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記事 4件
  • 投資の義務化

    2021-09-03 16:28  

     億近読者の皆様こんにちは。 小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。 2022年4月から高校の授業で投資教育がスタートすることはもう周知のことになってきたと思います。 私は、近い将来投資は学ぶことだけでなく、やること自体も義務化されると思っています。その予感をさせる1つの動きが確定拠出年金制度の進展です。 確定拠出年金制度は2001年にスタートした制度ですが、2016年に個人型にiDeCoという愛称が付けられ、2017年から公務員も加入可能になり、国民に広がり始めています。 実は、会社の退職金制度を企業型確定拠出年金(401k)に移行する企業は増えています。 以前は退職金といえば、終身雇用で働けば定年退職時に1,000万円~3,000万円程度の最後のボーナスが会社からプレゼントされるというイメージの制度でした。第二の人生を歩む戦友に会社が軍資金
  • iDeCo(個人型確定拠出年金)はどこで口座開設するのが良いか?

    2016-10-20 16:46  
     株式会社マネーライフプランニング CFPRの梶原真由美です。  今回は確定拠出年金の話題です。  2017年1月からiDeCo(個人型確定拠出年金)の加入対象者枠が拡大されることによって、今まで加入対象外だった配偶者の扶養に入っている主婦(夫)や公務員等が加入出来るようになります。  それに伴い各運営管理機関(金融機関)では口座開設をしてもらおうとキャンペーン等を行い、今iDeCoは盛り上がりをみせています。  年金を積立ることから長いお付き合いになることが予想される運営管理機関。どこで口座開設をすべきか?悩む方も多いのではないでしょうか。■iDeCo(個人型確定拠出年金)とは?  我が国の年金制度は3階建ての階段式となっており、被扶養配偶者(会社員の妻など)、個人事業主、会社員、公務員など、立場によって1階~3階と加入の幅が異なっています。  1階部分までの加入であれば、将来給付され
  • NISAとアセットロケーション

    2015-06-18 12:48  
    今回は読者の方より 「NISA口座の活用方法について教えてほしい」 という声がありましたので、NISA口座の利用方法について考えます。  まず、最初に 「自分のお金をどこで運用するか?」 ということを考えることを、アセットロケーション(資産の置いておく場所)を考えると言います。  よく「アセットアロケーション」という言葉は聞かれると思いますが、こちらは「資産の配分方法(株式や債券や外貨、不動産など)」を考えることを指し、今回の「アセットロケーション」の話とは別の話になります。  それでは、「アセットロケーション」はどのような順番で考えるのが良いのでしょうか?  それは、主に 1.目的 2.税制の優遇 3.利用のしやすさ を考慮したうえで、比較検討することになります。  質問者さんの目的が 「長期的な資産形成」 にあるのだと仮定すると、私のおススメする制度は 1)(個人型)「確定拠出年金」制
  • 年金は本当にあてになるか

    2014-06-19 11:27  
    年金の話題については、先日も田村厚生労働大臣の「年金は75歳まで支給を遅らせることが選択できるようにする」発言が世間をにぎわしていましたが、私も そのテレビを見ていましたが、「75歳で受け取ることも受給者が選択できるようにする」という発言内容であるにもかかわらず、多くのマスコミでは「すわ、 支給開始年齢の大幅な後ろ倒しか!」という誤解した報道内容も目につきました。  しかしこうした一連の報道でもわかるように将来の年金支給については、国民の皆さんの関心がとても高いことを表しているとも言えます。  将来の年金支給に関しては、様々な議論がありますが「年金はもらえなくなる」など極端に悲観的な意見もあれば、「これまで同様に変わらないだろう」という楽観的な意見もあり両極端な話が入り混じっています。  そこでもう一度、現状の年金財政について客観的にみてみましょう。  最近の厚生年金、国民年金の積立金の推