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ウィークエンド生放送番外編。
2013-10-27 21:1953pt本日22時より「ウィークエンド生放送」番外編を放送する予定です。ブロマガ全体の構想を語る予定。突然ですいませんが、お時間がある方、どうぞ。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv157414527 -
中絶で問題が解決するとは限らない。(2369文字)
2013-10-27 07:0053pt
【障害児と中絶】
「子供のダウン症が発覚したのに中絶させてくれない」という記事を読みました(http://anond.hatelabo.jp/20131024131046)。
なかなか興味深い話なので、ちょっと考えてみましょう。障害児と中絶を巡る問題には非常に錯綜したさまざまな倫理的問題が関わっているのですが、ここで一々取り上げることはしません。
この書き手が抱える問題が現実なのか「釣り」なのかも問題ではありません。こういうひとは現実にいるだろう、ということこそ問題です(この書き方は釣りだろうとぼくも思いますが)。
生まれる子供が障害を抱えている可能性が高いから中絶したい、という女性ですね。その気持ちはよくわかるというか、非常に共感できる。やはり障害がある子供を育てることはとても大変だろうと思うからです。
しかし、ほんとうにそれだけが問題なのかといえば、おそらくそうではない。より重要なのは精神的な負担の問題でしょう。つまり、「自分の子供が障害児なんて耐えられない!」という話です。
意地悪く云うなら、生まれてくる子供が一定以上「正常」で、賢くて、可愛い場合のみ可愛がれる、ということですね。その条件を満たしていなければ自分の子供として認めることができない、と。
その心理は倫理的に「正しい」ものではないかもしれませんが、多くのひとは単なる偏見と笑うことはできないでしょう。大半のひとは、正直に云うなら、この種の「偏見」を抱えているものなのではないでしょうか。
【正解はあるのか?】
それでは、こういう場合、どうすることが「正解」なのか。もちろん、「正解」はありえません。それぞれの人がそれぞれに悩み、考えなければならない問題です。
ただし、ひとつ云えることは、たとえ検査をパスしたとしても、障害児が生まれてくる可能性はあるということです。
いくら「健常児じゃなきゃイヤ」と云って、障害児の疑いがある子を中絶したとしても、生まれて来てみたら障害児だった、ということはありえる。
仮にダウン症などの「わかりやすい障害」でないとしても、心臓に疾患があったとか、精神に問題を抱えていたとかいうことはいくらでもありえる。
そういうとき、障害児の息子を中絶した親はどうするのでしょう。「あ、この子は失敗だったから捨ててもう一回出産しよう」と云うのでしょうか。まさかそんなわけには行かないでしょう。その運命を受け入れて育てるしかない。
しかし、「健常児じゃなきゃイヤ」という理由で障害があるかもしれない子供を中絶した親に、その運命が受け入れられるでしょうか。
また、一切の障害がなかったとしても、子供は親の思い通りに育つものではありません。不良になるかもしれないし、宗教に入ったりするかもしれない。
犯罪者になるかもしれないし、性的マイノリティということも考えられる。希望通り、期待通りには行かないことがあたりまえなのです。
もし思い通りに育てようとするなら、それは暴力です。あるいは「自分の希望通り」じゃないと子育てができないというのなら、子供は産まないほうがいいのかもしません。どこかで破綻する可能性は高いですから。
【アンコントローラブル】
ぼくは何も「障害児でも産め」と云っているわけではありません。そうではなく「障害児を避けたとしても、子供はあなたの思い通りに育つとは限りませんよ」と -
【告知】『まどマギ』ネタバレラジオ。
2013-10-26 19:4953pt -
映画をセンス競争の道具に貶めるべからず。(2133文字)
2013-10-26 07:0053pt
【アイドル映画が好き】
いま、映画『探偵物語』を観ています。赤川次郎の原作で、主演は松田優作と薬師丸ひろ子。
いやー、この映画の薬師丸ひろ子のかわいいこと、かわいいこと。いまさらファンになってしまいそう。『あまちゃん』でもかわいげのある大女優を好演していたしなあ。いまでもオーラありますよね。往年のアイドルすごい。
ぼくは昔からこの手のアイドル映画が大好きでして、それはもう、評判の悪い映画でも好きなものがたくさんあります。
『タイム・リープ』だとか『ブギーポップは笑わない』の映画も好きですね。ええ、世間の評判は惨憺たるものですし、ぼくも客観的に見たら大した作品ではないと思いますが、でも好き。
『もしドラ』なんかも劇場まで観に行きました。なぜこうもアイドル映画が好きなのか。アイドルそのものには特に興味はないんですけれどね。
もっとも、自分で気がついていないだけで、ひょっとし -
ゆるオタニュース。(2013/10/24)
2013-10-25 07:0053pt
●「士郎正宗の2014年カレンダー「SABER TOOTH CATS 6」11月発売」
士郎正宗といえば『アップルシード』や『攻殻機動隊』を描いたSF漫画の偉い人。主に80年代に活躍し、後人に絶大な影響を与えた才能あふれる作家です。
しかし、最近の作品といえばエロばかり。大半のファンはおっぱいはもういいからSF漫画を描いてください、と思っているはずなんだけれど、本人はもうSFに戻ってくるつもりはないのかなあ。
傍から見た途方もない才能を持っているということと、本人にそれを活かす気があるということはべつのことなのかもしれません。いや、おっぱいもいいんだけれどね、でもね。
●イメージエポック完全復活!3DS『闘神都市』発売決定!!【フラゲ】
エロゲがもとのゲームでも3DSで出すことができるんですねー。葉月の名前が出ているということは、名作の誉れも高い『闘神都市2』の移植かな。
