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  • 15日間、日本の旅|周庭

    2017-01-25 07:00  

    御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記第4回 15日間、日本の旅
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2017.1.24 vol.777
    http://wakusei2nd.com


    香港の社会運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんは12月から1月にかけて日本を訪れました。香港の現状を日本の学生に伝えようと来日した周庭さんは、たくさんの友だちと出会うことになります。初めて訪れた関西での驚きや、友だちとの観光や忘年会、ゲストレクチャーの様子など、15日間の日本旅行の思い出を振り返ります。
    ▼プロフィール
    周庭(アグネス・チョウ)
    1996年香港生まれ。社会活動家。17歳のときに学生運動組織「学民思潮」の中心メンバーの一員として雨傘運動に参加し、スポークスウーマンを担当。現在は香港浸会大学で国際政治学を学びながら、政党「香港衆志」の副秘書長を務める。
    ◎翻訳:伯川星矢
  • わたしの学校生活|周庭

    2016-12-21 07:00  

    御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記第3回 わたしの学校生活【毎月第3水曜配信】
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2016.12.21 vol.758
    http://wakusei2nd.com


    今朝のメルマガは、香港の社会運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんの連載「御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記」の第3回をお届けします。香港浸会大学の学生でありながら、立法会議員事務所の非常勤政策研究員と政党の副秘書長を兼任している彼女は、どんな学生生活を送っているのでしょうか。今月誕生日を迎えたばかりの周庭さんが、キャンパスライフや高校生活の思い出、20歳の抱負を語ります。
    ▼プロフィール
    周庭(アグネス・チョウ)
    1996年香港生まれ。社会活動家。17歳のときに学生運動組織「学民思潮」の中心メンバーの一員として雨傘運動に参加し、スポークス
  • 社会が中央政府に蝕まれた今、わたしたちはいまだに何を恐れるのか|周庭

    2016-11-16 07:00  
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    御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記第2回 社会が中央政府に蝕まれた今、わたしたちはいまだに何を恐れるのか【毎月第3水曜配信】
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2016.11.16 vol.734
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    今朝のメルマガは、香港の社会運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんの
  • 【新連載】御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記 第1回 社会運動から見た香港の変化、そしてわたしの変化

    2016-10-19 07:00  
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    【新連載】御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記第1回 社会運動から見た香港の変化、そしてわたしの変化【毎月第3水曜配信】
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2016.10.19 vol.714
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    今朝は香港の社会運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんの新連載をお届けしま
  • 【特別インタビュー】ロビイストは日本的政治風土を変えうるか? マカイラ株式会社代表・藤井宏一郎が語る「パブリック・アフェアーズ」(毎週金曜配信「宇野常寛の対話と講義録」) ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.571 ☆

    2016-04-22 07:00  
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    【特別インタビュー】ロビイストは日本的政治風土を変えうるか? マカイラ株式会社代表・藤井宏一郎が語る「パブリック・アフェアーズ」(毎週金曜配信「宇野常寛の対話と講義録」)
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2016.4.22 vol.571
    http://wakusei2nd.com


    今朝のメルマガは、元Googleで現在はマカイラ株式会社の代表を務める藤井宏一郎さんのインタビューです。日本では数少ない、政治と企業とをつなぐ「ロビイング」を仕事としている藤井さんは、旧来的な中間団体や談合がはびこる日本の政治風土に、どのような新風を吹き込もうとしているのか。藤井さんが考えるロビイストの役割と理想について、お話を伺いました。
    毎週金曜配信中! 「宇野常寛の対話と講義録」配信記事一覧はこちらのリンクから。
    ▼プロフィール

