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記事 52件
  • 脚本家・井上敏樹エッセイ 男と××× 第52回「男と食 23」

    2019-10-01 07:00  
    550pt

    平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。近年の愛煙家が迫害される世間の風潮に、肩身の狭い思いをしている敏樹先生。「煙草は煙ではなく時間を吸っている」という、井上敏樹流の喫煙哲学を披露します。
    男 と 食  23      井上敏樹 
    また、やってしまった。鍋を焦がしたのである。少し前にこのエッセイで書いたと思うが、状況は全く同じだ(参照)。深夜、酔っ払って帰宅し、鍋に火をかけてそのまま眠ってしまった。咳き込んで目覚めた。視界が真っ白でなにも見えない。慌てて飛び起き、手さぐりで窓を開けてガスを止めた。鍋の底でプラスティックが溶けている。前回はシチューだったが、今回はラーメンのスープをお湯で解凍していたのだ。最近では全国の有名なラーメンをネットでお取り寄せが出来る。プラスティックの容器には冷凍されたスープが入っていたわけなのだが、焦げたプラスティックの刺激臭のせいで肺が痛い。今回受けた肺のダメージは前回の比ではあるまい。十箱くらいの煙草をいっぺんに吸ったようなダメージである。煙草と言えば近頃、愛煙家にはいよいよ辛い世の中になって来た。オリンピックに向けての配慮だろうが、街中の喫煙所が次々と撤去され、バーまでが禁煙だったりする。深夜、仕事帰りにぶらりとバーに入ってウイスキーを飲みながら煙草を吸う。アルコールとニコチンが血液に染み込み、『ふう〜』とため息と共に一日の疲れが薄れていく。そんなささやかな楽しみまでを奪う事ないではないか。
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  • 脚本家・井上敏樹エッセイ 男と××× 第51回「男と食 22」【毎月末配信】

    2019-08-29 07:00  
    550pt

    平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。子供の頃は食が細かった敏樹先生ですが、数少ない好物のひとつがトウモロコシでした。母が茹でたトウモロコシを食べながら登校していた敏樹少年の、初恋をめぐる思い出を語ります。
    男 と 食  22      井上敏樹 
    小学生の頃、クシャミをしたら鼻からトウモロコシが飛び出した。と、いうわけで今回はトウモロコシの話である。今でこそ食い道楽を自認している私だが、子供の頃はどちらかと言えば食べる事が嫌いだった。出来る事なら食べるという行為をせずに生きていきたいと思っていた。これは、食事を残してはならないと言う昔ながらの親の教育の影響が大きい。一粒の米も残してはいけない、お百姓さんが一生懸命作ったのだからという、例のあれである。こうなると、食事が苦痛な儀式になってしまう。本当なら、出される範囲で食事を楽しみなさい、無理に食べる事はないんだよ、というのが正しい教育だと思うが、そんな鷹揚な親はなかなかいない。私も鷹揚でない母親の教育の犠牲者だったわけだが、それでも好きな食べ物がいくつかあって、そのうちのひとつがトウモロコシだった。私の子供の頃の思い出で、トウモロコシの味は、最も鮮烈な美味の記憶として残っている。
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  • 脚本家・井上敏樹エッセイ『男と×××』第50回「男と食 21」【毎月末配信】

    2019-07-31 07:00  
    550pt

    平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。今年も大好物の鮎を食べ歩いている敏樹先生。形が大きな京都の鮎がお気に入りのようですが、一方、お椀については最近は、京都よりも東京の方が「いい」とのこと。東西のお椀をめぐる美食談義が繰り広げられます。
    男 と 食  21      井上敏樹 
    東京に限っての事だが、今年は鮎がよくない。行きつけの店を何軒か回ったが、総じて形が小さ過ぎる。天ぷらにした方がいいようなサイズである。ハラワタの香りも頼りなく、食べていて情けない気分になって来る。食べ頃の鮎というのは、実は川によって大きさが違う。その川で捕れる鮎の平均サイズよりやや大きめの物がうまいのだ。鮎というのは川に縄張りを持ち、その川底の苔類を食する。小さな鮎は要するに栄養価の低い縄張りで育ったわけで、当然、餌である苔藻類の影響を受けるハラワタの香りも悪くなる。東京の割烹は、客の要望もあるだろうが、産地に関わらず小振りな鮎を選ぶ傾向があり、そこに問題があるのかもしれない。東京では、最近、お椀がいい。これは、かなり、いい。ここ一、二年でオープンした新店など、私の知る限り、悉くいい。どういうお椀がいいかと言うと、鰹節の味も昆布の味もせず、飲み終わった後にふわりと出汁の香りが胃袋から漂って来る。こういうのを返り味とか戻り味とか言う。いいお椀は腹の満ち具合に影響しない。食べた前と後で胃袋に影響がない。食べていながら食べていない、そういうのがいいお椀なのだ。
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  • 脚本家・井上敏樹エッセイ『男と×××』第49回「男と食 20」【毎月末配信】

