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  • ソフトバンクグループ率いる孫社長の憂鬱

    2019-10-25 00:13  
     日本株は一見して堅調に戻り相場を演じつつあるようだが、一方では世界経済の不透明感の下で、リスクが高まっているという指摘が市場の内外でなされている。 投資のモノサシであるPER、PBRは過熱感はなく、平均配当利回りも2%台となっていて、多くの投資家は指標を眺めて下値を拾うスタンスで対応していると見られるが、下値での投資だけで上値を追う動きは少ない。この結果、出来高は薄くなり、株式市場への市場参加者が激減しているとの印象がある。 未来の成長より足下の業績重視で短期投資家は売り方に回り、マザーズ指数など中小型株指数の低迷が続いている。 こうした気重い相場環境の中で、このところの話題は孫社長率いるソフトバンクグループ(9984)に集中している。同社の先週末の株価は4299円。時価総額は8.9兆円という水準だ。 有利子負債が17兆円を超える同社への評価は今、米国のシェアオフィス会社WeWork(ウ