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記事 26件
  • 鷹鳥屋明 中東で一番有名な日本人 第25回 サウジアニメエキスポ開催(後編)

    2020-02-13 07:00  
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    鷹鳥屋明さんの連載『中東で一番有名な日本人』。「サウジアニメエキスポ 2019」のレポートの後編です。日本のアニメ作品の紹介のみならず、漫画の作り方講座など多くイベントも平行して行われ、グランドフィナーレは水木一郎氏・ささきいさお氏による大規模かつ世界初の日本語・アラビア語アニソンのライブが実現した、サウジアニメエキスポの全貌をご紹介します。
    前回はサウジアラビアで行われましたサウジアニメエクスポに関する全体の概況レポートを行いました。各社様々な新旧コンテンツが現地に展示、展開されて会場は盛況、いえ、大盛況と言えました。 前の記事で少し触れたことですが、今回、中東での現地メディアとアニメ放映の調印式を行うなど、『キャプテン翼』の要素が強かったことには事情があります。実は今回のイベントに関してサウジアラビアの娯楽庁が主導する以前に企画段階で動いていたのが、サウジアラビアのスポーツ配信の会社様と今回の主催である電通様との間でアニメイベントをしようという動きで、そこから娯楽庁と合わせてイベントが行われたという事情があります。 そのため今回のイベントは、中東における国技・サッカーに関して最強といえるアニメ『キャプテン翼』の展示とプロモーションが一番強く出されたのは当然のことと言えます。 今回も「キャプテン翼」を筆頭に『ワンピース』『僕のヒーローアカデミア』『ナルト(ボルト)』『約束のネバーランド』などの集英社の王道コンテンツの展示の多くは中東のアニメ、漫画ファンに大人気でした。 講談社は『進撃の巨人』を強く推す展示で、かつてアニメエクスポなので展示を行った大型巨人のヘッドバルーン、等身大巨人バルーンを展示するなど、大型の展示物が多く、現地ファンの気持ちをガッチリ掴んでいたと言えます。
    ▲ダントツの賑わいを見せていた「進撃の巨人展」ブース
    また中東では激しい運転やドリフトを楽しむ俗称「サウジドリフト」という車のパフォーマンスがあります。このように激しい運転を行うアラブ人にとって、『頭文字D』のようなコンテンツもなかなかの人気と言えました。 小学館が誇るコンテンツ『名探偵コナン』は相変わらずの大盛況。中東現地にて長らく放映されて続々と映画も展開されているこの長寿番組は、サウジアラビアでも10代から30代までの幅広い層の支持を得ています。 他にも東映アニメーション様、トムスエンターテイメント様、日本アニメーション様など各社様々なコンテンツを披露しておりました。中東で人気であった新旧数多くのコンテンツ、例えば『ドラゴンボール』『ちびまる子ちゃん』『DEATH NOTE』等のバルーンやパネルも展示されており、幅広い年代の層を掴むラインナップであったと言えます。
    ▲『ちびまる子ちゃん』は中東でも長らく人気の作品 ©Nippon Animation
    個人的には『坂本ですが』のパネルがあることに感動しました。実はアラブ圏で知っている人も少数ながら存在しますが、そこまでカバーした日本の版権元の準備はすごいな、と思いました。
    ▲『坂本ですが』まで網羅されていて感動
    ▲フリーボードと『バジリスク』のパネルの前でポーズを取るサウジ女子たち
    肌の露出が激しい作品の展示などは、サウジアラビア側と日本側のそれぞれの配慮がなされたと見えるものが多かったですが、例えば『少女歌劇レヴュー・スタァライト』のキャラクター展示で膝上ミニスカートのキャラクター描写が許されている点を考えると、この数年で随分と基準は変わったものだと感慨深いものがありました。
    ▲この丈のスカートの写真が許されたことに驚愕

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    インターネットは世の中の「速度」を決定的に上げた一方、その弊害がさまざまな場面で現出しています。世界の分断、排外主義の台頭、そしてポピュリズムによる民主主義の暴走は、「速すぎるインターネット」がもたらすそれの典型例といえます。インターネットによって本来辿り着くべきだった未来を取り戻すには今何が必要なのか、提言します。
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  • 鷹鳥屋明 中東で一番有名な日本人 第24回 サウジアニメエキスポ開催(前編)

    2019-12-24 07:00  
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  • 鷹鳥屋明 中東で一番有名な日本人 第23回 開かれたサウジの次の一手は?