    2019-06-27 07:00  
    550pt

    平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。ビールの一気飲みはできないが、鮎と鮑の一気食いならできるという敏樹先生。鮎料理の逸品を食べにでかけた銀座の店で遭遇した、とある美女のエピソードに思いを馳せます。
    男 と 食  20      井上敏樹 
    さて、別にいい子ぶるわけではないが、私は金で女を買う事が出来ないタイプの男であり、また、ジョッキの生ビールの一気飲みが出来ない。何も関係がないではないか、と言われそうだが、このふたつの事柄は私の中でイメージが一致している。まず、私は見ず知らずの女性と性的関係を結ぶのが恐ろしい。相手がどんな闇を抱えているか分からない。行為の最中、怪人に変身したら、どうやって戦えばいいのか。また、こういった心配を一切無視してデリヘルとかで女性を部屋に呼んだとしたら、私は大層気を使うであろう。派遣の女性が不快にならぬよう、普段は足の踏み場もない部屋の掃除をする。シーツを替える。新しいタオルを用意する。お茶をいれる。ケーキも出そう。全く面倒この上ない。
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  • 脚本家・井上敏樹エッセイ『男と×××』第48回「男と食 19」【毎月末配信】

    2019-05-30 07:00  
    550pt

    平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。今回のテーマは「味覚」です。食に一家言ある食通にとって、「味が分かる」ことは至上の価値とされます。舌に自信のある食道楽たちの、味覚をめぐるエピソードを語ります。
    男 と 食  19      井上敏樹 
    今年も花粉症がひどかった。私は多くの花粉のアレルギーだが、中でも杉花粉が一番ひどい。以前は医者に通っていたが、さほど効果がないのでやめてしまった。最近では市販の薬で誤魔化している。それも複数の抗アレルギー薬を一辺に飲む。薬剤師には止められるが、そうしないと効かないのだから仕方がない。薬にせよ、サプリメントにせよ、私は飲む事に躊躇いがない。これは母譲りである。母は自分で薬を飲む事も子供に飲ませる事もほとんど考えなしだった。なにしろ赤ん坊の私と電車に乗る際、泣かれるのが面倒なので睡眠薬を飲ませたというのだからひどいものだ。さて、先日、友人と食事をしていて、少々思うところがあった。この友人というのが、私から見ても食にうるさい、そして口の悪い奴なのだが、彼が人を評する時、『奴は味が分からない』というのが最大級の悪口になる。当然、『奴は味が分かる』と言えば最大級の褒め言葉だ。どうやら彼にとって、味の分かる分からないは舌の評価を越え、人間の本質に係わる重要な事らしい。気持ちは、分かる。私だって自分の馬鹿舌を棚に上げ、そういう面があるのであって、『味が分からない』→『感受性が鈍い』→『人の気持ちが分からない』→『犯罪者である』とわけの分からない判断を下す。しかし、当然、ここで疑問が生じる。味が分かるとは一体どういう事なのか? そんなに偉い事なのか?一般的には味がわかる、とは舌の鋭敏さと同義である。私は実際に会った事はないが、昔は超人的な味覚の持ち主がいたらしい。グルメ漫画に登場する『絶対味覚』の持ち主である。
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  • 脚本家・井上敏樹エッセイ『男と×××』第47回「男と食 18」【毎月末配信】

