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為替市場動向~市場の春はまだ遠い?~
2014-02-07 01:35午年は波乱の幕開けになりました。今年に入ってから、日経平均もドル円相場も昨年11月と12月の連続陽線の月足に覆いかぶさる1月の月足は長い陰線。 そして、始まったばかりの2月も今のところ陰線。年初来、下げ相場が続いています。立春を過ぎましたが、市場の春はまだまだでしょうか。 報道などでは、背景は中国経済の経済指標の悪化に始まり、通貨下落、経常収支悪化から始まった新興国リスク。その裏には、米国の量的緩和の段階的縮小の 開始がジワジワ効いてきている、と伝えられます。米国の量的緩和縮小は、昨年から分かっていたことだと思いますが、何かと決まり文句のような背景としてと りあげられます。 世界経済の好不調を左右する米国経済は、12月からの悪天候によって景況指数や雇用状況を悪化させていることが、最近発表される経済指標から伺えます。 東海岸の厳しい寒さはまだ続いているようです。今週初に行われた恒例のスー -
量的緩和縮小、表明後の株式相場
2013-12-26 15:23米国FRBで量的緩和の縮小が発表され、ふっきれたようにNYダウが高騰。円安の進展、世界的な株高で日本株も上昇の動き。日経平均は5月高値に挑戦の動き。年末に向けた掉尾の一振が日本株にも期待される状況となっています。 市場の受け取り方は米国での量的緩和縮小=景気回復とポジティブなものでした。 日本は4月からの消費税引き上げを前に駆け込み需要が景気の撹乱要因となりそうですが、株高効果が景気の向上に反映される可能性が見えてきました。 大企業、富裕層を中心にしたお金の循環が中小企業、庶民に回っていく好循環への変わっていくと2014年も明るい年となるのかと思われます。 株式相場はインデックスに連動する主力株がメインですので、個別株、特に中小型株では蚊帳の外の状態なのかも知れませんが、おっつけ追いついてくるでしょう。割安感の強い銘柄にも物色気運が高まるものと期待されます。 基本的にはカネ余りの -
市場潮流
2013-12-26 09:54FRBは量的緩和の縮小に踏み切りましたね。自明のことではありますが、これは「金融引き締め」ではなく、「量的緩和」を継続しつつ、毎月の債券購入額 を減額する措置です(850億ドル→750億ドル)。今後、縮小策をゆっくりと進め、事実上のゼロ金利政策を長期間継続するとの声明が出されたことを好 感、米国株式は急騰。円安進行と相まって日本株も上昇に転じました。 外国為替市場では、日本円は米ドルに対しては当面弱含みで推移し、ユーロに対してはそれほど弱くはならないものと考えます。量的緩和縮小を決定した FOMCでは、米実質GDPの伸び率の上限を14年に3.2%、15年に3.4%と予想しました。米国経済の民間主導の景気拡大は継続する見通しです。 14年11月に実施される中間選挙を控え、与野党も財政問題で不毛な対立を繰り返すことは避けるでしょう。公的部門のマイナス影響が薄れるとともに米国経 済の改善は続き
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