    2019-10-28 07:00  
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    鷹鳥屋明さんの連載『中東で一番有名な日本人』。これまで就労・巡礼目的の渡航に限られていたサウジアラビアが、ついに観光ビザを解禁!音楽、漫画、アニメ、ゲームなどのエンタメを積極的に輸入し、開かれた国へと変貌しつつあるサウジ。現地で展開される最新のイベントの様子を報告します。
    今まで「閉じられた国」と言われてきたサウジアラビア王国が。ついに観光ビザをヨーロッパ、アジアの国々で解禁しました。これまで就労ビザや巡礼ビザ以外では訪れることができなかったサウジアラビアですが、イスラームの聖地メッカ、メディーナという街を有し、大巡礼とよばれるハッジのシーズンに数百万人もの巡礼者が来る国に、なぜこのような非イスラーム教徒向けのビザが解禁されるようになったのでしょうか?
    ▲ビザ解禁のニュースは世界中に広がりました
    過去の連載記事を読んでいる方はご存じだと思いますが、サウジアラビアは国家歳入のほとんどを石油の収入に頼るレンティア国家です。その仕組みから脱却するため、新しい産業の振興を目標に掲げ「サウジビジョン2030」という名前の元で国家大改造計画を行っております。この大改造計画は国際競争力の強化、GDPに占める海外直接投資の拡大、GDP比率に占める民間部門の比率拡大など、民間部門による国内経済の拡充が挙げられています。よくよく読めば実は軍事産業育成による部分も多く書かれています。これには理由があり、サウジアラビアの買う武器のほとんどはアメリカやヨーロッパ製で基本的に海外調達のため、この膨大な量の兵器購入は一種の大きな外貨流出になっています。そのため武器の内製化はサウジアラビアの大きな課題の一つであります。
    もちろん「サウジビジョン2030」の中ではそれ以外の産業育成にも熱心です。特に過去の連載で何度も取りあげてきたエンターテイメント関連の育成にはサウジアラビアの皇太子殿下、ムハンマド皇太子の肝いりの施策でもあることから、特に力が入っていると言えます。

    今後のサウジアラビアのビジョン2030に向けた動きを本当に簡略化して説明しますと、「オープンな国になることでより観光客が入ってくることにより、国内サービス業も活性化し、移民労働者の比率を下げて、自国のサウジアラビアの若者を活用することで失業率も解消。『開かれた国』という印象からサウジアラビアへの投資が進み国内産業育成、国内人材の育成も進み、国内のエンターテイメント業界も発展し、今までサウジ人が海外に落としていた娯楽費を国内に還流。ほかにも様々な産業育成も進み皆が健康的な国民となり、サウジアラビアが名実共に大国、強国となる、具体的には世界19位から15位の経済規模の国家となる」という目論見があります。今回のビザ解禁はその大きな一つのファクターであり、ビザを解禁することについて国内の反対勢力もあったと思いますが、ついに解禁に至りました。
    ▲サウジアラビア大使館の公式リリース内容
    新しいイベントは様々な国とのコラボイベント尽くし
    サウジアラビアのビザが解禁になった9月28日からの10日間で、2万4000人の旅行客が観光ビザでサウジアラビア現地を訪れました。観光客の1位は中国人で7391人、2位はイギリス人、アメリカ人などで、その後にマレーシア人やフランス人などが続きます。ここでも中国の存在感を強く感じます。ちなみに観光ビザの第一号も中国人だったと言われています。
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  • 鷹鳥屋明 中東で一番有名な日本人 第22回 日本のゲーム産業を誘致できるか?飛び交う中東各国の思惑