    2019-04-26 07:00  
    550pt

    平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。今や高級食材として店頭に並ぶようになった筍(たけのこ)。地中にあるうちに掘り出して調理するのが美味とされる一方、伊豆にはそれとは真逆の秘密の食べ方があるとか。筍の採取と調理法をめぐる極上の薀蓄が展開されます。
    男 と 食  18      井上敏樹 
    先日、電車に乗っていたらチャラチャラじゃらじゃらした若い女のふたり組がひと目も憚らず大声で馬鹿話を交わしていたのだが、そのうちにひとりが『昨日サザエさん観たら、マス男さんがキャバクラに行く話だったのでびっくりした』と言ったので、なんだか妙に安心した。さて、今年も筍の季節である。筍と言えば昔は庶民の食材で、我が家でも春になると必ず食卓に登ったが、今やすっかり高級食材になってしまった。ある料理研究家が『主婦たる者年に一度は筍を湯がくべきである』と語っていたが、昨今本当にいい筍を手に入れようとすると、財政的に相当の痛手になろう。最高級の筍と言えば、やはり京都は塚原あたりの、いわゆる白子筍という事になる。
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  • 脚本家・井上敏樹エッセイ『男と×××』第46回「男と食 17」【毎月末配信】

    2019-02-28 07:00  
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    平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。今回のテーマは「おふくろの味」。料理が得意で、強烈な性格の持ち主だったという敏樹先生のお母さん。悪童だった敏樹少年がきつい折檻を受けたエピソードをはじめ、母親との印象深い思い出を語ります。
    男 と 食  17      井上敏樹 
    おふくろの味、というものがある。よくある質問で、人生最後の食事はなにがいいか、と問われ、『おふくろが作ってくれた味噌汁』とか『おふくろが握ってくれたおにぎり』とかの答えが多いが、私はこういうのがどうも苦手だ。感傷的、偽善的な感じがする。私が最後に食べたいのは卵白だけで仕上げた河豚雑炊である。別に私の母が料理下手だったわけではない。母は料理が好きだったし、またなかなかの腕前であった。電子レンジが発売された当時、母は購入を迷っていたが、まだ温め機能しかない電子レンジを、あんな物はつまらないと結論し、代わりにオーブンを買っていた。このオーブンを使って、母はパンを焼き、ケーキを焼き、様々な料理を作った。中でも得意だったのは『豚肉のリンゴソース』で、敢えて言えばこれが私にとってのおふくろの味、と言える。随分お洒落のようだが、味噌汁やおにぎりだけがおふくろを象徴するわけではない。さて、『豚肉のリンゴソース』だが、これは比較的簡単で見た目も派手で大変旨い。ちょっとしたホームパーティに出せば、お客たちは狂喜乱舞する事請け合いである。まず、豚肉のロースの塊りを一キロほど用意する。強めに塩胡椒して、型崩れしないように出来ればたこ糸で縛り、フライパンで肉に焼き色をつける。肉を取り出し、休ませている間にバターとオリーブオイルを半々くらいフライパンに引いてタマネギを炒める。タマネギは大体一個分ほどだ。タマネギ臭さが飛んだら、やはり一個分のリンゴを厚さ二ミリ程度の銀杏切りにして一緒に炒める。リンゴがしんなりと半透明になったら、大さじ一杯分のケッパーを加え、先の豚肉にかけるようにしてアルミホイルで包み込む。後は210度ほどのオーブンで焼けばいいのだが、豚肉は加熱し過ぎると固くなるので要注意だ。肉塊に鉄串を刺して唇に当て、中まで火が通っていれば大丈夫。出来上がった物を二センチほどに切りわけ、ふにゃりとなったタマネギとリンゴをソース代わりに絡めながら食べる。白ワインに合うだろう。■PLANETSチャンネルの月額会員になると…・入会月以降の記事を読むことができるようになります。・PLANETSチャンネルの生放送や動画アーカイブが視聴できます。
     
