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孫子と三賢人のビジネス その4
2018-12-27 07:52
産業新潮http://sangyoshincho.world.coocan.jp/ 1月号連載記事 ■その4 国王と将軍、株主と経営者 ●会社はだれのものか よくある議論のテーマですが、その際に混同されているのが、「会社はだれのものか」ということと、「会社はだれのためにあるのか」ということです。この二つの内容は全く異なっています。 まず、「会社はだれのものか」という問いに対する答えは明快です。「会社は所有者たる株主のものである」と断言してかまいません。例えば、不動産に例えれば新宿駅前のアルタビルはだれのものかといえば、(不動産登記簿に記載された)所有者のものであることに意義を唱える人はいないでしょう。もしそうでなければ、アルタビルを買いたいと思う人は一体誰から買えばよいのか皆目見当がつきません。 会社でも同じです。会社が株主名簿に記載された株主のものであることに疑いの余地はありま
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