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記事 2件
  • 借金と金利

    2016-06-14 12:38  
    国民の資産が国の借金(国債)になっている日本、国民も国も黒字なドイツ。  しかしどちらの国もデフレあるいはデフレ気味で長期金利が限界?近くまで低下しており、ここ2~3日は金利が低下して株価が下がっています。  一方で国の借金を世界中から資金を集めている米国は、10年債利回りは1.7%とまだ他の先進国に比べると利回りも高く金利の低下余地があるということで金利が下がると株価が上昇しています。  教科書どおりに金利低下で株価が上がる米国と、教科書にない異常な金利低下で株価が下がる日独。  なんか借金まみれの米国が株価上昇で、借金のない国(日本は国は借金がでかいですが国民の貯蓄がそれをカバーしており世界最大の債権国)の株価が上がらないというのも複雑な気分です。 さてどちらが正しいのでしょうか。 (YEN蔵) (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判
  • 市場潮流

    2014-05-12 14:38  
    今週(5月7~9日)の東京株式相場は(連休の谷間3日間でしたが)、日経平均株価が週間で257円(率にして1.8%)下落しました。休み明けの7日は 424円の大幅下落となりましたが、ウクライナで政権側と親ロシア派が武力衝突するなど、地政学リスクが意識されたのに加え、為替相場で101円台まで円 高・ドル安が進んだことも投資家の心理を悪化させました。  円高の主因は、このところ欧米の長期金利が低下基調にあり、国内の長期金利との差が縮小していることです。2日に発表された米国の4月の雇用統計によれば、失業率は6.3%に低下し、非農業部門の雇用者数は前月比28万8千人増加しました。  このところお伝えしているように、米国の景気は堅調に推移しつつあるといえますが、株価が底堅い動きを示しているのに対し、上昇してしかるべき長期金利が弱含んでいます。  欧州の景気もドイツ中心に回復基調にあるものの、物価の上昇