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記事 3件
  • プロブロガーは気楽な稼業ときたもんだ。

    2016-05-14 11:56  
    51pt
     「「会社をやめて、ブログで食べていこう」と思っている若い人たちへ」という記事を読みました。「プロブロガーとか目指す前にちょっと考えてみてみ」という内容です。

     「自分というキャラクターを売り物にしたブログ飯」を職業にしてしまうと、収入的な天井って、イケダハヤトさんとかはあちゅうさんのような「年収数千万レベル」が「天井」なんですよ。世界的には、もっと稼いでいるユーチューバーとか、いるみたいだけど。
     そして、稼ぎ続けるためには、炎上するような発言を繰り返す「鋼鉄のメンタル」が必要だし、セミナーとか情報商材的なものを売る「ライフスタイルネズミ講」に手を染める人もたくさんいます。
     それでも、10年、20年と食べていくのは難しい。
     だからこそ、先駆者たちは、「芸能人化」して、タレント活動や著書の出版、講演で安定収入を目指しています。
     そういう枠は、そんなにたくさんはありません。
     先駆者たちはまだ若いし、メディアも「イケダハヤトの劣化コピー」なんて要らないはず。
    http://fujipon.hatenablog.com/entry/2016/05/13/133901

     うなずける話です。
     ぼくも、一応は「プロブロガー」を名のれるラインの底辺をさまよっている人間なので、こういう記事には思うところがあります。
     いや、この記事の内容そのものにはまったく異論がないのですが、ぼく自身はそれでもブロガーやっているわけで、やっぱり「そうなった理由」があるわけです。
     なぜ、ぼくは医者や公務員や芸能人やサラリーマンではなく、ブロガーを選んだのか?
     すいません、実は選んだわけではありません。「気づいたらこうなっていただけ」なのです。
     ぼく、本質的にはただのニートなので、「これしかできない」のですよね。
     ほかにできることがあったらそっちをやっていたと思うのだけれど、ほんとにこれしかできないのだからしかたない。
     それはまあ、医者のほうが平均収入がいいのは間違いありませんが、ぼくは医者なんてなれないもん。
     一応は医学部生であるてれびんとか見ていると、「ひょっとして、医者なんてだれでもなれるのでは……?」と思えてくることもほんとうではありますが、それは錯覚。
     ぼくの頭ではどうあがいても医学部なんて受からなかったことでしょう。
     また、致命的に集団生活に向いていないぼくにはまともな公務員やサラリーマンもできそうにありません。そもそも無能だし。
     まして芸能人とかできるわけがないから、結局はブロガーしかなかったわけです。
     そのブロガーになれたのもたまたまで、もしここでブログ書いていなかったらほんとのひきこもりになっていたと思います。
     そういう意味では、ドワンゴさんには頭があがりません。いつもしょうもない記事ばかり書いていてごめんなさい。
     まあ、そういうわけで「気づいたらなっていた」ブロガーというお仕事ですが、この仕事には上記の記事には書かれていないひとつの大きなメリットがあります。
     それは「楽なこと」。
     ブロガーとは寝ころんでポテトチップスをコーラで流し込みながらアニメを見てネットに感想を書き込むとお金がもらえるお仕事。
     一見すると楽そうに見えるかもしれませんが、じっさいには想像以上に楽です。もう、なんの苦労もない。ちょー気楽。
     だって、ブロガーなんて、何書いてもいいんだもん。好きなことを好きなように書いていればいいのだから、こんなに楽な作業はないと思う。
     作家さんみたいに編集者がいて逐一チェックされるということもないし、書くことがないときはライトノベルかエッチな漫画でも買いに行って感想を書けばいい。
     こんな仕事がこの世にあっていいのだろうかと思うくらい。
     まあ、たしかにアフィリエイトで稼ごうと思うとそれは大変だと思います。
     ぼくも昔、ちょこっと手を出したことがありますが、ぼくにはアフィリエイトは合っていませんでした。
     その昔、はてなダイアリーで書いていた頃、ぼくは最大で月に40万PVくらいアクセスがあったのですが、それでも月額7万円程度しか稼いだことがありません。
     お小遣いとしてはそこそこですが、食べていける収入ではないですよね。
     アフィリエイトで食べていくのはやはり相当大変だと思います。
     それに比べると、いまの収入は諸々全部合わせるとその何倍かあります。
     しかも(その月で極端な人数が会員を辞めなければ)毎月確実に入ってくる。
     ちなみに過去半月(15日間)で会員を辞めた人はひとりだけですから、この収入は今後少しずつ増えていくであろうことが見通せます。
     仮に毎日ひとりずつ会員が増えていくと1年間で100万円くらい収入が増す計算になります。ふたりずつなら200万円ですね。
     ぼくとしてはこのくらいのペースで増やしたいのだけれど、なかなかそうはいかないというのが実情。
     が、まあ、増えることは増える。あくまで、マジメにいまのペースを守っていればの話ですが……。
     まあ、とにかく結果としては、ぼくには会員制のブログのほうが合っていたということのようです。
     もちろん、神のように偉大なニコニコ動画さまの恩恵を受けて初めて成立する話であるわけですけれどね。ありがたやありがたや。
     とにかく、会員制ブロガーはいいお仕事だと思うわけです。
     楽だし、定期的にお金が入るし、しだいに収入は増えていくし、いいことずくめ。
     いや、いまのところたいしたお金になっているわけではないし、ぼくはそうとう運がよかったほうなので、ひとにやってみることを奨めたりはしませんが。
     でも、 
  • ハーフボイルドエッグが茹であがるまで。

