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記事 42件
  • たかが数字、されど数字。

    2017-02-03 13:03  
    51pt
     連載開始から2週間ちょい、「小説家になろう」で続けている作品も273ポイントとそれなりのポイントになりました。
     ちなみに、なろうでは約半数の作品が0ポイントなのだそうで、たった273ポイントでもそこそこの位置なのです。全体の上位5%というところでしょうか?
     ここからさらにジャンプアップするには実質的に「日間ランキング」に載ることが必要で、そして「異世界転生」ジャンルの場合、日間のいちばん下に載るには24時間で80ポイントが要ります。
     これをブックマークだけで叩き出そうとすると1日に40人ブクマ登録してもらわないといけないことになるわけで、不可能ではないにしろ、かなりきつい話です。
     そこで重要になるのがひとりにつき最大10ポイントが入れられる「評価」です。極端な話、8人の読者が10ポイントずつ入れてくれればそれだけでランキングに入ってしまうわけなのです。
     しかし、読者的には「評価
  • 「小説家になろう」でランキングに載るには?

    2017-01-26 20:51  
    51pt
     いいかげんこの話題も厭になって来ている方がたくさんいらっしゃると思うのですが、しつこく同じ話を続けると、「小説家になろう」の連載が100ポイントを超えました。
     過去24時間に直すと30ポイントくらい。「日間ランキング」の最下位あたりに食い込んでもおかしくない数字です。
     「なろう」に詳しくない方のために説明しておきますと、「なろう」にはジャンルごとに累計、年間、四半期、月間、週間、日間の各ランキングがありまして、これに入ると入らないとではアクセス数、ひいては読者数に天地の差が出ます。
     そうですね、だいたい数十倍から数千倍(!)くらいの差が出ると見ていいでしょう。数万ポイントとか稼いでいる作品はそのほとんどがこのランキングを通してアクセスを得ているはずです。例外はきわめて少ないと思います。
     そういうわけでぼくもこのランキングに入りたいのですが、あまりポイント乞食するのも恥ずかしい、良
  • 天才が時代遅れになるとき。

    2017-01-21 17:32  
    51pt
     新作小説『星の王、栄光の槍 ―最強騎士に成りあがっていとしの陛下を守ってみる―』を「なろう」にて公開中です。
    http://ncode.syosetu.com/n3292dt/
     前作は読者層への意識を完全に振り切って趣味に走りましたが、今作は少しだけ読者層を意識しています。妙にエロいのは趣味ですが。
     ただ、自分の価値観を曲げて読者に媚びたりしてもまったく意味がないということは痛感したので、そこは曲げていません。あくまで自分が面白いと思うもの、かっこいいと思うものを貫いているつもりです。その上でいかに読者層にアジャストするかを考えています。
     「なろう」にはあきらかに独自に偏った読者層があり、それを無視するとほぼまったく読まれません。小説としていくら優れていても、「なろう」のルールに沿っていなければダメだという一面があります。
     これは一見、不条理なことのようですが、あたりまえといえば
  • 文学とポルノグラフィの隙間。

    2017-01-16 02:21  
    51pt
     「小説家になろう」に投稿した長篇小説『夜の花冠』が少しずつ、ほんとうに少しずつではありますが読者を集め始めているようで嬉しい限りです。
     「なろう」で人気を得るための原理原則を完全に無視して趣味に疾った作品ですので、あるいはまったく読者を得られないかも、と思っていたのですが、少しは需要があるようで、まずは良かった。
     次の作品は『星の王、栄光の槍』というタイトルになる予定ですが、こちらはいくらか「なろう」にアジャストするつもりです。完全に合わせようとすると書くのが辛くなるので、あくまでいくらか意識するという程度ではありますが。
     ところで、『夜の花冠』はR15指定で公開してあるのですが、じっさい、15禁ギリギリの性描写があります。ただ、直接的な語句及び描写は一切していないので、18禁にはあたらないと思うのですが――うーん、どうなんだろ。
     ただ、ぼく自身はべつだんポルノを書きたかったわけ
  • 長篇小説が書けたよ! よければ読んでください!