    藤井宏一郎(ふじい・こういちろう)
    テクノロジー産業や非営利セクターを中心とした公共戦略コミュニケーションの専門家として、地域内コミュニケーションから国際関係まで広くカバーする。科学技術庁・文化庁・文部科学省にて国際政策を中心に従事した後、PR 会社フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社にて企業や非営利団体のための政策提言・広報活動を行った。その後、Google 株式会社執行役員兼公共政策部長として同社の日本国内におけるインターネットをめぐる公共政策の提言・支援活動や東日本大震災の復興支援活動などを率いた。東京大学法学部卒、ノースウェスタン大学ケロッグ経営学院卒 MBA(マーケティング及び公共非営利組織運営専攻)。PHP総研コンサルティングフェロー。情報通信政策フォーラム理事。Asia Pacific Institute for Digital Economy 理事。国際協力団体・一般社団法人ボランティアプラットフォーム顧問。日本 PR 協会認定 PR プランナー。
    ◎聞き手:宇野常寛
    ◎構成:稲葉ほたて
    ■パブリック・アフェアーズとは何か
    宇野 藤井さんとはじめてお会いしたのは、数年前ですね。当時はGoogleにいらっしゃって、この前のお正月に久しぶりにお会いしたときに、藤井さんのご活動についてお伺いしたのですが、とても面白いと思いました。ただ、同時に説明が非常に難しいなとも思ったんです。けれど藤井さんのようなプレイヤーがいることとその活動を、このメルマガの読者に伝えることはとても価値があることだと思ったので、取材をお願いした次第です。
    藤井 そうですね(笑)。でも、ひとまず説明してみましょう。
    私は現在、マカイラ株式会社というコンサルティングファームをやっているんです。これが何の会社かというと、「イノベーション・アドボカシー」をやる会社になります。「アドボカシー」というのは広く「政策などの提唱活動」という意味の英語ですが、その意味するところは提言するだけに留まりません。PR活動、イベント開催、ロビー活動……まで広くその政策過程に入り込んで支援していく業務なんですね。
    たとえばあくまでも例ですが、今話題になっているシェアリングエコノミーだったら、そのための新たな規制について、新規産業側の視点に立って積極的に提言していくことになります。規制についてであれば、民泊と旅館業法の問題や、ライドシェアだったら道路運送法の問題がある。そういうことに関して、法律事務所さんなどの手を借りたりしながら、「日本の規制はこういうふうになっていて、こういう問題がある」ということを分析するわけです。すると「法律や政策をこういうふうに変えれば、このビジネスは実現できるんじゃないか」ということが提案できるんですね。
    で、その上で規制当局――つまり霞ヶ関で実際に法律を所管している役所のお役人の方々にお会いして、「こういうビジネスを日本でやりたいのだが、こういう問題があって、諸外国ではこういう形で法律が改正されてうまくいっている。日本でもなんとかならないか」と話すわけです。もちろん、その一方で永田町にいる先生方にもお会いして、同じようなご説明を差し上げます。
    さらに経済団体や産業団体も関わってくるので、そういう方々にもお会いして、味方になってくれそうな人たちに「ぜひ一緒にやりましょう」と言って、巻き込んでいきます。同様の問題で困っているベンチャー企業などにも当たって、「この運動を一緒に巻き起こしましょう」と話します。
    宇野 基本的にはロビイング活動の啓蒙とサポートをしているわけですね。
    藤井 もちろんそれだけではなくて、ときにはイベントなどを開いて、ユーザーの組織化も積極的に行います。あるいは、経済分析をやるようなコンサルティング会社さんと組んで、具体的な経済効果を算出したりもしますしね。
    宇野 政治過程の一連のプロセスに総合的に関わっていく仕事がパブリック・アフェアーズだということですね。
    藤井 そうです。
    今、我々はテクノロジーのものすごく面白い転換期にいるんですよ。情報通信革命という言葉はこの20年くらい使われ続けていますが、間違いなくこれは新たな産業革命でしょう。ここまで劇的に世の中が変わるのは本当に何百年に一度、下手をすれば千年に一度です。それこそ活版印刷の発明と同じくらいの節目に、我々は立っているわけですよね。
    そのときにテクノロジーと世の中の間に立って、政策や社会システムを作り上げる仕事の一端を担えることは、とても幸せで特別なことだと思いますね。
    しかも、ここに来てテクノロジーが“ウェブブラウザから飛び出した”わけですよ。単にブラウザの中で完結するSNSなどのサービスと違って、IoTやロボティクス、ドローンやシェアリングエコノミーのような、物理的に機械と機械を繋いで、画面の外で起きる出来事を扱うサービスが盛り上がり始めているんです。

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  • "雨傘の女神"の90日戦争――10代オタク女子が戦った香港大規模デモ/「学民思潮」元スポークスマン・周庭さんインタビュー ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.348 ☆

    2015-06-19 07:00  

    "雨傘の女神"の90日戦争――10代オタク女子が戦った香港大規模デモ「学民思潮」元スポークスマン・周庭さんインタビュー
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2015.6.19 vol.348
    http://wakusei2nd.com


    2014年9月28日から、約3カ月間にわたって世界を揺らし続けた、香港の普通選挙を求める大規模デモ「雨傘運動」。6月18日に、親北京派が推進していた選挙改革法案が立法会(香港の議会)で否決されたのも、雨傘運動の大きな成果の一つと言えるでしょう。
    当時、その中心部にいたのが17歳の学生運動家・周庭(アグネス・チャウ)さんです。「学民の女神」と呼ばれ、学生によるデモ活動の中で大きな役割を担った中心メンバーの一人ですが、その素顔は日本のサブカルチャーを愛好する、ごく普通の女の子です。
    雨傘運動の終結から約半年、来日した周庭さんをPLANETS編集部に招いて、葉錦龍さん、張彧暋さんの通訳で、学生運動を始めた経緯から、香港の社会運動の実情についてまで語ってもらいました。
    先日、周さんが出演したPLANETSチャンネルのニコ生はこちら!→“香港雨傘運動の女神リーダー・周庭さんが降臨! 緊急ニコ生「末期オタクの革命闘士に聞く、日本のアニメとアイドル」周庭×張イクマン”
     
