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記事 4件
  • どうすればレアキャラ女子と出逢えるのか?

    2016-09-21 05:38  
    51pt
     コメント欄でこんな質問をいただきました。

    海燕さんの本連載、傑作だとおもいます。
    ぼくは、FF8のスコールとキスティス、リノアの関係で理解しました。
    スコールはすべてをATフィールドで遮断します。ナルシシズムの塊です。
    一方、リノアはエロティシズム。
    リノアは「気持ち悪い」「うざい」のがオタクからの評判ですが、
    リノアと対話をするとナルシシズムの中に閉じこもっていられないからで、さもありなん、なのですね。自分の認知のゆがみを見る羽目になる。
    エロティシズムでスコールに接し、ついにはスコールを「コミュニケーション」と「共感」の世界にいざなっていきます。
    一方、キスティス先生は、スコールのことが好きだけれど、
    教員としてどうしたとか、若くてキャリアがどうとか、
    色々な「比較級」の自意識にさいなまれて、
    ATフィールドをまとったまま近づいてきますね。
    「壁にでも話してろよ」と言ってもやっても
  • 「地獄」から「天国」へたどり着くためのルートとは。

    2016-09-20 17:05  
    51pt

     恋愛工学の話は終わったと書きましたが、どうにも書きたいことが湧いて出てくるので番外編をひとつ。いや、まだ続くかもしれないので「番外編1」としておきましょうか。
     この話、いつまでも延々と続くような気もする。いいかげんいやになっている人もいるでしょうが、ぼくは書きたいことを書きたいように書くのだ!
     すいません、『麒麟館グラフィティー』の話も必ず書きます。赦してください。平身低頭。
     さて、ネットでおそらく最も手きびしく恋愛工学を批判した記事に以下があり、このように書かれています。

     僕は恋愛工学の信奉者を、特別にミソジニーだとか下卑た人間だとは思わない。頭悪いんだなとは思う。ナンパブログにも言えることだが、恋愛工学徒が書いたりしてるものを見て思うところがあるのは、「とにかくやりまくりたい!」とかじゃなくて「ただ普通に女の子と仲良くなりたいだけなんだ…」という人が少なくないことだ。その
  • ほんとうに人にモテるコツとは何か。

    2016-09-20 01:07  
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     ども。なんとなく恋愛工学の話から「ナルシシズム/エロティシズム」の話へと話題が移ってきましたね。
     ぼくとしてはかなり面白いことを書いているつもりなのだけれど、どうなのだろう、読んでおられる方たちに通じているのだろうか? ちょっと自信がないのですが、通じていると信じて書きます。
     まあ、ぼくがいうところの「ナルシシズム」とは、つまり『エヴァ』でいうところのATフィールドの内側にひきこもった状態のことなのですね。外からの干渉をシャットアウトして、変化することを拒んでいる。
     もちろん、そういうナルシシズムの人も知的に劣っているわけではないから、「情報」はちゃんと受け止めている。ただ、「心」を閉じているのですね。
     知性と心性の違いといえばわかってもらえるでしょうか? 「状態」と「心」は違うということを認識し、「心」に寄り添うことはセラピーの基本だそうです。
     最近読んだ本に書いてあったこと
  • ナルシシストの天才たちと日本一「スケベ」な男。

    2016-09-19 06:06  
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     まだしつこく恋愛工学のことを考えています。というか、恋愛工学に始まった思考をさらに進めている。
     先日は恋愛工学とはナルシシズムの理論なのだ、というところまで書きました。ここでいうナルシシズムとは自分以外の「他者」を持たない自己完結した心理のことです。
     それに対し、他人のなかに自分にコントロール不可能な「他者」を想定し、その「他者」と出逢うことで得られる快楽を求めることを、ここではエロティシズムと名付けましょう。
     人間は「他者」との交流によって快楽を感じ取ることができる生き物です。会話が楽しいのはそこに「他者」がいるからです。セックスが気持ちいいのはそこに「他者」との摩擦があるからです。
     「他者」とは自分とは異なる「内面」をもった永遠に理解不能でコントロール不能な存在であり、「決して支配されないもの」でもあります。支配できてしまったらそれは「他者」ではありません。
     「他者」と出