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  • 「障碍者」までのディスタンス。

    2016-06-05 01:38  
    51pt

     たむらあやこ『ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!』を読みました。
     タイトルからわかるように(わからないかな?)、10万人につきひとり、ふたりという難病「ギランバレー症候群」にかかった著者の漫画形式での闘病記です。
     はっきりいってプロレベルの画力や構成力があるとはいいがたく、読んで面白いものとはいえないかもしれませんが、事実だけがもつ圧倒的な迫力がすべての問題点を帳消しにしています。
     ギラン・バレー症候群とはどんな病気なのか? なんだかガンダムのモビルスーツみたいな名前ですが、この本によると「全身を切り裂かれねじられ骨から身を剥がれ爪は剥がれ内臓はちぎれという痛みが24時間営業で続く」という超絶恐ろしい病。
     それだけでなく呼吸もできなくなったりするそうで、著者は「死にたい」と思うほどの地獄に叩き込まれます。
     いやー、この漫画を読むと、この病気にだけはなりたくないな、と心底思いま