    2015-05-15 01:23  
    51pt
     おととい、きのうと二日も休んでしまったのできょうは続けて更新することにします。
     というのは半分は嘘で、ほんとうはいまひとつ書き足りないからもう一本記事を書こうかと。
     あまり中身がある記事にはならないと思うので、読みたくない人は飛ばしてください。
     さて、ブログというメディアはぼくに合っていて、基本的には楽しく書いているのですが、当然、不満もあります。
     ブログで特に辛いところは、一本の記事という単位で読まれることです。
     長いあいだ読んでおられる方はご承知かと思いますが、このブログはぼくの思考の軌跡をそのままに反映している一面があります。
     つまり、ある記事で書いたことがその先の記事で発展し、あるいは反転し、形を変えてつながって行くということがひんぱんにあるわけです。
     具体的にナンバーを振ったりはしませんが、あの記事の発展形がこの記事、といったことはわりあい強く意識しています。
     ぼくとしては、全体でひとつの作品として捉えてほしいところなんですね。
     しかし、じっさいにはある記事はそれ自体で完結したものとして読まれ、消費されます。
     つまり、ほんとうは連続した思考の軌跡であるものがその一部だけを切り取って流通し評価されるわけです。
     これがね、しかたないこととはわかっていても、ちょっと哀しい。
     ぼく的には、ある記事単体が面白いとか面白くないとか、新味があるとかないとかではなく、果てしなく連続した思考の一断面を切り取ったものとして記事を読んでほしいわけなのですよ。
     いや、わがままには違いないのですが、たぶんそうしないと、このブログはほんとうには理解できない。
     なるべく平易な言葉遣いをするよう努めてはいますが、そんなにわかりやすいことばかり書いているわけじゃないと思うんですよね。
     そもそも、書いているぼく自身がまだはっきりと形にはできていない思考の最前線の観念を、なんとか言葉の形に直して記事を書いているのだから、簡単に理解できたらおかしい。
     それはたぶん、言葉にしづらいところを切り捨ててとりあえず言葉に直してみているからわかりやすく見えるだけのことだと思うのです。
     そんな真似をしないで、考えたはっきり理路整然とまとまってから記事にするべきだという意見もあるでしょう。
     それはそうだとぼくも思います。読むほうとしたらそちらのほうが断然読みやすいでしょうから。
     ですが、 
  • マーケットに媚びず、しかしそこで成功するということ。

    2015-04-06 01:48  
    51pt
     仕事で成功するために必要なものは何でしょう?
     色々あると思いますが、ぼくは第一には「運」だと思います。
     その次が才能かな? 次の次が努力とか工夫になるかと。
     とにかく運はとっても大切であるわけなのですが、その運が最も関係するのが「マーケットの需要」ではないかと思います。
     つまり、才能があって努力していて工夫も凝らしたとしても、マーケットに需要がないとそれは仕事にはならないわけです。
     もちろん、趣味として成功することはできるかもしれないけれど、とにかくお金にはならない。
     マーケットに需要があるとは、その時代においてその能力なり才能が必要とされているということです。
     いくら高い能力を持っているひとでも、まったくそれが必要とされていないなら意味がない。
     いや、意味がないわけではないかもしれないけれど、金銭的な価値は見いだされない。
     で、じっさい、こういう「マーケットに恵まれない天才」は実在するわけです。
     というか、