    2017-01-13 16:52  
    51pt
     ぜい、はあ。ぜいはあ。終わった――終わったぞ。プロにあるまじきことにブロマガを放り出して書いていた長篇小説『夜の花冠』が完結したぞ!
     書き始めてから書き終わるまでほぼ半月。わりと長篇小説にあるまじき速度で完成いたしました。書くのだけは速いんだよなあ。ぼくは。
     いや、もともとはかなり手間取っていたんだけれど、この小説だけはなぜか猛スピードで楽しく書けてしまいました。長く時間がかかるとその間にテンションが変わるので、個人的には短期間ですらっと書いたほうが完成度は上がると思うのだけれど、まあ、そういう戯言は傑作を書いてからいうべきでしょうね。
     個人的には、かなり満足度が高い作品に仕上がりました。まあ、もちろん、展開が速すぎて何となくダイジェスト感がただようという欠点はあるのだけれど、それにしてもいままでの作品よりだいぶ面白いのではないかと思うのです。
     もちろん、作者の認識なんてあてにならないものだとはいえ、ぼく的にはこれまでになくコレジャナイ感が薄い作品となりました。ようやく、目標とする世界に近づいてきた気がしますね。
     もちろん、まだまだ遠いには違いありませんが、頑張ればいつか届くんじゃないかという希望が見えてきた。
     前作がつまらなかったという向きもぜひ読んでほしいです。ぼく的には、前作とははっきりと違う手ごたえがある作品となっています。
     ただ、百合小説の上、性描写、性暴力描写が全編にわたって散りばめられた作品なので、ダメな人にまで読めとはいいません。
     しかし、『花の勲章』とか『戦場感覚』を読んでいる人には、「あの文体」で書きました、といえば通じるでしょう。「あの文体」を初めて小説に活かすことができたという意味で、ぼく的にはブレイクスルー的な一作になったと思います。
     つくづく、展開が駆け足なのが悔やまれるのですが……これ、どうしたらいいんだろうなあ。アドバイスがあったら教えてほしいところです。
     いまのところ、「小説家になろう」で第一章まで公開しています。ひきつづき全七章を順番に公開していく予定です。
    http://ncode.syosetu.com/n0944dt/
     
  • 少しは成長しているといいな、と思う海燕さんなのであった。

    2016-12-31 03:47  
    51pt
     創作小説第二弾として、『夜の花冠』という長篇を書いています。10万字overくらいで完結予定の作品で、『灰色猫と猟犬のダンス』と同じ世界を舞台にした吸血鬼ものです。
     で、そのために まず、雰囲気と構成を掴むため、適当に書きだしてみたのですが、あ、なんかすらすら書ける!と思ってしまいました。
     一作書き上げたからなのかどうなのか、どういえばいえばいいのかな、ようするにブログを書いているときに近い感覚で書けるのですね。いままで小説を書くのにはやたら手間がかかっていたんですが、それがより少ないエネルギーで書けるようになったといえばいいでしょうか。
     当然、スピードもいままでの倍以上になっていて、何かあっというまに書けてしまいます。自分でいうのも何ですが、何かひとつ「壁」を超えたかな、という感じですね。
     もちろん、本人がそう思っていても、周りから見たら「まるで成長していない……」ということも
  • 『灰色猫と猟犬のダンス』第三章。

