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岡田斗司夫さんのブログを読む哀しみ。
2017-11-27 02:2551ptブロガーは気楽な稼業と来たもんだ♪ ども、あらゆる意味で気楽な稼業の海燕です。平成の無責任ブロガーと呼んでください。
ところで、この記事は公開の数日前に書いているのですが、きょう、既に7本目の記事ということになります。
べつに無理をしているというつもりはなく、その気になれば1日に10本くらいは楽に書けるとは思うのだけれど、そういう無茶なことをするとだいたい後で反動が来て書きたくなくなるんですよね。
まあ、ぼくが消耗するのはまだいいのだけれど、記事の内容がどうしても薄くなりがちという問題はある。ただ、調子がいいときに書き溜めておくということもひとつの更新戦略ではあるので、むずかしいところ。
いや、書けるときに書いておくことは悪くはないと思うので、書きますが。たぶん、いままでずっとこのくらいのペースで更新していたら、ぼくもそれなりの収入を獲得する身になっていたと思うのですが、いや、そ -
短編小説のラビリンスに迷い込んでみませんか。
2017-11-26 07:0051ptきょうは山本周五郎の記事が更新されているはずなので(予約更新なのです)、それに合わせて短編の話でもしたいと思います。
その記事で書いた通り、山本周五郎は短編の達人でした。で、日本でも海外でも、文学者として名を成した人はそのほとんどが名作短編を書いています。
SFやミステリといったエンターテインメント小説の世界でも短編は非常に重要です。短編は、単に「短い長編」ではありません。短いなかにぎゅっと内容を凝縮するためにはそれなりの計算と技巧を要求されるわけで、長編以上に精密なテクニックの見せ場なのです。
そもそも、小説では(漫画でも)、構成の基本となるものは短編です。優れた短編を書く能力は作家の構成力の基本となるものだといっていいでしょう。
20世紀最高の短編作家といわれたボルヘスの作品などを見てもわかる通り、短編が描ける世界は決して小さくはありません。必ずしも壮大な世界を描き出すために -
超絶技巧作家・山本周五郎の華麗なる短編世界。
2017-11-26 07:0051ptいま、BS(衛星放送)で『赤ひげ』というドラマが放送されています。いうまでもなく山本周五郎の時代小説『赤ひげ診療譚』をドラマ化したものです。
この名作小説は過去にもドラマになっていますが、何といっても有名なのは黒澤明の映画『赤ひげ』。これは原作に匹敵し、あるいは上回るかもしれない傑作中の傑作で、ある意味、黒沢映画のひとつの頂点といってもいいでしょう。
三船敏郎が主演した最後の黒沢映画としても知られており、まあ、いろいろな意味で歴史的な作品ですね。しかし、今回は原作小説のほうの話をしようと思います。
まあ、ぼくが山本周五郎大好き人間ということもあるのですけれど、それにしてもこの『赤ひげ診療譚』は身震いするほどの傑作です。
だいたい、山本周五郎という人はきわめて小説がうまい。あまりにうますぎて、その洗練がかえって嫌味に感じられることがあるほどなのですが、『赤ひげ診療譚』はそこらへんが -
どうすれば『FGO』のような大ヒットを生み出せるか。
2017-11-25 15:3451ptうーん、星海社新書の『TYPE-MOONの軌跡』が売っていない。電子書籍にもなっていないし、Amazonでは「通常1~2か月以内に発送します。」とかふざけたことが書かれているし、いったいどうやって入手したらいいのやら。
こういうとき、電子書籍がないというのは不便ですね。たぶん部数的に電子書籍にしても利益が出ないのだろうけれど、いいかげん紙の本なんて増やしたくないぼくとしては、可能な限り電子書籍を出してほしいものです。まあ、弱小出版社に無理をいってもしかたないんだけれどね。
以前、『FGO』のような世界トップクラスの利益を生み出すゲームを作りだすためにはどうすればいいか?という話をしたことがあるのですけれど、あらためてそのプロセスを文字にしてみると、社長こと武内さんという人もまず奈須さんに劣らない凄い人だな、ということがあらためてわかりました。
まず、高校で奈須きのこと隣の席に座らな -
ソーシャルゲームの深淵と無限増殖する萌えキャラクターたち。
2017-11-25 07:0051pt夜、ひとりで人通りのない道を歩いていると「アズールレーン。アズールレーン。こっちへおいで。こっちへおいで」とか、「どうぶつの森。どうぶつの森。おいで。おいで」といった声が聴こえてきたりすることがあります。
しかし、そういうときは決して耳を貸してはいけません。耳をふさいで一気に駆け抜けるのです。そうしないと、貴重な時間とお金を一気に持っていかれます。
そういうわけで、『どうぶつの森 ポケットキャンプ』を始めてしまった海燕です。ぼくのiPhoneには『スーパーマリオ』のアプリなんかもインストールされていて、暇つぶしマシンとしてはかなり強いのだけれど、そこにまた強力な暇つぶしアイテムが加わった感じ。
いやー、いくらぼくが暇人といってもソシャゲに無限の労力を注ぐほどのエネルギーはないのですが、いったいこれからどうしよう。
『ファイアーエムブレム』のソシャゲ版とかもやりたい気持ちはなくはな -
マーベルとDC。アメコミ映画のふたつの「ユニバース」を解説する。
2017-11-25 07:0051ptああ、『ジャスティスリーグ』が公開されたので見に行かなければ。『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』は来年公開だっけ? あれも見に行かないとなあ。来年は『スター・ウォーズ』の続編もあるはずだし、また忙しくなりますね。
一応、マーベル系の映画はひと通り見たのですが、その後また新作がぞろぞろ出ているので、『アベンジャーズ』の新作の前にそれも見ておかないといけないんだよね。
ほんとうはドラマとかも追いかけておくと良いのかもしれないけれど、さすがにそこまで付き合っていられない。
DC系の映画は、まあ『ジャスティスリーグ』は見るにしても、『ワンダーウーマン』を除くとそこまで評価が高くないのでまあ、いちいちチェックしておかなくてもいいだろう。結局、クリストファー・ノーランのバットマン三部作が異様にいい映画だったということだよなあ。
以上、アメコミについて知らない人にとっては何が何だかわか -
並行世界ものと一回性の物語はどちらがどう優れているのか?
