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記事 2件
  • エロティシズムは「禁止」されてこそ輝く!

    2020-12-28 22:58  
    50pt

     バタイユの『エロティシズム』を読んでいるので、それに関連した本をリストアップして集めています。こんな感じ。

    ・代々木忠、二村ヒトシ
    ・サド
    ・マゾッホ
    ・澁澤龍彦
    ・三島由紀夫
    ・江戸川乱歩
    ・歌舞伎
    ・ハンス・ベルメールと球体関節人形
    ・クリムトと「頽廃芸術」
    ・オスカー・ワイルドと『サロメ』
    ・エロティックアート
    ・ポルノグラフィ
    ・詩歌
    ・フェミニズム
    ・『どうすれば愛しあえるの』
    ・『感じない男』
    ・『性のタブーのない日本』
    ・『性と文化の源氏物語』
    ・『官能教育』
    ・『エロティック美術の読み方』
    ・『セックス依存症』
    ・『吉原と日本人のセックス四〇〇年史』
    ・『性依存者のリアル』
    ・『孤独とセックス』
    ・『恋愛依存症』
    ・『エロティシズム』
    ・『ソドムの百二十冊』
    ・『文学と悪』
    ・『血と薔薇』
    ・『エロティック・ジャポン』
    ・『源氏物語』
    ・『美学文芸誌エステティーク』
  • SMはひとつの愛のかたちなのかもしれない。

    2016-04-23 00:10  
    51pt

     今村陽子『ほんとのかのじょ』。
     またまた百合漫画です。最近、ぼく、百合の単行本をよく読んでいるよなー。まあ、BLも読んでいるんですけれど(笑)。
     今回は百合といっても一風変わっていて、SMの話です。
     根っからのどMの少女もえと、彼女に告白されて好きになってしまった少女ゆーかの物語。
     ゆーかは本来サディストでもなんでもなかったはずなのですが、もえのマゾヒストさに影響を受けてどんどん資質を開花させていきます。
     はたしてふたりのちょっと危険な恋の行方やいかに?
     で、まあ、SMっていうとサドとかマゾッホとか団鬼六とか村上龍あたりなのでしょうが、サドまで行くとちょっと付いていけないなと感じるものの、マゾッホはちょっと好きですね。
     団鬼六もかなり好き。村上龍はまたちょっと違うと感じる。
     特に団鬼六は色気があっていいなあと感じます。
     男性視点のSM小説には違いないのですけれど、かれの小説の中心を務めるのはあきらかに女性なのですね。
     ひたすらにいじめることで女性の美しさをひきだしていくという、そういう構造になっています。
     だからけっこう好んで読む女性読者もいたりするわけです。
     そのクラシックな香気ただようSMの世界にはたくさんのファンがいるのです。
     ちなみにもともとは学校の先生で、授業中にサボってSM小説を書いていたなんて逸話も残っています。面白い人だなあ。
     この人の作品の特徴はとにかく延々と女性をさいなみ抜くことで、『花と蛇』なんて、文庫全10巻にわたってある貴婦人をいじめているという、大長編SM小説らしいです。
     ぼくはすぐ投げ出してしまいましたが……。まあ、そこはべつに根っからのSM好きじゃないのでしかたない。
     あと、