-
デジタル化の進展
2021-07-30 15:41
昨年の今頃(2020年8月13日号)、コロナ禍によって急速にデジタル化が進む様子を俯瞰しつつ下記のような記述をしました。『そして21世紀に入ってからの象徴的な変化としてはデジタル化でありオンライン化ですが、スーパーマーケットやショッピングモールのオンライン版の一例が楽天であり、衣料品専門店のオンライン版がZOZOです。テスラはEV専業と言うだけではなく、自動車販売のオンライン化も特徴としています。 ~中略~ これからデジタル化の進展が期待される業種は規制が多く、且つ情報が有効活用されず囲い込まれている医療と不動産です。もっとも硬直的な業界であり岩盤規制の代表格ですが、いつまでも非効率を続けることは出来ません。 これらの業界には続々とIT企業が参入していますが、不要で時代遅れの規制が多く中々成長の機会を得られずにいます。有名どころではエムスリー(2413)が希少な成功例ですが、他にも続々 -
【対談】鎮目雅人さんに聞く「そもそもお金とは何か?」-後編
2021-07-29 16:17
前回と今回の2回にわたり早稲田大学の鎮目教授と小屋との対談をお届けいたします。■個人の信用がお金を持っている以上の価値に?小屋:お金と信用の話をしていて、現代は違う形の信用が価値を持つようになってきたのかなと思いました。 ネットやスマホの普及によって、例えば、小屋個人の信用や人的なネットワークがものすごく可視化されやすくなってきましたよね。 個人の信用が定量化されることで、お金を持っているという価値以上のものが生まれているのではないかと。鎮目:それは興味深い視点ですね。小屋:身近な例でいうと、最近、クラウドファンディングをやる友人、知り合いの経営者がたくさんいまして、僕もお金を出すのですが、商品や企画に惹かれる以上に、その人個人を信用して参加している気がします。 つまり、個人がちゃんと信用作りをしていると、それがお金にも換えやすい時代になったと思うんです。鎮目:その支援をするときの通貨 -
投資家Sの今週の注目銘柄 高砂熱学工業【1969】
2021-07-28 20:05
皆様こんにちは、投資家Sと申します。 創業(1964年)半世紀を超える投資日報社が、毎週月曜・木曜に発行を行っております、”投資日報α”(月曜版)に”投資家Sの今週の注目銘柄”を連載しております。 コロナ禍からの回復で地位財の価格が高騰しております。 スイスの高級時計ロレックス・デイトナの価格が今年に入ってから高騰しており、昨年7月の300万円からわずか1年で440万円近辺まで上昇しており、5割近い上げ幅となっております。 上昇の理由は至極簡単な理由であり、旺盛な需要に対して供給が追い付いていない為です。 コロナ禍で失業・残業代が減少した一般庶民とは異なり、富裕層は昨年からの株高で大いに潤っております。 価格の上昇はあるゆる商品に及んでおり、私が大好きな競走馬(サラブレット)の価格も高騰しております。 7月12日~7月13日に北海道・苫小牧市で行われた日本最大の競走馬競り市、セレクトセ -
人間経済科学と賢人たちの教え その15
2021-07-28 20:03
産業新潮http://sangyoshincho.world.coocan.jp/8月号連載記事■その15 「信用」が富の源泉である●交換は人類を豊かにした 「人類とサルの違いは何か?」という疑問を子供の頃から持っていたが、いまだにその回答を明確に得ることができないでいる。 巷では、「サルが人間に進化した」ということがよく言われるがこれはまったくの間違いである。正確には、「人類とサルの祖先が同じで、途中で進化の道筋が分かれた」のだ。 脊椎動物である両生類から哺乳類が分岐したと考えられる2億年ほど前に比べれば、ヒトや類人猿が「旧世界ザル(オナガザル上科)」から分岐したのは3000万~2500万年前とされているから、最近のことである。 しかし、このような生物学的な考察よりも、人類を人類たらしめているのはその「文化」「文明」である。 今のところ、人類最古の遺跡はトルコ(アナトリア南東部)のギョ -
勝利に向けた準備
2021-07-27 15:23
東京オリンピック開幕。開会式の中身がああだこうだと言われていましたが主役はアスリート。既に競技が始まっており、柔道や水泳などで日本にメダルがもたらされているようです。 世界の強豪が集まるオリンピック。開会式では全50種目の競技がピクトグラムで表されていましたが、それぞれの競技に金メダルが決まっていきます。頂点を目指したアスリート達の活躍をテレビやインターネットメディアで目の当たりにする日々が8月8日まで連日連夜続くことになります。 頂点に立つのは大変だろうと思います。 アスリートが勝利者になるための日々の努力は並大抵のことではないでしょう。メダルの色はともかく何事も勝利に向けた準備があってもたらされます。まずはコロナ禍の中でオリンピックが開催できた大会関係者の準備も大変だったかと思われます。 オリンピック競技だけに留まらず社会のすべての活動に言える準備。 とりわけ億の近道の読者の皆様に -
なかなかできない底値買い