2017-11-24 14:4151ptオタク界隈で「並行世界」とか「世界線」という言葉をひんぱんに目にするようになってしばらく経ちます。もともとはSFの概念なのだけれど、ライトノベルやアニメでこれらの言葉が使用されるようになったのは、あきらかにエロゲの影響ですね。
(シナリオ重視系の)エロゲでは各ヒロインごとにルートがあり、異なる世界が展開するわけなので、多くのエロゲはパラレルワールドものであるといってもいいかもしれません。
「世界線」というのは『シュタインズ・ゲート』あたりで有名になった言葉でしょうか。もともとはロバート・シルヴァーバーグの『時間線をさかのぼって』が元ネタなのではないかと思うのですが、まあ、よくわかりません。
この種のそれぞれの並行世界でルートが分かれる展開はゲームの専売特許で、ライトノベルやアニメでは再現しようがない――はずだったのですが、最近はコミカライズなどに際して本編とは別ヒロインのルートを描 -
おいでよ、バカミスの森へ! あなたを発狂させる奇想ミステリの数々。
2017-11-24 07:0051ptTwitterで小森健太郎さんの『大相撲殺人事件』が話題になっているようです。
ひょんなことから相撲部屋に入門したアメリカの青年マークは、将来有望な力士としてデビュー。しかし、彼を待っていたのは角界に吹き荒れる殺戮の嵐だった! 立合いの瞬間、爆死する力士、頭のない前頭、密室状態の土俵で殺された行司…本格ミステリと相撲、その伝統と格式が奇跡的に融合した伝説の奇書。
いわゆる「バカミス(バカなミステリ小説)」ですね。知っている人は知っていることですが、本格ミステリの世界にはとてつもなくばかばかしくくだらないトリックなりロジックを駆使した一群の作品があって、そういう作品はそれなりにリスペクトを受けているのです。
もっとも、小森さんの作品はどうも設定の破天荒さに比べてオチが弱い印象があって、ぼくはあまり高く評価してはいないのだけれど。まあ、この作品については読んでいないのでわからないです -
「好きなもの」がない人は、どうやって内発的なモチベーションを手に入れられるか。
2017-11-24 04:0051ptうにー。この記事は12月3日に公開されるはずなのだけれど、実は11月24日に書かれていて、そして23日から24日にかけての14本目の記事です(と思ったけれど誤って11月24日に公開してしまったので、そこに掲載したままにしておきます。ややこしくてごめんなさい)。
さすがにちょっと書きすぎて何か疲れてきたー。まあ、いったん集中モードに入ってしまいさえすれば、書くことにはほとんど労力はいらないのだけれど(おしゃべりに労力がいらないことと同じ)、それでも、さすがにこれだけ続けざまに書いているといくらか疲れるね。
ひょっとしたらここまで続けざまに文章を書くのは人生で初めてかもしれない。このあいだ、1日30000文字くらい書いたけれど、それよりもペースは速いですからね。
もちろん、ただ書けばいいというものではなく、良い記事を書かなければならないのだけれど、それでもまあ、書くことは楽しい。おしゃ -
もう少し高齢の魅力的な女性キャラクターを見てみたいとは思いませんか?
2017-11-23 21:3051ptよくアメリカやヨーロッパのゲームでは主人公の顔の造形が不細工だという話が話題に挙がりますが、そこらへん、非現実的なまでの美形を求めるのはわが日本の特徴なのかもしれません。
そこには往古以来の長い伝統があるような、ないような、微妙なところだけれど、韓国や中国もやっぱりそうだろうから、日本の特徴というより東アジア全体の特徴なのかも。
余談ですが、この先、中国の小説やドラマがいっそう面白くなってくるだろうから、どうにか翻訳してほしいものですね。
さて、そういうわけでやたら美形を愛するわが国の萌え文化なのですが、女性キャラクターに関しては「美少女」と「美女」くらいまでが上限で、それ以上の年齢の女性のバリエーションは著しく少ないように思います。
『Fate/Grand Order』などをプレイしていてもそう思う。まあ、「英霊は全盛期の姿で出てくる」という縛りはあるにしても、わりに多彩な男性
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