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日本版ISA制度はどうなるか?~英国ISA制度を踏まえて~
2013-04-18 16:34執筆者の小屋氏が、テレビ東京のワールドビジネスサテライトの「特集 株で”税金ゼロ”日本版ISAとは」に出演されてます。ぜひご覧下さい。http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_38123/ 前回は、英国でISA制度に対して金融機関や個人投資家がどのように対応しているのか現地の報告を中心にご報告してきました。 今日は、その英国での状況を踏まえたうえで、いよいよ来年から始まる日本でのISA制度について考えてみたいと思います。1.ISA(アイサ)のネーミングについて 実は、日本版ISA制度は以前から予定はされていたものの、実際に国会を通過して法案化されたのは先月3月29日のことです。 その後「日本版ISA推進・連絡協議会」(主に証券業界、銀行業界、投資信託業界など金融業界の集まり)で現在日本版ISAの愛称を公募をしているところです。(4月 -
英国ISA制度を聞いてきました!その2~金融機関側の意見~
2013-04-04 11:272月に英国にISA(少額投資非課税制度)についてヒアリングをしていました。 今回はそのヒアリングの第2弾。主に金融機関側から見たISA制度の利用についてまとめていきます。1.証券会社からみたISA(アイサ) ISAは1年間で利用できる投資金額が決まっていますが(英国では135万円程度、日本では100万円)、この非課税枠は翌年に繰り越して利用すること はできないがゆえに、期限を迎える前(英国は4月初旬、日本は3月15日)に金融機関は大規模な利用キャンペーンを張ることができます。 これは、金融機関側からすれば正直なところ、ISAだけではキャンペーンの費用を回収することはできませんが、ISA口座を利用してくれるユーザーはそ の他運用資産についても良質なユーザーになってくれる可能性が高く(実際に英国ではISA口座の利用者は、他の口座開設者よりも移動がすくない)、ISA 以外の資産を預かり -
英国ISA制度を聞いてきました!
2013-03-25 15:05来年から日本でISA(少額投資非課税制度)が始まるのをご存知でしょうか? これは日本で株式投資を活性化させるために、ここ数年税制の中で検討されてきた制度で、もともとは英国のISA(Individual Saving Account)を模範とした制度となっています。 日本では現在開かれている通常国会で法案が通過して、来年から導入される予定ですが、模範としている英国では20年以上も存在している制度です。 そこで先月本場の英国に行く機会がありまして、様々な金融機関にこのISA制度などをヒアリングしてきましたので、これから数回にわたりまして英国の金融機関やISA制度の話について見てきたこと、聞いてきたことを報告したいと思います。1.英国ISAの歴史 英国ではこの株式投資優遇制度は、サッチャー政権時代に国営企業の民営化プログラムが発端だと言われています。 つまり英国で国営企業を民営化する際
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