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ヴェルナー・ゾンバルト「恋愛と贅沢と資本主義」(1922)(講談社)の視点 (その1)」
2023-07-03 15:04
100年以上前の本ですが、タイトルはドイツの経済学者ゾンバルト(1863-1941)の書籍です。 アマゾンリンク ⇒ https://amzn.to/3JCkwmW ゾンバルトは経済分析に演繹的な要素を取り入れました。 「生き物」としての人間。命の本質から経済を説明する手法を取りました。 恋愛、贅沢が産業の発展に大きな影響を与えると主張。 本書では多くの証拠を列挙し、奢侈と経済について淡々と論じます。 高級時計の中には数千万円するものもあれば300円ショップで売られているおもちゃのような時計もあります。時間さえわかればよいという人はスマホで事足りるので時計さえつけません。 同じ時計であっても、ピンキリで、価格にして数千倍の差がつくのはなぜでしょうか。需要と供給の経済学のDS曲線では説明ができません。 高級時計は作った職人の言い値でもありますし、この職人にカスタム品をつくってもらいたい
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