2021-07-27 15:19
株式投資は摩訶不思議な世界である。 株価が上昇している時は買いたくなるのに下げていると買いたいどころか売りたくなる。 そうした投資家心理が最近の株式市場には如実に出ており、全体相場の調整場面継続とともに個別銘柄も調整局面が続いている。日経平均やTOPIXに代表される全体相場が昨年3月のコロナショック時の6,7割上の水準なのに対して個別銘柄には業績は比較的堅調なのに既にコロナショック時の株価に接近中の銘柄もあるほか、上場した後の大幅調整場面を続けている直近IPO銘柄も見出せる。 中には年初に高値をつけた後、良いところなしに調整を続けている銘柄もあり、資金に余裕のある投資家にとっては投資チャンスが生まれている。 とは言え、こうした局面ではなかなか積極的な投資ができにくい。 まず、三角保合いを続けている全体相場の行方が不透明で、テクニカル上において下放れもありうるという見方から個別株において -
3Dプリンター住宅は夢物語か
2021-07-27 15:17
新型コロナによるパンデミック発生から1年半を経過し、この出来事を契機に社会は大きく変化しようとしている。 社会の変化はコロナが収束したとしても止まらず、むしろ加速していくことになる。 コロナ前から起きていたスマホの普及やICT化の動きはオンライン化、DX化を推進させ、IoT化に向かう流れができてきた。 ステイホームの潮流は住宅需要や様々な巣籠り需要をもたらすことになったが、これは感染拡大の落ち着きでやや元に戻りかかったようだが、そうするとまた収束しかかったコロナ感染が変異種の登場ととともに再拡大を見せ外出自粛要請が継続。ステイホームの潮流が沈静化するにはまだまだ時間を要す。 日本にとっては不利となる地球環境問題は裾野の広い日本の自動車産業の優位性を揺るがしそうだがEV化、自動運転化はもう後戻りできない。 このように世界の変化は新型コロナ感染の中で加速度を増す可能性が感じられる。 こうし -
経済は人、物、金で動いている
2021-07-26 16:35
億近読者の皆様こんにちは。 小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。 お金の仕組みを教えることは、経済の仕組みを教えることにつながります。 会社は「人、物、金、(+情報)」で動いていると言われています。 これは経済全体に話を広げた場合にも同じです。 会社では人が働くことで物やサービスが生産されます。その物やサービスは、人がお金を払うことで売れます。働いた人は売上の一部を給与として受け取ります。 お金は経済を回す血液のような役割を果たしています。 このように物やサービスが動く時に人とお金が一緒に動いている、ということを知ることはとても大切なことです。「お金は経済を動かす道具である」という事実を理解することで将来の働き方として2つの選択肢があることがわかります。 会社からお金をもらって働くという選択肢と、自分がお金を払って人に働いてもらうという選択 -
■本日13:30から!! オンラインレクチャー YEN蔵の「投資の真髄 ノウハウ伝授」
2021-07-22 09:40
◆オンラインレクチャー YEN蔵の「投資の真髄 ノウハウ伝授」◆【初心者大歓迎!】 どうしてその銘柄が良いのか理解せず、投資していませんか? 銘柄を見出す能力「銘柄力」を知って、身につけたら最強だと思いませんか? あのYEN蔵氏がコーディネーターを務める「投資の真髄 ノウハウ伝授」。 このオンラインセミナーは、投資プロのゲストを招いて、投資対象の銘柄選択法を掘り下げ、聞き出し、共有しようというものです。 きっと投資成果を爆上げするヒントがたくさんあるはず。 ぜひ参加して一生モノの「銘柄力」を身につけましょう!【質問大歓迎!】 質問をどしどしお寄せください。銘柄相談もOK! 質問は事前にツイキャスメッセージでも、ライブ中にチャットでもOK! 可能な限りお答えいたします。投資の悩み相談も大歓迎! ※すべての質問にお答えできないことをご了承ください。 もしご好評を頂けたらシリーズ化する予定です -
投資家Sの今週の注目銘柄 パイプドHD【3919】
2021-07-22 09:38
皆様こんにちは、投資家Sと申します。 創業(1964年)半世紀を超える投資日報社が、毎週月曜・木曜に発行を行っております、”投資日報α”(月曜版)に”投資家Sの今週の注目銘柄”を連載しております。 7月中旬に入ってから、日本株のみならず、米国株の上値も重たくなってきました。 昨年3月のコロナショックで付けた安値から、株価はほぼ一本調子で上昇を続けて来ましたが、経済再開によって猛烈に伸びている需要に供給が追い付いておらず、物価の上昇と供給不足による経済活動の停滞を懸念して、景気回復のピークが早まる可能性が出てきており、足元の株価は景気の減速を織り込み始めております。 人間の活動には周期性(サイクル)がある事は世に知られており、経済学でも4つのサイクルによって景気循環が起こる事は知られております。 最も短いサイクルはキチンサイクルと呼ばれており、約40カ月(3年半)程度の期間となり、在庫変
1 / 4