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雷句誠、驚異の新作! 『VECTOR BALL』は少年漫画の新次元を切り拓く。
2016-07-19 04:4051pt
えー、特に前置きもなくいきなり本題に入りますが、雷句誠さんの漫画『VECTOR BALL』が面白いです。
このあいだのLDさんとのラジオでも話したんだけれど、いやー、この漫画、まだ第1巻しか出ていないいまの段階ですでにド傑作の匂いがします。
少し前までは「この漫画、ほんとうに面白いのだろうか???」とクエスチョンマークが三つも付いている状態だったのだけれど、物語に進展に合わせてひとつ消えふたつ消え、代わりに「面白い!!!」とエクスクラメーションマークが三つ付く状態になりました。
この先、まだ増えるかもしれません。「面白い!!!!!!!!!」くらいまで行くかも。それくらい先が楽しみな作品です。
この作品の物語は――と、普段はここであらすじを説明するのだけれど、この漫画の場合、シナリオを開設することにそれほどの意味があるとは思われない。
というか、ない。お話だけ取ればわりとありが -
天才ではない者が勝利を勝ち取る条件とは。
2016-06-08 02:4351pt
いつもいっている気がしますが、今週の『ベイビーステップ』が面白いです。
自分の目と身体で直接ウィンブルドンを体験し、「世界の頂上(トップ)」を肌身で感じたエーちゃんが、いよいよ「世界の頂上」を目指して戦い始めます。
いままであいまいだった目標が具体的に定まった意味は大きく、エーちゃんはふたたび爆発的な成長を開始します。
しばらくの間、「プロのきびしさを思い知らされるターン」が続いていただけに、今後の展開には期待です。
それにしても、あらためてわかるエーちゃんのメンタルの強靭さ。
普通、この手の漫画だと、「目標へのあまりにも遠い距離」を思い知られた主人公は絶望し、そのあと初めてそこから這い上がろうとするものなのですが、エーちゃんはそのプロセスをカットしてしまう(笑)。
全然絶望しないんだもん! この人。
それどころか、
世界の頂上(トップ)を目標に定めた練習は突き詰めるほ
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