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ひきこもりに居場所はない。だから自分で作るしかないということ。
2015-06-04 18:0451pt
ども。『スプラトゥーン』と『ゼルダの伝説 風のタクト』を買おうかどうか迷っている海燕です。
さすがに未クリアのソフトを増やしすぎるのもどうかと思うんだけれど。うーん。
さて、日々、リアルライフを神ゲーにしたいと願っているぼくですが、じっさいにはそれとは程遠い生活を送っております。
いや、楽は楽なんですけれどね。働かなくても一定の収入は入って来るし、一日中寝転んでいても文句をいう人はいないし、ある意味でこれほど気楽な人生はないといえそうですが――でも、退屈。
星里もちるの漫画『本気のしるし』のなかに、すべてを失って無為に暮らす主人公が、公園のベンチか何かの上に座って「この退屈だけは耐えられない」と呟くシーンがありましたが、いまのぼくはその気持ちがしみじみとわかります。
やっぱりひとは無為には耐えられない生き物なのです。
何かを積み上げている実感、つまり「生きがい」がないと、生きていけないのが普通だと思う。
もちろん、積み上げることにどれほどの意味があるかといえば、何もないのかもしれない。
しかし、それでもひとは何かが積み上がっていくことそのものに喜びを感じるのではないでしょうか。
ひとはいくら頑張っても何も積み上がっていかない状況に長くいると、ついには狂ってしまいます。
そういうわけで、人生を神ゲーにするためには「努力の成果が積み上がっていく実感」がほしいところなのですが、そこでいったい何をしたらいいものやら途方に暮れてしまいます。
できれば、書くことで何か実りを得たいのだけれど、まあ、むずかしいよね。さりとて、ほかに何ができるわけでなし。
安定してはいるが退屈な生活という牢獄に閉じ込められて、この先、何をしたら良いものやら、悩み、迷うところです。
しばらく前にぼくは「自分自身を主人公にした自分のライフストーリーを生きて行きたい」というようなことを書きました。
これは、他人の物語を受動的に読んだり見たりしつづけることに限界を感じたことから出た発言です。
つまり、ぼくはやはり他人の物語を読んだり見たりするだけでは満足できないと気づかざるを得なかったのですね。
どうしても自分の人生を充実させなければ他人の物語を楽しむこともまたできないのだということです。
いま、 -
あなたがハマっている趣味の面白さを教えてください!
2015-05-28 12:2851pt
ふたつ前の記事でふれたPhaさんの新刊『持たない幸福論』を読み終わった。
くわしい感想はのちほど書くとして、個人的に参考になったのが「お金をかけずに時間をつぶす方法」のところ。
ほぼ、ぼくと同じ結論なので、やっぱりそうだよなあとひとりうなずいた。
たとえば、将棋。
ぼくはまったく将棋をたしなまない人なのだが、一定の興味はあって、いつか覚えてみたいなあと思っている。
もっとも、もう30年近くそう考えているので、このまま一生、覚えずに終わるかもしれないが、とにかくローコストで楽しく過ごすために将棋(や囲碁やチェス)はとてもいい方法だと思うのである。
ほかには、競馬とかサッカーとかアイドルなどが思い浮かぶ。
いずれもハマったら奥深そうで、それなりに資金もかかりそうだが、テレビやネットで観ている分にはほとんどお金はかからない趣味である。
これだけではインドアに偏りすぎているので、フットサルとかハイキングとか山登りを付け加えてもいいだろう。
いまの世の中、ほとんどお金がかからない娯楽があふれていて、ぼくのような貧乏人でも、趣味でお金を使いすぎることは心配しなくていい。
娯楽を供給する側から見れば大変かもしれないが、消費する側としては実にいい時代だ。極楽極楽。
しかし、いくら口先でそういっていも、じっさいには新しい趣味を始めることはわりに大変である。
ぼくが「将棋を覚えたいなあ」と考えてから30年間、ほぼなんの行動も起こしていないことからもそのことはわかる。
