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橋梁修繕で忙しく人員稼働率100%、選別受注に動くPC橋梁業界
2021-02-02 15:55●ビーアールホールディングス(1926) もともとは砂利や枕木を鉄道向けに納入していた国鉄関連企業であったが、枕木がRCであったことからPC橋梁分野に進出し、現在は広島発のメジャープレーヤーとして業界5番手に位置する。 しかしコンクリート製品は重いため、陸送には限界がある。 シールド掘削トンネルではトンネル内の内側を覆う覆工・構造製品をセグメントと呼び、金属製、RC、合成の3つに分かれ、リニア中央新幹線ではRCタイプが用いられている。 名古屋側のセグメント供給は複数の企業が競い合い、有利と思われていたのは三重県鈴鹿市に工場を有する某企業で、競合は和歌山県であった。大型のセグメントは分割して生産・納入されるが大きく重く、大型トラックに2ピースまたは3ピースしか積載出来ず、出荷工場から現場までの距離がコストを左右する。 ビーアール社が展開する橋梁も同様で、重いものになると30トンにも及び商圏は
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