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記事 4件
  • [特別無料公開]「遅いインターネット」最大の危機(『水曜日は働かない』第3部第4話)|宇野常寛

    2022-09-30 07:00  

    本日のメルマガは、PLANETS編集長・宇野常寛の新著『水曜日は働かない』(ホーム社)から一部を特別無料公開してお届けします。今回お届けするのは、宇野の前著『遅いインターネット』執筆時のとあるエピソード。本書執筆中、なかなか筆が進まない時期があったという宇野に対して、脚本家・井上敏樹先生が送ったある「アドバイス」とは……?
    「遅いインターネット」最大の危機(『水曜日は働かない』第3部第4話)|宇野常寛
     去年の夏、僕は完全に『遅いインターネット』の執筆に行き詰まっていた。この本は僕にとってふたつの目的で書いた本だった。第1に、僕がこれからはじめる「遅いインターネット」計画についてのマニフェストと、そこに至る背景の分析を示して世の中に対して問題提起を行うこと。第2に、その背景となる分析として僕がこれまで考えてきたメディアや政治、あるいは経済についてのさまざまな思考を一冊にまとめることだ。後
  • [特別無料公開]窓ぎわにトットちゃんはもういない(『水曜日は働かない』第2部第1話)|宇野常寛

    2022-07-01 07:00  

    本日のメルマガは、PLANETS編集長・宇野常寛の新著『水曜日は働かない』(ホーム社)から一部を特別無料公開してお届けします。本書の第2部「2020年代の想像力」第1話で綴られた「窓際にトットちゃんはもういない」。黒柳徹子のベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』を読んだ宇野常寛が、「規格外の個性」を排除しがちな今日の情報環境と、その居場所について思いを馳せます。
    窓ぎわにトットちゃんはもういない(『水曜日は働かない』第2部第1話)|宇野常寛
     黒柳徹子がその少女時代を綴った『窓ぎわのトットちゃん』は、1981年に発売と同時に大きな反響を呼び、戦後最大のベストセラーのひとつに数えられている。その発行部数は累計800万部、世界35ヶ国以上で翻訳出版され、日本発の児童書の代表的な存在になっている。  僕がこの本を知ったのは小学生の頃で、このうちの「畠の先生」というエピソードが切り出されて国語の教
  • [特別無料公開]食べるチャンスは逃さない(「水曜日は働かない」第7話)|宇野常寛

    2022-06-17 07:00  

    本日のメルマガは、PLANETS編集長・宇野常寛の新著『水曜日は働かない』(ホーム社)から一部を特別無料公開してお届けします。第7話で綴られたのは「食」についてのとあるエピソード。宇野常寛が「食べる」ことに徹底的に執着するのはなぜなのか、高校時代の「思い出」と共にその秘密が明かされます。
    食べるチャンスは逃さない(「水曜日は働かない」第7話)|宇野常寛
     突然だが、僕は「食べる」ことが好きだ。T氏とは毎週水曜日にランニングの後に昼食を摂ることにしているのだけれど、昼間から飲酒できればどこでもよいというT氏とは異なり、僕はいつもギリギリまで、何を食べるか検討する。なぜならば僕は一食、一食をとても大切にしているからだ。「宇野さんは、本当に食べることに執着しますよね」と若干の批難を込めて、T氏はいつも僕に言う。彼はたぶん僕のことを年甲斐もなく意地汚い人間だと思っているのだろう。しかし、僕にも言
  • [特別無料公開]マラソン大会は必要ない(「水曜日は働かない」第3話)|宇野常寛

    2022-06-07 07:00  

    本日のメルマガは、PLANETS編集長・宇野常寛の新著『水曜日は働かない』(ホーム社)から一部を特別無料公開してお届けします。「水曜日は働かない」という大胆なライフスタイルを、エッセイ集として提案する本書。今回お届けするのはマラソン「大会」にまつわるとあるエピソードです。「水曜日は働かない」でランニングに励む宇野常寛なりの、走ることを通してみえてくる暮らし方について綴ります。
    ※本日19:30開催のトークイベント「遅いインターネット会議」では、働き方改革PJアドバイザーの坂本崇博さんと、スキルのマーケットプレイス「ココナラ」代表・南章行さんをお招きして、「働き方」をテーマに議論します。ご視聴はこちらから。

    マラソン大会は必要ない(「水曜日は働かない」第3話)|宇野常寛
     気づいたときは既に手遅れだった。それも、決定的に。その連絡を受けたとき、僕は都内を走っていた。正確に述べれば、走り終