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記事 6件
  • 孫が投資に目覚めた?!

    2022-07-17 17:14  

     先週、孫3人(中学1年生、小学5年生、小学1年生)と車で出かける機会があった。 このうちの上の2人は先日、本誌編集長の松田さんが開いてくれた子供向け投資教育オンラインイベントに参加していたが、その後はそのことを会話していなかった。もうすっかり忘れてしまったのかと思っていたが、その車の中で株の話を聞いてきたので驚いた。 「おじいちゃん、株ってどこで買えるの?儲かるの?」などと矢継ぎ早に出てくるので思わず、驚いてしまったが、こちらもそれに対して熱く答えることになり車の中でしばしの株談義。配当利回りの話や儲けにはキャピタルゲインとインカムゲインがあってなどと子供の質問にできるだけ分かりやすく答えようとしたが、果たしてどこまで理解しただろうか。 それにしても印象的な子供向けの投資教育の場をもっと増やしていければと思う。その場所としては放課後教育の場でもある児童館が良さそうだ。児童館は全国におよ
  • 上場企業の社長に学ぶ株式投資セミナーを終えて

    2022-03-04 16:11  

     億近読者の皆様こんにちは。 子を持つ親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。 2022年2月26日(土)に、億近の代表をされている松田さんとご一緒に、「10代のための金融経済教育、上場企業の社長に学ぶ株式投資セミナー」を開催しました。 ご参加いただいた方々には、改めて御礼申し上げます。 今回は「2022年4月から家庭科で資産形成の授業がスタートする」という教育カリキュラムの変更にさきがけて行った企画です。 資産形成といえば長期、積立、分散の話が基本です。 私もFPとしてその話はしています。 ただ、せっかく10代の方々に投資の課外授業をするのなら、もっとダイナミックなことを伝えたいと思っていました。 上場企業の社長の話は、期待以上にダイナミックでした。 会社を作り、上場して業績を伸ばしていけば、普通に働いてコツコツ貯めているだけでは到底得ることができない
  • "欲しいもの"が"必要なもの"に変わる?

    2020-03-06 15:34  
     億近読者の皆様、こんにちは。 お金の教育特化のFP、遠藤功二と申します。 私は、家庭でできるお子様むけの金融教育の方法について、連載しております。 本日が、2回目の寄稿となります。宜しくお願い致します。 まず、私が大切にしている金融教育論の土台についてご紹介します。 それは、「金融リテラシーマップ」というものです。 「金融リテラシーマップとは」 金融リテラシーマップは、金融庁、消費者庁、文部科学省の他、全国銀行協会や、日本証券業協会など、10以上の組織をメンバーとして結成された金融経済教育推進会議という、金融広報中央委員会(日本銀行情報サービス局内)に設置された会議で策定された、日本人が「最低限身に付けるべき金融リテラシー」を示したものです。(出典)知るぽると 金融リテラシーマップhttps://www.shiruporuto.jp/public/document/container/l
  • 子供と一緒に学ぶお小遣い教育

    2020-01-31 17:34  
     億近読者の皆様、初めまして! お金の教育を専門としているFPの遠藤功二と申します。 今後、家庭で行えるお金の教育論について、連載していきますので、宜しくお願い致します。 さて、子供が小学生になったら、そろそろお金の勉強をさせていきたいものです。 その第一歩が、お小遣い教育です。 最近、投資教育が注目されています。 老後2,000万円問題や、終身雇用の崩壊が若い人の耳にも届いています。 子を持つ親は、子供たちに生きる力としての金銭教育を施す必要があります。【まずは日雇い労働から】 そこで、私はまず、「仕事をすると賃金がもらえる」というお金の基礎を教えることが重要だと考えています。 最初は、子供に家の中のお仕事を頼み、1つの仕事に対し10円、20円といった賃金を払います。 そしてそれを貯金箱に入れるよう、教えていきます。 お金の使い方は、本人たちに任せてみましょう。 欲しいお菓子を買ってすぐ
  • 石川臨太郎さんの教え -永遠に!-

    2019-07-03 01:54  
     2018年12月に億の近道の松田理事長と長年の盟友である石川臨太郎さんのお見舞いに松江の日赤病院を訪問しました。 当時、弾丸のように投資の話をされて、わたしたちはたじたじとなるぐらい、お元気だったのです。 いきなりの長時間のトークで彼の体への負担を心配した看護婦さんに「そろそろ」と追い出されるまで、SUMCOや商事や信越化学の将来についての臨太郎さんの見識をお聞きして、わたしは、ただ、うんうんと頷いておりました。「なんだ。めちゃくちゃ元気やないか」とその後、松田さんと安心していたのです。 翌日、ラジウム温泉が癌に効くということを臨太郎さんがおっしゃっていたので、遠出も大変だから、比較的松江から近い三瓶山のラジウム温泉に行きましょうと約束をしたのです。 残念ながら、その約束を果たすことはできませんでした。 余命二ヶ月という宣言を受けて、臨太郎さんは断捨離を加速。 遺言や資産の整理で多忙なん
  • 30代「当たり前の幸せ」のリアル【教育とおカネ】編

    2014-05-08 23:36  
    3月28日に出版した本を記念して、本の内容を連載の形態で少しご紹介してきました。  本文は東洋経済Onlineにて全文公開しています。 それでは最終回は【教育とおカネ】編です。 =子供の教育より、自分の勉強を優先せよ= ■教育投資は自分を優先するべき  ファイナンシャルプランナーとして若いご夫婦のおカネの相談にのっていると、お子さんの「習い事」におカネをかけすぎているケースに出合うことがあります。生活がカツカツなのにピアノやスイミングを習わせて、結果として貯金がほとんどできていない、というケースです。  僕は、こういったご家庭を見るにつけ、「教育費をかける順番が間違っている」と感じてしまいます。特に若いご夫婦では、教育費を優先してかけるべきなのは、自分たちです。  経済学では、個々人の持つ資本を「金融資本」と「人的資本」に分けて物事を考えます。金融資本というのは、すでに貯めた貯蓄や、保有し