    2019-09-19 07:00  
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    鷹鳥屋明さんの連載『中東で一番有名な日本人』。東京ゲームショーで存在感を増しつつある中東の国々。ドバイやアブダビは日本など海外の企業と協業するのみならず、中東のコンテンツ制作の拠点となる野心を抱いているようです。加えて今回は、9月14日にサウジアラビアの石油施設に対して行われたドローン攻撃、その政治的背景についても考察します。
    TGS、東京ゲームショーが9月12日から15日までの間、開催されました。2日間のビジネスデイと2日間のパブリックデイで構成されており、今年の2019年はビジネスデイ2日間で約7万人近く、パブリックデイは約19万人近くの、合わせて約26万人の来場者だったそうです。

    実は去年に比べて若干の落ち込みがありましたが(去年は29万人の来場)それでも盛んであり、世界中からのゲームビジネスのハブであり、世界に向けて最新情報を発信する国際展示会の規模であると言えます。 様々な国の人たちが行き交う中で、ここ最近増えている地域に中東があります。これは私のポジショントークではなく、実際中東からのお客様が増えていると同時に、中東で行われるゲーム開発だけでなく、イベントなどで日本企業と一緒に何かをやりたい、コンテンツを持ってきて欲しいという中東企業が増えている証左と言えます。

    去年はゲームショーではなくアニメジャパンで、サウジアラビアの会社がブースを出して、SNKとのコラボレーションで『キング・オブ・ファイターズ』の新作に、中東からのデザインコンテストで優勝したキャラクターが起用された内容で、実装されたものが体験できるコーナーまで設けられていました。
    ▲『キング・オブ・ファイターズ』の新作と、左にサウジ公募選抜のキャラクター
    サウジアラビアではこちらかなりのニュースとなりましたが、残念ながらそこから弾みをつけて格闘ゲームが次々と生まれる、という展開にはならず、中東キャラクターを出す『ストリートファイター』『鉄拳』の新作に圧されて話題性は埋もれてしまいました。 まだまだプロジェクトベースや企画に関してはやはり大手には勝てないですが、徐々に「委託して作らせる」という段階から「日本企業や海外企業と協力して作品を作る」を経て、そろそろ自分たちで作品を作る段階まできているのではないかと考えさせられます。 第13回の「中東に本当に廃課金ユーザーは多いのか?」の記事で書いたように、eスポーツの分野において中東が日本に向ける目は熱いものになっています。第13回の記事にも書いた2018年8月17日に調印された「日本・サウジアラビアeスポーツマッチ」は、本来なら2019年の1月に開催される予定でしたが、例のジャーナリストが色々あった某事件の影響を受けてこちらは延期となり、未だ開催されておりませんし、なかなか進む気配もなさそうです。 日本との交流は上記理由により一度なくなってしまいましたが、だからといって交流がゼロになったわけではなく、ゲーム人口が人口比率の中でなかなか高い中東産油国諸国のゲーマーの方々は、かなりの腕前を持っています。『FIFA2018』の優勝者は当時18歳のサウジアラビア人、モサード・アルドラーシ氏でした。eスポーツ関連のイベントは中東全域で大規模、小規模を含めて毎年様々な場所で開催されています。今回の東京ゲームショーにもサウジアラビア政府、バーレーン政府、バーレーン商工会議所、アラブ首長国連邦ドバイ首長国、エジプトなどなどの中東諸国から東京ゲームショーへの視察、参加が多くありました。
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  • 鷹鳥屋明 中東で一番有名な日本人 第21回 G20サミットと中東SNS世論形成

