-
「家族2.0」は近代家族のダークサイドを補完する。
2017-12-04 23:4651pt以下、「家族2.0」の記事へのAlfred-Laimyさんのコメントです。
海燕さん
「家族2.0」について読ませて頂きました。思うところがあって色々と書いていたら結構長くなってしまいましたが、お言葉に甘えてコメント欄に投稿いたします。
僕にもその思いには覚えがあります。新幹線を使えば2時間30分で帰れるとはいえ、郷里から遠く600kmも離れた関東の地で一人暮らしをする自分には、海燕さんの主張は痛いほどよく解ります。
でも、いや、だからこそ、「家族2.0」という関係は決定的なところで“弱い”。そこには苦しみや悲しみといった、人間の弱さの共有が、根の深いところで欠けています。いや、それは「家族2.0」が“意図的に避けたもの”とさえお見受けします。
仰る通り「近代家族」は血でつながれた、断ち切り難い関係です。庶民から芸術家に王族まで、古今東西この「家族」というものに如何程の人間が -
家族を血縁から解放せよ。「家族2.0」という新しいアイディア。
2017-12-04 07:0051ptさて、そういうわけで、きのうの記事の続きです。「家族2.0」の話。
いやまあ、それほど大げさなアイディアではないのですが、ようするにこれからの「家族」は「血縁」に限られないはずだということです。
「小説家になろう」などを見ていてもわかるのですが、ひとが幸せになるための条件をゼロベースで考えていくと、どこかで「家族」という概念が出てきます。
これは現代の心理学の知見にも合致したもので、やっぱり人間にとって家族の存在は大きいわけです。
そう、むろんひとり孤高を保つ人はいるにせよ、人が孤独から逃れ豊かな人生を生きるためにはどうしたって「家族」が必要な側面がある。
でも、いまの時代、その「家族」とはいわゆる「近代的家族」に捉われる必要はないということです。自分で好きな人と好きなようにファミリーを築いていけばいい。「血縁」、あるいは「恋愛感情」は必ずしもそこで必須だとは思いません。
ぼ
1 / 1