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日銀が変わった!
2013-05-05 21:233月21日に黒田東彦が総裁に就任してから1か月の間に矢継ぎ早に大胆な政策を打ち出してきた日本銀行ですが、4月27日に発表した「経済・物価情勢の展望」報告でまたもびっくりするような強気な見通しを発表しました。 本日のメルマガではこのレポートの内容を見ながら日本銀行が今後の日本経済をどのように見ているか(誘導しようとしているか)について考えたいと思います。 まず、今回のレポートで注目したい点は日銀の今後の日本経済の見通しがバラ色のような表現になっています。前任の白川さんの記者会見の様子とは全く異なります。 具体的にあげると ・海外経済が回復して輸出も大きく回復して成長率に寄与する ・金融緩和によって将来の物価上昇が予測される ・政府の公共投資によって今年の経済は下支えされている ・労働需給環境も改善して、従業員の賃金給与は上昇する ・賃金上昇や物価上昇予測によって消費も活性化する ・結果 -
為替市場動向~異次元の金融緩和サプライズ、キーワードは2~
2013-04-11 10:56関東地方では桜の花が吹雪となり、新緑が目の保養になっています。今年の植物の動きは例年よりも早いペース。今年起こる事象、キーワードは「早い」でしょうか。 4月に入り、注目されたのは新体制の日銀政策決定会合でした。新・黒田体制への期待はあったものの、発表されたのは事前予想の次元を見事に裏切る「異次元」。 内容はまさに「リフレ政策」。 市場へのバズーカ砲、強力爆弾投下とも報じられました。 安倍政権の3本の矢の1番目は「異次元」の矢。 政策発表直後の東京市場の反応以上に海外市場でのサプライズは大きく、欧州、米国へ時間帯が移るにしたがって為替市場では円安が進行。発表直前92円台 後半だったドル・円相場は4日のニューヨーク終値96円台前半、その後押し目ほぼ無く、5日の米雇用統計結果がドル売り要因だったにもかかわらずドル高円 安の97円台。 その後、今週に入り、一直線に9日の東京市場で99円 -
アベノミクス相場第2幕スタート
2013-04-10 11:00誰が名づけたかは知らないが安倍首相の打ち出した年率2%のインフレを起こすという政策を背景とした積極的な経済政策をベースとしたアベノミクス相場が昨年の秋から続いています。 日経平均は3月末という時期はややずれましたが、甘利大臣の公約通り?!1万3000円台に乗せました。これでアベノミクス相場の第2幕がスタートしたともささやかれています。 ここではインデックスに連動した主力銘柄群がまた勢いを増しているようです。 リスクテイクのグッドタイミングだとばかりに投資家がアクションを起こし、上昇の勢い留まるところ知らず。次の目標がどこになるか見出せない中、いけいけどんどんの状況になっています。 4年7ヶ月ぶりの13000円台乗せを皆さんはどのように見ておられますでしょうか。 インデックスについて行く方が堅いと野村HDやみずほFGを物色したり、政策の恩恵を受けやすい不動産株に触手が動いたりと、皆
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