    2019-08-20 07:00  
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    鷹鳥屋明さんの連載『中東で一番有名な日本人』。今回はサウジアラビアからのレポートです。6月に大阪で開かれたG20。サウジアラビアからは、次期国王と噂されるムハンマド皇太子が出席していましたが、2018年にトルコのサウジアラビア総領事館で起きた事件への関与疑惑を日本のメディアが報じたことで、SNSでは大規模なイメージアップ作成が展開されました。
    【告知】▲今週末の8月24日(土)、鷹鳥屋明さんが出演するイベントが行われます。学生は無料。PLANETS CLUB会員には割引があります(詳細はfacebookグループの掲示板ご参照のこと)。ぜひご来場ください!
    G20の裏にあったプロモーション合戦
    少し前のお話になりますが、この6月に雨の降る中、大阪で2019年G20が行われました。中東からはサウジアラビア王国、トルコが参加、招待国の中にはアフリカ連合の代表としてエジプトが参加していました。その中でも次回の2020年11月に行われるG20の議長国となるサウジアラビア王国は写真撮影の席次や、今回のイベント全体での立ち位置などを含めて総合的な印象ではかなりの厚遇を受けているようでした。そしてこの厚遇を受けてメディアやいろんな場所で登場した要人はサウジアラビア王国の次期国王と噂されるムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下でした。
    ▲来日したサウジアラビア皇太子
    さて、この皇太子殿下の来日に合わせて、G20のメディア報道にピックアップされる際に日本のメディアの報道の仕方にかなり偏りが出てきました。かなり意図的なものと思われますが、今回ムハンマド皇太子が各テレビ局のテレビ画面に出る際にテロップや放送内容で出てきたものが「33歳の若さで国内の権力をほぼ掌握、ジャーナリスト殺害事件関与の疑いも」「サウジの皇太子ジャーナリスト暗殺に疑いが?」や「若くして権力掌握を成しえた次期国王」などの全体的にポジティブとは言えない内容がほとんどでした。
    ▲G20サミット、一同勢ぞろいの写真。真ん中に安倍総理、すぐ右手に次回議長国のサウジアラビア
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  • 鷹鳥屋明 中東で一番有名な日本人 第20回 観光地化するサウジ、巡礼だけではなく

    2019-07-03 07:00  
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    鷹鳥屋明さんの連載『中東で一番有名な日本人』。今回はサウジアラビアからのレポートです。同国では近年、女性の社会進出や文化開放が進み、観光ビジネスやアート事業が目覚ましい発展を遂げています。鷹鳥屋さんがサウジ滞在中に発生した空港テロと、ホルムズ海峡でのタンカー襲撃事件の現地報道についても語ります。
    改革開放が進むサウジとアラブ首長国連邦の今後の優位性
    先週、サウジアラビア、アラブ首長国連邦とオマーンに出張した際に、様々な都市を定点観測しているのですが、一時期大きな話題になっていたサウジアラビアのリヤドの街中で女性ドライバーを多く見かけるようになりましたし、女性が女友達だけで夜に遊びに出歩くことも多くなりました。サウジアラビアの方々に聞いてみても大変良い流れである、という人もいれば、時代の流れと割り切る人もいれば、やはりこの流れをあまりよく思わない層もいるようです。ただ若年層の多くはやはりこの動きを広く支持しているようです。
    ▲リヤドのモール内を髪を出して歩く西洋人女性
    さらに男女別の席ではありつつも、野外のイベントにて仮設テントなど野外のドームで音楽演奏を楽しむというイベントも行われるようになっておりました。 数年前では考えられなかった様子が日常的になりつつあることに外国人である我々だけではなく、アラブ人の方々でもここ最近大きく変わったなぁという認識があるようです。
    ▲サウジ、リヤドにて野外のドーム音楽イベントを楽しむサウジ男女
    さて、ここで問題になるのは、サウジアラビアの改革開放が進むと元々中東諸国の中で人の流れと貿易に対して寛容でハブとして機能していたアラブ首長国連邦のドバイのような都市の優位性が低下してしまいます。かつてこのような野外イベントや映像、音楽、ゲームイベントは多くがドバイやアブダビ、クウェートなどで行われていました。そのため多くのサウジ人が、それも数千人、時には万単位でイベントに参加をしておりましたが、サウジアラビアの国内各都市で行われている類似のイベントにそれらの多くが吸収されているという現象が起きています。実際記事で何度か取り上げたドバイコミコンの来場者数が年々減少しており、代わりにサウジコミコン、コミコン・アラビアや各種アニメ、ゲームイベント、映画館の上映に伴うイベントなどが次々とサウジアラビアのエンターテイメント庁(通称、娯楽庁)主導で行われています。今までこれらイベントの多くがサウジアラビア外部の国々で行われており、それらイベントに伴う各種売上などの海外に落ちていた分がサウジアラビア国内で消費されるように誘導していると言えます。
    ▲サウジアラビアのゲームセンターで遊ぶ若者たち
    ▲「サウジを世界有数のエンタメの中心とする」、と語る娯楽庁トルキー長官(©SPA)
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  • 鷹鳥屋明「中東で一番有名な日本人」第19回 ところ変われば化粧変わる、中東コスメ展示会