    2016-12-28 01:52  
    51pt
     『灰色猫と猟犬のダンス』の第三章です。
     第三章「灰色猫と猟犬の舞踏」
     1.
     そして、〈その日〉がやって来た。暦によれば、柘榴月の三日である。王都は湧いていた。モーズ・アラハンド子爵には決して人望はなかったが、美しく心優しく聡明なアイビス姫は人々に好かれていたし、そうでなくても祝祭は人々の望むところであった。
     日が昇り朝が来たそのときから、祭は始まった。大人から子供まで、男も女も、あらゆる種類の人々があらゆる場所で騒いだ。酒場はあふれ返らんばかりの人々で満たされた。多くの人が安物のシレーンワインで咽喉をうるおした。常は謹直で冷厳な妖精種族の人々ですら、陽気にワインを呑み、狂ったように踊った。〈シレーンダンス〉の名で知られる官能的な舞踏であった。男女ふたりがひと組となり、密接に躰を近づけ合ってときに回り、ときに跳ね飛びながら踊るというものである。自然、ふたりのあいだにはそれなりの関係
  • 『灰色猫と猟犬のダンス』第二章。

    2016-12-28 01:50  
    51pt
     『灰色猫と猟犬のダンス』の続きです。
     第二章「犯行計画」
     1.
     アラハンド侯爵家の歴史は古い。この地にシレーン国を築いた〈始まりの入植者たち〉までさかのぼるといわれる。アラハンド侯爵の祖先は、伝説の入植者たちの一員だったのだ。つまり〈大破滅〉を遂げたミトランジア帝国からの流民であり、シレーンで最も古い血筋ということになる。その後、アラハンドの祖先は〈天祖〉ハバートの覇業にくみし、爵位を与えられる。それが侯爵家の直接の始まりである。そこから八百年をかけアラハンド家は繁栄を続けていくことになるのだ。
     そして三百年前、アラハンド家は国を二分する歴史的な戦役をひき起こす。黒旗に有翼獅子の紋章を戴いたアラハンド家と、白旗に一角獣の紋章を掲げたマールトン家が、些細な契機から対立しあい、ついに内戦にまで突入した事件である。当時のシレーン国王ですら和解に持ち込むことができなかったほど大規模な戦い
  • 『灰色猫と猟犬のダンス』第一章。

    2016-12-27 22:31  
    51pt
     小説、完成しました~。『灰色猫と猟犬のダンス』、56000文字ほどです。のちほど適宜改行を増やして「なろう」に載せるつもりですが、その前にここに置いておきます。
     そのままだと読みにくいものと思われるので、エディタなどにコピペするなどして読んでいただければと。いや、すぐに「なろう」に上げるので、そちらで読んでいただいてもかまいませんが。
     もしよければ感想をください! あまりきびしくいわれると泣いちゃうかもしれませんが……。いや、明確なプロット上の欠点がいくつかあるのはわかっているのですが、自分でそう思っているのと人にいわれるのはまた違いますからね。
     とはいえ、欠点を直視しなければ上達しないこともまたたしかなので、どうにかしたいと思います。次は同じ過ちはくり返さないぞ! では、よろしくお願いいたします。
    『灰色猫と猟犬のダンス』
     第一章「ハートランの泥棒猫」
     1.
     王都の夜は暗か
  • 小説を書き終わりそう。

    2016-12-23 21:47  
    51pt
     書きかけの小説『灰色猫と猟犬のダンス』がようやく終わりそうです。原稿用紙にして200枚、約50000文字程度の作品に一か月以上もかかってしまいました。やっぱり創作って大変ですね。このブログのような文章なら下手すると3,4日で50000文字書けてしまうのですが……。
     ほぼ書き終えたいまになってみると、やはり設定のご都合主義が目立ちます。偶然で処理しているところが多すぎる。ある程度のご都合主義はしかたないとは思うのだけれど、ちょっとあまりに度が過ぎると白けますよね。
     これはどうやって改善すればいいんだろう。まあ、初期のプロットの段階で無理があるということなのだろうけれども。
     もうひとつの反省点はあまりダークにならなかったこと。ぼくはエルロイとか、マーティンとか、『ワールド・オブ・ダークネス』とか、あっち系の作品を書きたかったのだけれど、どうもそういう雰囲気にはなりませんでしたね。
     ラ