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為替市場動向~真夏の悪夢かトルコ・リラ急落~
2018-08-24 13:238月のマーケットには、「真夏の悪夢」と喩えられる出来事があると言われて来ましたが、今年はトルコ・リラ・ショックでしょうか。 8月10日(金)週末から13日の月曜日にかけて、トルコリラが一日の動きとしては歴史的とも言える急落となりました。 トルコが拘束した米国人牧師の取り扱いについての米国とトルコ間の交渉行き詰まりから両国の関係悪化が表面化するなか、10日のトルコ・リラ対円では、19円97銭から始まった相場が、英国フィナンシャルタイムズ紙の「欧州金融当局がスペイン、フランス、イタリアが持つトルコへの債権リスクを懸念」の報道をきっかけに、まずユーロが売られ、その後、トルコ・リラが安値17円台まで売られました。 次に追い打ちをかけたのが、トランプ大統領です。 トルコから米国への鉄鋼・アルミへの関税を2倍にするとツイートしたことから安値16円11銭2.5厘まで売り込まれました。 週が
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