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ネットの議論が不毛な理由をパンケーキで考える。(2455文字)
2013-10-25 07:0053pt
【パンケーキの値段】
ブロマガ「未来の普通」でイケダハヤトさんの「野暮ですが、パンケーキって原価1枚10円くらいですよね」と題する記事が取り上げられています。
http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/28057 http://ch.nicovideo.jp/normahead/blomaga
で、こんなことが書かれている。
この記事って結局「うちは、妻の作るパンケーキが絶品過ぎて、外で700円も出して食べるなんてありえない」って言いたいだけだと思うんです。
なのに、タイトルがタイトルですから、読み始めた瞬間「ihayato.書店の記事って原価0円ですよね」というブーメラン突っ込みが浮かびます。同じ突っ込みがツイッターにもありました。(購入した本の書評とかは0円ではないですけど)
妻のバンケーキは絶品ということ言いたいのに、パンケーキ屋さんの創造力を無視してその価値を貶めてるし、ブーメランで自分自身の創造性の価値も貶めてるし、さらには、「毎回工夫を凝らした作品を提供してくれる」妻の創造性まで貶めています。書き手はそんなつもりはないのでしょうが、タイトルから一貫してそう読まれても構わない書き方です。
さて、ぼくもその記事を読んでみました。で、思うに、「タイトルから一貫してそう読まれても構わない書き方」かどうかは微妙かな、と。
【文意の判断はむずかしい】
いやまあ、「そう読まれても構わない書き方」と云えばそうかもしれません。しかし、「そうとしか読めない書き方」ではないのではないか。
「未来の普通」では、イケダさんが -
ゆるオタニュース。(2013/10/24)
2013-10-24 07:0053pt
すいません、予約時間間違えました(汗)。ちょっと遅くなりますが配信します。 ここ数日、記事の本数が減っていますねー。困ったことです。焦るべきことです。緊急事態です。
まあ毎日更新していることには変わりないのですが、どうせなら1日数本くらい更新して違いを見せたいもの。
しかし! 本日も更新はこの1本だけです。すいません。あしたから平常運転に戻りますので、どうかお許しを。
いや、ほんとうはきょうからちゃんと更新するつもりはあったのですが、『相棒』と『リーガル・ハイ』を観ていたら深夜になってしまったのです。
『相棒』はふだん観ていないのだけれど、今回はたまたま数学回で、かなりおもしろかった(ダイイング・メッセージのよしあしはともかく)。
あと、『リーガル・ハイ』、超面白い。堺雅人マジパないです。日本中を熱狂させた『半沢直樹』の直後にこの役をここまでこなすとは。
凄まじい才能 -
ゆるオタニュース。(2013/10/23)
2013-10-23 07:0053pt
ふー。相変わらずやる気がでない海燕です。その原因ははっきりしていて、「次に何をやれば良いか?」が見えて来ないからなんですけれど。ほんとうに何をすれば良いのだろう……。
そういえば今月の『Q.E.D.』が良い話で、「シンプルに人生を楽しむこと」がひとつのテーマになっていました。
たくさんのものを望むほど人生は複雑になり、淀んでいく。なかなか含蓄がある話です。
しかし、いくらシンプルに考えようとしてみても、「自分がほんとうにやりたいこと、ほしいもの」がわかっていないとうまく行きません。
ぼくは何をしたいのだろうか……。どうも絶対的に経験値が足りないせいか、それがはっきりしないのです。
とりあえず書くことは好きなので書きつづけますが、それが「先」へ繋がっていく感覚は得られません。またも迷路は袋小路に達してしまいました。ここから抜け出る道はあるのでしょうか?
ゆるおたニュース -
連城三紀彦、逝く。その傑作の数々をふり返る。(2097文字)
2013-10-23 07:0053pt
作家の連城三紀彦さんがお亡くなりになられたそうです。
泡坂妻夫さんといい、栗本薫さんといい、『幻影城』出身の作家は早逝する方が少なくないですね。田中芳樹さんにはまだまだ元気で執筆を続けていただきたいものです。
連城三紀彦といえば当代随一の天才作家、ぼくも心の底からリスペクトするひとりです。
「戻り川心中」などの「花葬」シリーズを初めとする初期作品の鋭さ、凄まじさには定評がありますが、恋愛小説に足場を移したとされる中期以降の作品にも壮絶な切れ味のものが少なくありません。
ぼくはまだこの作家の全貌を知っているとは云いがたいので、これから色々読んでみたいと思います。ほんとうに惜しい才能を亡くしました。つつしんで冥福を祈らせていただきます。
それにしても、こういう訃報を耳にするたび、やはりひとりの時間は有限なのだな、とあたりまえのことを確認させられます。
連城三紀彦のような格 -
ゆるオタニュース。(2013/10/22)
2013-10-22 07:0053pt
ども、海燕だす。どうにもこうにもやる気が湧きません。生きていることそのものが億劫という感じ。呼吸することも面倒。一生を寝て過ごしたい。そんな気分です。
どうもぼくはやる気があるときとやる気がないときが極端だなー。やる気があるときは、人並みに頑張ったりもするのだけれど、それがどうにも持続しない。
いくらか躁鬱的な性格と云えるでしょう。ただ意志が弱いだけかもしれませんが……。
そういうわけで、ゆるオタニュース、始めます。
●「『攻殻機動隊 ARISE』上映劇場3館追加決定!」
おお、新潟でも放映されるんですねー。これは素直に嬉しいかも。プレイステーションストアとかで普通に見れるので、あえて映画館に見に行く必要はないと云えばそれまでなんですが。
シリーズの第一作目は個人的に物足りない出来だったんだけれど、二作目はどうかな? ぼくがいまひとつ物足りないのは、やはりヴィジュアルイ
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