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記事 36件
  • 挑戦するベテラン経営者のIPO

    2018-01-31 02:25  

     今年のIPO銘柄第一号となる筈だった世紀は上場承認が取り消しとなり、改めて2月23日にマザーズ上場を予定しているMマート(4380)が今年初のIPO銘柄となることになりました。  2月はこれに続きジェイテックコーポレーション(3446)が2月28日にマザーズ上場を予定。上場承認が取り消されない限り、2月はこの2社がIPOすることになります。  3月も既に子育て支援会社、SERIOホールディングス(6567)のマザーズ上場が予定されており、例年通りのIPOラッシュが見込まれます。  Mマートは2000年に設立された業務用食材の卸売り販売会社。BtoBサイトを通じて販売する事業モデルで、前1月期の売上はまだ5億円を超えたレベルに過ぎませんが、今期は第3四半期までで4.48億円となり年商6億円のペースとなっています。  利益面では前期は5,288万円ですが、今期は同四半期までで8,828万
  • ある地味な企業への訪問計画

    2018-01-31 02:22  

     AIや仮想通貨、ブロックチェーン、サイバーセキュリティ、IoT、EVといった比較的未来志向型のテーマを掲げてIPOしてくる企業に交じって、やや地味なビジネスを展開している企業がIPOしてくる事例が見られます。  今週訪問を予定しているのもそうした一見すると地味なお仕事をしている企業の事例です。  皆さんはIT業界でアクセンチュアや野村総研というコンサルティング会社が高収益を誇っている話をご存知だと思います。  先端的な業界では専門家の指導を受けて物事を進めていく必要があってこうしたIT業界ではこうしたコンサルティング企業が活躍する素地がある訳です。最近ではベイカレントコンサルティング(6532)が評価を高めてきています。この会社もIPO後の数か月はまったくと言って良いほど評価が低かったのですが、その後の株価はその当時の安値から4倍以上にもなってきました。  今期予想経常利益38億円に
  • 頑張れIR担当者

    2018-01-31 02:16  

     上場会社のミッションには業績向上に向けた挑戦的な活動と公正・正確な管理に加え自社のファンとなってくれる長期スタンスの投資家への対応が挙げられます。  従業員や取引先、既存株主への訴求に加えこれからファンになってくれる新投資家に対して積極的に訴求するIR担当者の頑張りが求められます。  株価が4,5年前の20倍になった平田機工(6258)も新IR担当者の頑張りが高株価に結びついた事例と言えます。  私は企業評価の一つに企業IR担当者からのリアクションに評価のポイントを置いています。  ある外食系のIR担当者などこちらからの質問に対して全く無視しているケースがかつてありましたが、その後の株価は長期低迷と言う結果につながりました。  IR担当者は経営トップの次に来る要職だとある投資家は企業訪問のたびに語っていますが、まさにその通り。投資家は直接多忙な経営者からヒヤリングすることは難しくIR
  • 新年会大いに盛り上がる

    2018-01-31 02:13  

     億の近道の一部執筆陣の新年会が26日(金)に開催され大いに盛り上がりました。  お集り頂いた皆様、お疲れ様でした。  創刊から19年という歴史を重ね、名誉あるまぐまぐ大賞第一位(株式部門)まで頂くに及んでの2018年新年会。縁あって億の近道に集う皆さんの心意気を感じるあっという間の2時間足らずでした。  今年も読者の皆様に訴求するネタを大いに提供して頂けるものと期待しております。  新年会は八重洲のとある居酒屋での開催でしたが、店名は「魚の目利き」。  目利きが良いとおいしいお魚が食べられる・・。ということでやや高めの料金ではありましたが、なかなか新鮮でおいしいお魚を頂くことができました。  目利きというと株式投資にも通じるところがあります。  言わば「株の目利き」。  目利きの力を高めることがおいしいものに出会える近道。  魚では新鮮さが命。脂の乗り、活きの良さなど様々なチェックポ
  • 【お知らせ】炎のファンドマネージャー有料メルマガ第181号配信中!!

