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記事 7件
  • 投資環境の足枷

    2019-08-30 14:50  
     無茶な暑さも過ぎ、秋の気配が漂ってきました。 さて、間抜け大統領は自身の失策をFRBへの責任転換で乗り切ろうとしているようですが、(国際)政治や金融政策の世界は民間業者間のディール(はったり)だけで解決するような単純なものではありません。 米国株式市場からは「トランプ大統領が株価を維持させる」と言ったユーフォリックな印象も受けますが、この何とも言えない市場の雰囲気は、ITバブル時の2000年年初、サブプライム・バブル終了間際の2007年初旬に近い印象です。 世界の利下げ競争の最大原因は米中の貿易戦争によるものと思われますが、これに加えて欧州も出口の見えない低迷期に入り込んでいます。 先日からは、関税をかけても為替により効果が減殺されることを学んだトランプ大統領は一層の関税引き上げに加え、利下げや為替にもプレッシャーをかけてきています。先進国の為政者がこれほど露骨に金融政策や為替に踏み込む
  • 効率化

    2018-07-30 13:12  

     何故、他の先進国のように日本株は安定的に買われないのか?そして投資家層の厚みが増さず資産運用の場として広がらないのか?  まず、投資効率が悪い故にローカルな(足が地に付いた)資金など長期の資金が入り辛いからであり、つまり、株主還元率が低過ぎるのが市場に厚みが増さない大きな要因と考えています。  統計からも人気の無さが分かります。  投資単位の小口化やNISAなどによって個人株主数は増加しているものの、市場動向の影響を除いた保有額自体は減少し続けています。個人が直接保有する株式は個人金融資産の約6%しかありません。  相場操縦もし易い市場で、大手外資系に加えて野村証券や三菱モルガンと言った国内大手までが相場操縦に参加して個人を食い物にしているマーケットでは危なくて資金の投入を躊躇ってしまいます。短期資金が頻繁に空売りしたり買い戻したり・・・と言った相場操縦が常態化した投機市場では腰を据
  • 日本が英国に学ぶべき老後資産形成とは(本の紹介)

    2017-11-02 18:12  

    マネーライフプランニングの梶原真由美です。  今回は最近読んだ本の紹介をしたいと思います。 テーマは「老後へ向けての資産形成」です。  雑誌やメディア等で「老後難民」「老後破産」「下流老人」など、老後に関するネガティブワードを目にしない日はありません。  なぜなら我が国は、前例のない超高齢化社会を迎えようとしているからです。  平成27年度の日本総人口における65歳以上の割合は、26.6%です。 将来人口推計データによると 平成42年(2030年)には31.2% 平成62年(2050年)には37.7% となるそうです。  ここに少子化の影響も重なるので、単純に考えても現在の社会保障を変わらず受け続けることが出来るとは思えません。  そこで今後は各人の「自助努力」が必要で、将来への資産形成の為に 「貯蓄から投資へ」20年間程と言われ続けているのですが、実際に 「貯蓄から投資へ」は殆ど進ん
  • iDeCo(イデコ)の口座開設に苦労した話

    2017-07-27 14:48  

    (株)マネーライフプラングの梶原です。  昨年の10月に 「iDeCo(個人型確定拠出年金)はどこで口座開設するのが良いか?」http://okuchika.net/?eid=6639 といった記事を書かせていただきました。  今年から加入対象者枠が拡大した個人型確定拠出年金(iDeCo)ですが、2017年5月月時点での加入者総数は51万7,093人(国民年金基金連合会調べ)と順調に加入者数を伸ばしている様です。  今回、私の夫(某共済組合)がiDeCoの口座開設をしたのですがその過程で色々と思うところがあったのでお話したいと思います。■口座開設までの全体の流れ (ア)金融機関から申込み書類を取り寄せる:数日 (イ)勤務先に事業主の証明書(加入資格証明書)を記入してもらう:10日間 (ウ)金融機関による書類点検:1~2週間 (エ)国民年金基金による審査:1ヶ月■必要書類(楽天証券/共済
  • NISAと何が違う?新制度「積立NISA」のつかいどころ

    2017-04-28 17:52  

     こんにちは、CFPの梶原真由美です。  今回は来年1月から導入が決定した新制度「積立NISA」について現行NISAと比較しながらご説明します。  まずファイナンシャル・プランナーとしての感想を申し上げますと現行NISAは使い難い制度でしたが、積立NISAはその問題点が修正された使いやすい制度となっている印象があります。■NISA(ニーサ)とは?  2014年1月からスタートした少額投資非課税制度の愛称です。  イギリスのISA(Individual Savings Account)を見本とし導入された制度で、イギリスでは国民の4割がISAを利用し、国民の資産形成・貯蓄の手段として定着しています。  証券会社や銀行、郵便局などの金融機関で、少額投資非課税口座(NISA口座)を開設して上場株式や株式投資信託等を購入すると、本来20%課税される配当金や売買益等が、非課税となる制度です。  
  • 改革への期待

    2016-10-28 17:24  
     自民党総裁任期が3期9年に延びるようです。  勿論しっかりとした国政を担ってくれるなら2期でも3期でも構わないのですが、今の政治制度が(既存政治家に都合の良い)世襲を促す仕組みであるだけではなく、大衆迎合的になり易く、且つ(予算目当ての)行政寄りとも言える体制となっているため改革が進まないことに問題があります。  まず(いつ解散があるのか分からない)衆院選と3年に1度の参院選、地方統一選、それに総裁選まで含めると、それこそ2年を置かず年中何らかの選挙があるために(志ある政治家でも)思い切った改革が出来ず、結果として役所(最大既得権グループ)が付け込む隙が生れていると言えます。  もう少し落ち着いた政治が出来るように、例えば総裁任期を1期4年にして2期8年を基本とするとか、米国のように政権が代われば行政官も大胆に入れ替えられるような制度を一部取り入れるなど、制度疲弊を起こしている旧来の制
  • iDeCo(個人型確定拠出年金)はどこで口座開設するのが良いか?

    2016-10-20 16:46  
     株式会社マネーライフプランニング CFPRの梶原真由美です。  今回は確定拠出年金の話題です。  2017年1月からiDeCo(個人型確定拠出年金)の加入対象者枠が拡大されることによって、今まで加入対象外だった配偶者の扶養に入っている主婦(夫)や公務員等が加入出来るようになります。  それに伴い各運営管理機関(金融機関)では口座開設をしてもらおうとキャンペーン等を行い、今iDeCoは盛り上がりをみせています。  年金を積立ることから長いお付き合いになることが予想される運営管理機関。どこで口座開設をすべきか?悩む方も多いのではないでしょうか。■iDeCo(個人型確定拠出年金)とは?  我が国の年金制度は3階建ての階段式となっており、被扶養配偶者(会社員の妻など)、個人事業主、会社員、公務員など、立場によって1階~3階と加入の幅が異なっています。  1階部分までの加入であれば、将来給付され