  • 脚本家・井上敏樹エッセイ『男と×××』第45回「男と食 16」【毎月末配信】

    2019-01-31 07:00  
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    平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。今回は、魅惑的な食材である牡蠣についての話題から、若かりし日の敏樹先生の思い出が蘇ります。友達のような彼女のような、微妙な関係の女性とのデート中に占い師に捕まった二人。しかし、敏樹先生はある理由から、急いでその場を切り上げようとします。
    男 と 食  16      井上敏樹 
    先日、深夜に咳き込んで目覚めた。しばらくの間、布団の中で咳をしていたが、なにか変だ。異臭がするし眼が痛い。飛び起きてびっくりした。部屋中に白煙が充満している。牛乳色である。一寸先が真っ白である。これは……火事だ。今や火の手はマンション全体に回り、泥酔して逃げ遅れた私は最早助からないーそんな想いが頭を巡りパニックになった。私が死んだら多くの人々がスキップをして喜ぶだろう。悲しんでくれる者は冬の松茸ぐらい少ないだろう。などと考えたのも束の間、すぐに真相に思い当たった。夜、酔っ払っらって帰宅した私は、前日作ったシチューを食べようと火にかけて、そのまま眠ってしまったのだ。私は白煙を掻き分けてキッチンに行き、ガスを止めると全ての窓を開け、ドアを開けた。当然、シチューは台無しである。真っ黒に炭化している。鍋ももう使い物にならない。私は『あっちっち!』と指を火傷しながら鍋に水を入れつつ、『よし、これはエッセイに書けるな』などと考えていたのだから物書きというのはなかなかに図太い。さて、前置きはこのぐらいにして、今回は牡蠣の話。牡蠣というのは、どうやら好き嫌いがはっきりと別れる食材のようだ。そして嫌う者は牡蠣に当たった事がある者が多い。
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  • 脚本家・井上敏樹エッセイ『男と×××』第44回「男と食 15」【毎月末配信】

    2018-12-27 07:00  
    550pt

    平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。今回は鰻(うなぎ)のエピソードです。鰻が大好物の祖母と、鰻が大の苦手な父の間で育った敏樹先生。鰻屋ではなく割烹で食べる鰻についての薀蓄から、小学生の頃、家族と外食で鰻を食べたその日に起きた出来事に思いを馳せます。
    男 と 食  15      井上敏樹 
    さて、今回は鰻のお話。鰻と言えば死んだ祖母の事を思い出す。祖母は鰻が大好きだった。八十九歳で死んだ祖母だったが、死ぬ少し前まで、母が買って来た鰻を食べ、さらにもうひとつ好物だった無花果のデザートを楽しんでいた。鰻に無花果と言うと、随分健啖家のように思われるかもしれないが、祖母は痩身で腺病質、そして背中に大きな生まれつきの青痣があった。そのせいで、鰻と無花果と青痣は私の中でひとつのイメージとして繋がっている。父はこの祖母のひとり息子として甘やかされて育ち自己中心的な人格破綻者になったが、鰻が大の苦手であった。あの皮が気持ち悪いと言うのである。きっと子供の頃にひどい鰻を食ったのだろう。皮はなきが如く焼く、のが、鰻を焼く極意だと言うが、群馬の山奥で育った父にはそんな名店に行く機会はなかったに違いない。
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  • 脚本家・井上敏樹エッセイ『男と×××』第43回「男と食 14」【毎月末配信】

    2018-11-29 07:00  
    550pt

    平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。以前、上海蟹にハマったことがあるという敏樹先生。上海蟹の老酒漬けを友人に振るうべく、大量の上海蟹を調理していたところ、目を離した隙に一部の蟹が鍋から脱走。部屋中を探し回りますが、どうしても3匹の蟹が見つかりません。
    男 と 食  14      井上敏樹 
    先日、地図を買った。日本地図である。なんとなれば私は呆れ果てるぐらい地理に弱いからだ。昔から興味がなかった。自分は日本人だ、日本中、どこに行ってもそこは日本だ。それだけ分かっていればいいと思っていた。なにしろ広島は東北だと思っていたし、名古屋は『市』ではなく『県』だと信じていたぐらいである。友達と旅行の計画を立てていても『長野と愛媛に行きたい店がある。昼飯は長野、夜は愛媛でどうよ』などと言って顰蹙を買う始末だ。京都奈良間も三鷹から吉祥寺ぐらいの距離かと思ってタクシーに乗ったら一時間半もかかってしまった。これまではそんな感じで強引に生きて来たが、これではいかんと反省し、地図を買ったわけである。最近では夜寝る前に日本地図を眺めている。おかげで四国四県を言えるようになった。人間、幾つになっても勉強である。さて、今回は蟹の話。当然、蟹にも色々あるが、上海蟹の話である。この蟹は名前の通り中国で採れる淡水蟹でモズク蟹の仲間である。中国では蟹は海より川、川より湖のものが良いとされるが、これは上海蟹への讃歌だろう。中国では自動販売機で上海蟹を売っていて、まさに国民食と言っていい。私も、はまった。
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