    2019-05-16 07:00  
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    鷹鳥屋明さんの連載『中東で一番有名な日本人』。今回は中東のコスメ事情のレポートです。女性の美しくありたいという思いは万国共通。顔の大部分を隠すイスラムの女性も、目元を中心におしゃれには余念がないようです。中東で人気のつけまつげやネイル、さらに日本や中国、韓国の化粧品の評判について報告します
    慎ましく、でももっと美しく
    日本も中東もそろそろ春から夏の陽気を感じる季節になってきました。これから中東は気温が上がり、30度を超える日が増えてきます。こう暑くなるとそろそろ紫外線の心配をする季節になってきたとも言えます。日本よりも紫外線量の多い中東はお肌のケアも欠かせないですが、今回はビューティーワールド・ドバイを通じて現地の「お化粧事情」をご報告致します。
    ▲ビューティーワールド・ドバイ入り口
    ビューティーワールドは世界各国で行われている化粧品、ネイル、美容機器、ヘア、スパなど美容に関わるものの最新の製品、サービスを見ることができる美容系の総合見本市です。ドバイでは2019年4月15日〜17日の間に、日本でも2019年は5月13日〜19日の間に東京ビックサイトで開催されています。ドバイでは3日間の間におおよそ約2000社、3〜4万人の来場があるイベントです。
    ▲ビューティーワールド・ドバイ会場内
    会場では化粧品の香りだけでなく、様々な香りをつけたボディケア製品、オーガニック石鹸の香り、アラブでは多くの人が身につける香水の特設ブースから漂う独特の香り、スパゾーンから漂う香り、ヘアケア製品の香りなど男性の私からすると、日頃慣れない多くの香りに包まれて鼻が混乱していました。有名なブランドの新作発表や宣伝広告だけではなく、化粧品原料、OEM生産、製造装置、測定装置など幅広い分野の広告や展示品が並んでいました。
    ▲スパゾーンの実物を試すバイヤー、来場者
    ▲メイクアップ実演とメイクアップ後のモデルの女性たち
    ▲ヘアサロンのテクニック講習まで行われていました
    所変われば化粧も変わる
    日本で美容、ケアに関して最初にイメージするのは「お肌」と考える方が多いかもしれません。それに対してアラブの女性は化粧をする際にどこに一番力を入れるのかと聞かれれば多くの人は「目」であると答えるでしょう。そして二番目は「手元」(爪とも)ではないかと考えられます。 これはアラブの女性の多くが顔をヴェールで(正確にはヒジャブやニカブ)隠しているため露出の機会が一番多い部分が「目」のゾーンであるためです。そして日常生活の中でどうしても晒すことになる部分に手元があります。アラブの伝統的な装飾であるヘナ(ヘンナとも言います)はまさに中東〜南アジアにおける手の装飾の代表と言えます。 そんな伝統を証明するかのように会場の中ではムガル帝国時代創業のアイケア製品の会社もブースを構えており、伝統的な製品だけでなく新しいラインナップを揃えていました。
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  • 鷹鳥屋明「中東で一番有名な日本人」第18回 断交後のそれぞれの国〜牛乳とパトリオットミサイル〜

