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「何もない自分」を競争市場で売るにはどうすればいいか。
2016-06-13 04:4051pt
ちきりんさんの『マーケット感覚を身につけよう』を読み終えました。
どうしても読みやすい本から読んでいくことになってしまいますね。
積読のなかには以前述べた『権力の終焉』や、コリン・ウィルソンの『至高体験』といった、難解とはいわないまでもかなり読みづらい本も混ざっているのですが、そういう本は必然的に後回しになります。
堅くて厚い本を読むのは、どうしたって一日がかりですからね……。
まあ、そういうわけで、『マーケット感覚を身につけよう』の話。うん、なかなか面白い本でした。
ちきりんさんは、まず、インターネットの発達などによってさまざまな分野で「市場化(マーケット化)」が進んでいることを指摘します。
そもそも市場とは何でしょうか? この本によれば、それは以下のような簡潔な定義で説明できます。
・不特定多数の買い手(需要者)と不特定多数の売り手(供給者)が、
・お互いのニーズを充た -
マーケットに媚びず、しかしそこで成功するということ。
2015-04-06 01:4851pt仕事で成功するために必要なものは何でしょう?
色々あると思いますが、ぼくは第一には「運」だと思います。
その次が才能かな? 次の次が努力とか工夫になるかと。
とにかく運はとっても大切であるわけなのですが、その運が最も関係するのが「マーケットの需要」ではないかと思います。
つまり、才能があって努力していて工夫も凝らしたとしても、マーケットに需要がないとそれは仕事にはならないわけです。
もちろん、趣味として成功することはできるかもしれないけれど、とにかくお金にはならない。
マーケットに需要があるとは、その時代においてその能力なり才能が必要とされているということです。
いくら高い能力を持っているひとでも、まったくそれが必要とされていないなら意味がない。
いや、意味がないわけではないかもしれないけれど、金銭的な価値は見いだされない。
で、じっさい、こういう「マーケットに恵まれない天才」は実在するわけです。
というか、
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