どんな趣味でも始めようと思ったらそれなりのハードルを乗り越えないといけないわけだ。
そのとき、最も良いのは既にその趣味に習熟しているだれかから手ほどきしてもらうことだろう。
たとえば、将棋を始めるときにも、ある程度くわしい人から教えてもらうと、入門のハードルがかなり下がると思う。
また、その趣味にくわしい人にしても、自分と同じ興味を持つ人が増えることは嬉しいから、嬉々として教えてくれたりするものだ。
こうして需要と供給がマッチすれば、教える側も教わる側も幸福になる――理屈では、そうなるはず。
ところが、これが必ずしも上手くいかないんだよなあ。
自分が好きなものの魅力を、それについてくわしくしらない人に教えることは、案外むずかしいものだ。
『3月のライオン』に主人公がしりあいの女の子に将棋の面白さを教えようとして失敗するエピソードがあったが、どのジャンルでもそういうことはしばしばくり返されているのだと思う。
これがねえ、どうにかならないものかといつも思うんだよね。
趣味を媒介にした教導関係がうまくいかないのは、教える側が「なぜか偉そう」とか、「初心者の気持ちがまったくわかっていない」とか、「いきなりマニアックなところから教えてしまう」とかだったりするあたりに主な問題点があると思うのだが、これらを解決するノウハウを蓄積することはできないのだろうかと思うわけなのですよ。
たとえば、将棋初心者が気楽に入門できて、その奥深さの一端をしるところまでサポートしてくれるサイトがあるととても嬉しい。
いや、わかっている、もちろんそういうサイトはたくさんあるだろう。
また、入門書などもたくさん出ていることと思う。
しかし、その最も丁寧なものすら、初心者以前のぼくから見ると敷居が高い。
さすがにコマの動かし方を覚えるくらいまでは行くんだけれど、そこから先へ進むことがどうにもできず、挑戦と挫折をくり返してしまうわけなのだ。
べつだん、将棋に限らない、たとえばアイドル歌手なんかも興味はあるのだけれど手を出しづらいジャンルだ。
お前が軟弱すぎるだけじゃないかといわれればその通りだけれど、ぼくのような人種はどのジャンルでも大量にいると思うのである。
そういう「新人」をどうやってその趣味に招き入れるかによって業界自体の栄枯盛衰が決まってくると思うのだけれどどうだろう。
ぼくとしては「一見してわかりやすいもの」だけに人々の興味が集まるのは面白くない、「わかりづらいけれどなれると超面白いもの」も広まっていってほしいと思うから、わりと切実な話なのである。どうしたものやら。
というわけで、何かぼくに新しい趣味を教えてやろうという方がいらっしゃいましたらコメント欄やTwitterに書き込んでください(笑)。
たとえば、野球観戦の面白さについて教えてくださると、ぼくとしては興味津々、聞き入ることと思います。
野球の面白さはまったくわからないわけではありませんが(野球漫画たくさん読んでいるし)、どこを注目して見ると面白いのかはいまひとつよくわかっていないんですよね……。
もちろん、野球やサッカーではなく、フィギュアスケートでも、BL小説でも、YouTubeでも、競艇でも、陶芸でも、パン作りでもかまいません。あなたがハマっている趣味についてぼくに教えてほしいのです。
まあ、コメント欄でのやり取りには限界がありますから、さらにくわしいことはFacebookなりLINEあたりで教えていただけると助かりますが……。
「教わる」ことを通じて、その趣味で初心者がどう挫折するのかあきらかにできたらなあ、などと考えています。
あと、『スプラトゥーン』をプレイする予定の(あるいは、既にプレイしている)人がいたら教えてください。ぜひいっしょに遊びましょう。
いや、ぼくはこれから買う予定なんですけれどね。
人生は楽しみに満ちているなあ。ひきこもり生活も退屈する心配はないようです。
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