    2019-04-16 07:00  
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    鷹鳥屋明さんの連載『中東で一番有名な日本人』。前半は断交後のカタール国内の様子です。現在、中東5カ国との交流を断っているカタールですが、トルコなどの支援と自国産業の育成により、物資は充分に供給されている様子です。後半は中東の武器見本市「IDEX」と最新の武器輸出状況から、中東諸国の軍事的パワーバランスを読み解きます。
    断行後に勃興するカタール地場企業
    第2回(参照)、第10回(参照)の記事でサウジアラビア、アラブ首長国連邦とカタールの断交について書かせていただきました。 私も所用があり断交後のカタールを久しぶりに訪問致しました。その中で第2回目の表紙写真を飾ったネオジオを楽しんでいたカタールのオタクや、カタールの友人たちと断行前後の様子を聞いたり、生活の変化について聞いたりしました。景気という点では断交の影響を受けた物資の高騰が考えられますが、政府の支援が入るので庶民の生活には大きな影響がない様子でした。
    ▲カタール内にあるSPARのスーパーマーケット
    スーパーマーケット内にあるものの多くは主にオマーン産、トルコ産やイラン産などが目立つようになりました。それと同時に自国の産業の育成に力を注いだ結果か自国産、カタール産のラインナップが増えました。
    ▲国交を持つ国々から輸入されたフルーツや果物が並べられている。
    ▲前回取り上げた雪見だいふくも大型になりました。日本円で約1000円
    ▲カタール産のトウフ約300円、左横にあるのはSHIMEJI約450円
    ▲DOHAマークのロゴが入るカタール産の鶏肉
    そして連載第10回には、ヨーロッパからの乳牛の大輸送とカタール自国の乳製品ブランドの確立について書きましたが、この約1年の間にカタールブランド「BALADNA」の躍進は目覚ましいものがありました。
    ▲「BALADNA」のショップに並ぶカタール乳製品の数々。カフェも絶品
    ▲各スーパーマーケットで陳列されている「BALADNA」の牛乳。政府補助もあり安価。
    また、カタール産ブランドには前述の「BALADNA」だけではなく「DANDY」「RAWA」という名前のブランドもあります。いろいろな販売店でそれぞれのブランドが切磋琢磨している印象がありました。サウジやアラブ首長国連邦との断交後、確保が難しかった乳製品はこの2年の間に育成され、カタール国内の乳製品の供給を充分にこなしていると言えます。
    ▲カタールへ乳製品を供給する「BALADNA」のトラック
    ▲各スーパーマーケットに並ぶヨーグルト(1kg 180円)BALADNAとDANDY
    また乳製品だけではなく、スーパーマーケットの中でカタール産の靴下を見つけました。湾岸諸国のほとんどの国で、繊維系の商品はエジプト産やインド産が多いですが、湾岸諸国の中で作られるケースは珍しく、政府補助を強く受けているとは言え、食品だけではない様々な製品の自国産育成を目指すカタールの姿勢を強く感じました。断交はまだまだ長く続くが、カタールはなかなかしぶとく生き残るのではないか、と感じるカタールのレポートでした。
    ▲カタール産の靴下、4足セットで700〜800円
    アラブ首長国連邦武器見本市「IDEX」
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  • 鷹鳥屋明「中東で一番有名な日本人」第17回「YUZU」は中東にどれだけ響くのか?