    2018-01-30 00:43  
    月曜日の億の近道で、19年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」最新号が1月29日に配信されました。  企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。【企業独占取材レポート!2月IPO企業の情報も!!】 【1/29 第181号では】 ■相場の潮流 ■炎の企業報告(2銘柄) ■2017年1-3月IPO銘柄動向(5銘柄) ■2月のIPO(2銘柄) ■岐阜造園(1438)訪問を前に  → ご案内ページ http://www.honohfm.com/ 【1/22第180号を読む】 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓http://okuchika.net/?eid=7507 【1/29第181号を読む】 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓http://okuchika.net/?eid
  • 市場潮流

    2018-01-30 00:39  

     今週(1月22~26日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で176円18銭下落し(率にして0.7%の)、2万3631円88銭で取引を終えました。このところ、隔週ごとに上昇、下落を繰り返しています。  週初の22日(月)、23日(火)と日経平均株価は続伸して始まり、23日には91年11月15日以来、約26年ぶりに2万4000円台を回復して終えました。米国株の上昇、国内企業の好決算期待などが株式相場を押し上げました。  24日(水)からは3日続落。高値警戒感に加えて、円高の進行を嫌気した売りが広がりました。  日経500種平均株価の採用銘柄で週間の上昇率がトップだったのは、千代田化工建設(6366)です。14年秋以降の原油市況の急落、それに伴う大型プラント案件の減少などで、連結業績、株価ともに冴えない展開が続いていましたが、原油をはじめとする資源市況の復調を受けて、主力の液化天然ガス(
  • 人件費

    2018-01-30 00:37  

     「人が足りない」「有効求人倍率が過去最高レベル」と言われているのに景気好転の実感が乏しい。成長率も低いし人件費も中々上がらない・・・等々と言われて久しいですが、理由には幾つか分かり易いものがあります。  そのうちの最も重要な要因としてセーフティーネットの脆弱性があります。  転職市場(転職支援システムと言うべきか?)の整備の一環とも言えると思います。これが有効に機能すれば転職し易い人財市場が生まれるとともに人件費も上がるはずです。  転職市場が機能している前提で、企業が能力の高い人財への支出をケチるようなら、その有能な方は出て行ってしまいます。転職する側としても失敗(収入を失う事)を恐れて転職を思いとどまる・・・と言うことも無くなります。  つまり結果として有能な人財を低コストで押さえつけておくことが出来ず、相応の費用を掛けねば有能な人財ほど待遇の悪い会社を去り、待遇の良い会社へと移
  • ロボアドを使いこなしていますか?

    2018-01-26 10:04  

     昨年あたりから、よく耳にするようになってきた「ロボアド」。  皆さんはちゃんと使いこなしていますか?  「ロボアド」はもちろん「ロボットアドバイザー」の略称です。  「ロボット」は人の代わりに作業をしてくれる機械なんだとして、「アドバイザー」って何なのでしょうか?  今回取り上げた「ロボアド」の「アドバイザー」機能は、あなたの資産運用のポートフォリオを合理的に組成し、リバランスを含めてマネジメントしてくれるアドバイザーです。  私も、「ロボアド」の大手であるウェルスナビ社とは親しいので、こうした資産運用のロジックに関しては意見交換も行っていますし、内容についても十分合理的で資産運用を行う際には積極的に利用して良いものだと思います。  しかし、「アドバイザー」の機能や水準としては残念ながらまだまだです。  先日、私のところにご相談に来られた方も、「ロボアド」を利用されていました。  利
  • 有料メルマガライブラリから(246)「しっかりと調べて買ったなら、辛抱することも大事」

    2018-01-26 00:18  

     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。  自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「しっかりと調べて買ったなら、辛抱することも大事」=  (有料メルマガ第452回・2017/10/03配信号) ※2017年10月現在の内容です。留意してお読み下さい。 【前略】  私はすでに30年以上株式投資を行ってきましたが、まず思い通りにいかないのが株価の動きだと思っています。  だからあまり売ってから大きく上げた株のことで落ち込むことは殆どなくなりました。悔しいとは思いますが、その思いを引きずることが無くなったのです。  ただ悔しいという思いが、自分を投資能力アップのための努力の
  • ドラッカー18の教え 第11回

    2018-01-26 00:15  

    産業新潮 http://homepage2.nifty.com/sancho/ 2月号連載記事 ■短期の現象にシステムは無い。あるのは混沌だけだ。 ●複雑系とは何か  「短期の現象にシステムは無い。あるのは混沌だけだ」、そしてその混沌の中で「長期の時間軸をとればはっきりとしたトレンドが現れる」ということを説明するには、どうしても「複雑系」の理論に踏み込まなければなりません。  読者の方はすでによくご存じかもしれませんが、「複雑系」の定義をおさらいしてみます。  複雑系=『お互いに関連する複数の要因が集まった系。全体としてなんらかの性質などを見せる。しかしそれらの(全体としての)動きは、個々の要因や部分からは明らかでないもの』。  このように説明されると、「いったいなんじゃそれは?」ということになってしまうと思いますが、例えば気象について考えればわかりやすいと思います。  例えば明日の天