が住み、人の下に人が住むっていう。それまではこういう状態はなかったわけなんですけれども、「都市」という現象ですよね。そこで不衛生という問題が発生して、病気になり、また貧困に陥っていく。これを、どうシステムとして解決していくかというところから予防医学とか公衆衛生っていうのが始まっていきました。
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  • 今夜20:00から生放送!天野彬×宇野常寛「いいね!でつながる社会のゆくえ」2019.10.29/PLANETS the BLUEPRINT

    2019-10-29 07:30  
    今夜20時から生放送!「PLANETS the BLUEPRINT」では、 毎回ゲストをお招きして、1つのイシューについて複合的な角度から議論し、 未来の青写真を一緒に作り上げていきます。 今回のゲストは、電通メディアイノベーションラボ主任研究員の天野彬さんです。 この10数年で、人々のつながりだけでなく、政治の在り方までも大きく変えてきたSNS。 新著『SNS変遷史』で日本のSNSをめぐる環境変化を鋭く分析した天野さんとともに、 これからの社会のゆくえについて語ります。 ▼放送日時2019年10月29日(火)20時〜☆☆放送URLはこちら☆☆https://live.nicovideo.jp/watch/lv322567816▼出演者天野彬(電通メディアイノベーションラボ 主任研究員) 宇野常寛(評論家・批評誌「PLANETS」編集長) ファシリテーター:得能絵理子(スターハウスジャパン
  • 今夜20:00から生放送!南章行×宇野常寛「人生100年時代のサバイバル仕事術」2019.10.15/PLANETS the BLUEPRINT

    2019-10-15 07:30  
    今夜20時から生放送!「PLANETS the BLUEPRINT」では、 毎回ゲストをお招きして、1つのイシューについて複合的な角度から議論し、 未来の青写真を一緒に作り上げていきます。 今回のゲストは、株式会社ココナラ代表取締役社長・南章行さんです。
    自分のスキルを売り買いできるサイト「ココナラ」や、NPO法人「二枚目の名刺」など、
    個人の自立・自律や副業をサポートする活動を実践されている南さん。ご自身の新著『好きなことしか本気になれない。
    人生100年時代のサバイバル仕事術』と合わせて、
    現代を生きる私たちの仕事術を考えます。
    ▼放送日時2019年10月15日(火)20時〜☆☆放送URLはこちら☆☆https://live.nicovideo.jp/watch/lv322006467▼出演者南章行(株式会社ココナラ代表取締役社長) 宇野常寛(評論家・批評誌「PLANETS」編集長)フ
  • 今夜20:00から生放送!乙武洋匡×宇野常寛「2020年東京五輪は日本社会に何をもたらすのか」2019.8.6/PLANETS the BLUEPRINT

    2019-08-06 07:30  
    今夜20時から生放送!「PLANETS the BLUEPRINT」では、 毎回ゲストをお招きして、1つのイシューについて複合的な角度から議論し、 未来の青写真を一緒に作り上げていきます。 今回のゲストは、乙武洋匡さん。開催まであと1年となった東京五輪。 雑誌「PLANETS vol.9 東京2020 オルタナティブ・オリンピック・プロジェクト」https://amzn.to/2lanoiqにもご登場いただいた乙武さんをお招きして、 私たちは東京オリンピック・パラリンピックをどう迎えるべきか、 また、東京五輪は2020年以降の日本を変えることができるのか、徹底的に議論します。 ▼放送日時放送日時:本日8月6日(火)20:00〜☆☆放送URLはこちら☆☆
    ▼出演者乙武洋匡宇野常寛(評論家・批評誌「PLANETS」編集長) ファシリテーター:得能絵理子(スターハウスジャパン代表取締役)
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