    2019-03-19 07:00  
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    鷹鳥屋明さんの連載『中東で一番有名な日本人』。以前も取り上げた中東最大の食の見本市・ガルフードですが、今年は日本食の中でも「お茶」や「柚子」が特にプッシュされ、香りにうるさい中東の人々も興味津々だった模様。後半は、断交中のカタールとUAEが準決勝で激突したAFCアジアカップのスタジアムの様子を報告します。
    食の見本市「ガルフード」の今年の見どころ
    第11回の記事「中東で日本食はどれだけ通用するのだろうか?」においてドバイのガルフードについての記事を書きました。この2月に行われたガルフードについて、再度レポートすると共に、中東現地で活躍しようとする日本企業や日本の製品についてもお知らせいたします。
    ▲ガルフード2019年の会場
    今年の中東の食品・飲料見本市のガルフードは去年と同じく大盛況でした。このイベントでは2019年の2月17日から21日までの5日間の間行われます。出展者は約4000社近くで来場者数は10万人近くのイベントです。 去年と比べて驚いたことに、変な気づきとも言えますがコンパニオン女性の露出の高さがあります。ドバイは他の湾岸諸国に比べて色々と規律がオープンな環境と言えますが、それに拍車がかかってきた印象があります。 一例としては、ヨーロッパの乳製品の会社のコンパニオンの、「MILK RICH」というTシャツを着た、乳製品を扱うにふさわしいお姉様達の存在があります。このブースはかなり人気で、ヨーロッパの乳製品に興味があるのかないのかわかりませんが、多くの人、多くの男性が集まっていました。
    ▲「MILK RICH」のTシャツを着込んだお姉様たちが乳製品を紹介してくれます。
    食品とは関係ないですが、このような露出度が高いコンパニオンが許されるようになったことはかなり驚きで、今後このような流れがどんどん拡大していくのか、あるいは規制されていくのか気になるところです。コミコンなどのコスプレに関しての規制も、露出が高いものに関しては今では許されていますが、今後どのようになるか同じく興味深いです。
    さて、話を食品に戻すと、日本でも最近力を入れている和牛の輸出ですが、オーストラリア産の和牛すなわち「WAGYU」が展開されていました。中東の高級店ホテルやレストランでも、日本産の和牛ではなく、オーストラリア産のWAGYUを多く見ることができます。昨今のニュースでもあるように、日本の品種改良された和牛は世界各国から狙われていると言えます。日本の和牛は中東ではまだまだ展開しておらず、展開する前にオーストラリア産や中国産などに市場を蹂躙される可能性が高いと言えます。それに対して日本産がどのように戦うべきなのか、今後の課題とも言えるかと思います。
    ▲アンガスビーフと共にWAGYUを扱うオーストラリアの業者のブース
    また飲料においては近年、中東の大きな動きでもある健康税とも言うべき清涼飲料水に対する税金の付加があります。宗教上の理由でお酒が浸透しない代わりに、コーヒーやエナジードリンクなどカフェインが多い飲料を飲むことが多い中東において、エナジードリンクは数多くのバリエーションが出ています。世界各国のエネジードリンクが現地のマーケットに自社製品を浸透させようとプロモーションに余念がありません。様々な味や高カフェイン、パッケージなどで差別化の努力を行なっている様子でした。
    ▲「emoji」と言う名前のドイツのエナジードリンクとカザフスタンのお姉さん
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  • 鷹鳥屋明「中東で一番有名な日本人」第1回 中東で一番有名な日本人?(PLANETSアーカイブス)

    2019-03-15 07:00  
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    今朝のPLANETSアーカイブスは、「中東で一番有名な日本人」とも言われる鷹鳥屋明さんの連載の第1回です。サウジアラビアのサルマン国王に関する報道でテレビ出演をしていた鷹鳥屋さんは、日本での偏った報道について憤りを感じていました。中東やアラブに造詣の深い鷹鳥屋さんの視点から、中東のイメージと現実のギャップについて語っていただきました。 ※この記事は2017年5月16日に配信した記事の再配信です
    【告知】 鷹鳥屋明さんが、3月18日(月)に開催されるオンラインサロン・PLANETS CLUBの第13回定例会で、ゲストとして登壇されます。イベントチケットはこちらで販売中。PLANETS CLUB会員以外のお客様も購入可能です。ご参加お待ちしております!
    中東で一番有名な日本人?

    ▲バーレーン、マナマの友人の結婚式にて
    はじめまして、鷹鳥屋明(たかとりや あきら)です。現在日本と中東を繋ぐベンチャー企業で商品企画の仕事をする傍ら、日本文化や日本のポップカルチャーを中東全域に広める活動を個人で行っております。「中東で一番有名な日本人」という少し大げさなタイトルにはなっておりますが、上記活動を継続し私人として中東各国の日本のことに興味がある、日本に興味があるアラブ人の方々はだいたい知っている、現地中東大手メディアに出演を繰り返し、InstagramやTwitterでフォロワーの合計がアラブ地域で合計9万人くらいまでになり、Like数も250万を超える、くらいに知名度を上げることができました。

    ▲サウジアラビア、キングダムタワーにて講演私自身、中東・アラブという地域に触れてまだ6年程度で多くの諸先輩方を差し置いて色々お話することは大変おこがましいですが、この常時何万人ものアラブの方々からの繋がりから集めた情報や現地の人たちの意見などを交え、日本から離れており知り得る機会が少ないこの中東地域について、私自身が学んだことや感じたこと、知り得たことを皆様に共有し、少しでも正確な情報をご提供できればと思います。このような機会を与えてくださったPLANETSの方々に感謝致します。
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