    ◎聞き手:宇野常寛
    ◎構成:葉錦龍、張彧暋◎写真:小野啓
     

    ▲周庭さん
     
     
    ■ 女子中学生が社会運動家になるまで
     
    ――まずは自己紹介からお願いします。日本語でも広東語でも大丈夫ですよ(笑)。
    周庭 日本語だと自信がないので広東語でいいですか?(笑)。私の名前は周庭(アグネス・チャウ)。1996年生まれの18歳です。香港の中学生が中心となって2011年に結成された学生運動組織「学民思潮」の中心メンバーの一員として、雨傘運動に参加しました。担当した役職はスポークスマンですが、雨傘運動が始まってまもなく、強烈なプレシャーに晒されて、10月10日に辞退しました。その後も学民思潮の中心メンバーとしての活動は続けていて、オキュパイエリアの占拠にも参加しました。
    ――そもそも周庭さんが雨傘運動に参加したきっかけは何だったんですか?
    周庭 もともと学民思潮のメンバーだったので、雨傘運動以前から社会運動には参加していました。最初に参加した社会運動は、2012年に行われた学生組織による普通選挙を求める運動です。
    ――その運動では、どのような活動を行ったのでしょうか?
    周庭 大学生と専門学校生による社会運動組織「香港学生連盟」(HKFS)が中心となって、授業への出席を拒否する大規模なボイコットが行われました。そのときに私を含む学民思潮のメンバーの一部が、最終日のみボイコットに合流したんです。ボイコットが終結した27日夜、学民思潮と学生連盟は、3年前の国民教育反対運動で中心地となった政府官舎前広場に回帰する臨時決議を採択し、政府が設置したバリケードを突破して広場に突入しました。このとき警官隊と衝突となり、黃之鋒(ジョシュア・ ウォン)を始めとする運動のリーダーの多くが逮捕されました。この事件が、後の雨傘運動へと繋がっていくことになります。
     

     
    ――その頃、周庭さんは中学生ですよね。国民教育反対運動に参加した動機は何だったんですか?
    周庭 元々は政治に無関心な普通の中学生でしたが、Facebookで学民思潮の存在を知りました。当時、学民思潮では国民教育反対の機運が高まっていて、自分と同じ中学生が学生運動を引き起こせるのは凄い、自分もそういう人間になりたいと感じました。その後、香港政府のホームページを調べて初めて、国民教育とは何かについて真剣に考え始めました。国歌斉唱を強制されたり、「国旗を見るときに涙を流さなければならない」といった態度の押し付けがあったりして、これは教育ではなく洗脳ではないか。そういう思いから学民思潮への参加を決意しました。
    ――なるほど。香港には周庭さんのような10代の学生が社会運動に参加する風潮は、以前からあったんですか?
    周庭 学生運動は昔からありましたが、基本的に参加するのは大学生に限られていました。1989年の天安門事件も当時の大学生が中心ですし、90年代、00年代と続く学生運動の中で、中学生が運動に参加した例もあるにはありますが、規模は小さかった。中学生によって大規模な社会運動が引き起された最初の例は、やはり国民教育反対運動ですね。中学生は知識や経験では大学生にかないませんが、公民の一員として運動に参加する権利と責任がある、というの学民思潮の中心的な思想です。
    ――その運動の中で、周庭さんが学民思潮のスポークスマンという重要な役割を担うようになったのは、どういうきっかけからですか?
    周庭 私がスポークスマンに就いたのは、国民教育反対運動が終わってからのことです。運動が一段落した後に、問題の本質は社会制度にあることに気付いた私たちは、今度は社会制度の民主化を求める主張を始めました。その中で、クレーン車から巨大な横断幕を吊り下げる運動があったのですが、リーダーの黃之鋒ともう一人が、クレーンに上がらなければなかったんですね。そのとき、ほかのメンバーから「周さん、やってみたら?」と推されて上がったことで注目されて。その直後のメディアの囲み取材が、スポークスマンとしての最初の仕事になりました。当時はあまりに突然の出来事で、自分がどういう状況にあるのか理解できず、初仕事の内容は散々でした。ただ、周囲からは「成長の見込みがある」ということで、スポークスマンを続けるように薦められたので、自分としても挑戦してみようと思いました。
     

     
     
    ■ 路上占拠中の息抜きは日本のアニメ
     
    ――雨傘運動では3カ月近くも香港都市部の路上を占拠していたわけですが、その間、どういう生活を送っていたんですか?
    周庭 私はアドミラルティの占拠には最初期から参加していて、週に一度は着替えを取りに帰宅して家族と食事をしますが、それ以外は基本的にアドミラルティで過ごしていました。毎日3回のミーティングがあり、そこで今後の計画などを話し合って、後は自分のテントの近くで携帯電話をいじったり、ぶらぶらとリラックスしてました。日本のアニメやバラエティもそこで観てました。
     
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