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バフェットの投資手法の3段階の変化
2014-11-05 14:38おかげさまで8月に発刊した「バフェットに学ぶ【永久不滅投資法】」(同友館)が好評です。しかしながら、これまでのバフェット本に無い新しい概念・手法の解説が中心であるためか、読者の方々の混乱や誤解もあるようです。 そこで、億近の紙面をお借りして、バフェットの11歳から84歳の今日にいたるまでの70年以上にわたる投資における手法の変化を大きく3期に分類し、 本書がその中でどの部分を中心に書かれているのかを解説することにしました、本文が読者の皆様方のご理解のお役に立てば幸いです。 今や「世界一の投資家」としての名声をゆるぎないものにしたバフェットであるが、11歳からスタートし今日に至る70年以上の間に、その投資手法は大きく変化している。概ね3期に分けられるその変遷は次の三つである 第1期:<11歳で株式投資を始めてから20歳ころまで> 当時から周囲の大人をおどろかせるほどの豊富な投資知識を持 -
バフェットに学ぶ【永久不滅投資法】
2014-06-18 14:058月下旬ごろに同友館から「永久不滅投資法」(仮題)を発刊予定です。 本書では、「バフエット流」を始めとした、永久不滅投資法の理論的解説はもちろんのこと、バフェットが現在実際に投資をしている企業を徹底的に研究し、それらの企業がどのような日本企業と同じビジネスモデルを持つのかについて具体的にお話します。 原稿の方はおおむね出来上がり、これから出版社との編集・校正作業に入ります。 バークシャーの収益の大部分を牽引しているのは、 保険主要3社: ・Berkshire Hathaway Reinsurance Group(バークシャー・ハサウェイ・リインシュランスグループ) ・General Re(ジェネラル・リー) ・GEICO(ガイコ) ビッグ4: ・American Express Company(アメックス) ・The Coca-Cola Company(コカ・コーラ) ・Intern -
ファブレス・メーカーはブランドを売る企業である
2014-05-28 15:14=【永久不滅投資法】の真髄= 「バフェット流」と大きくクロスオーバーする【永久不滅投資法】では、「良い企業を安く買う」ことが重要なポイントです。しかし、「良い企業であればいつ買っても損はしない」のも事実です。 つまり、良い企業であれば永久に稼ぎ続けるので、(よほどのバブルでない限り)どのようなタイミングで購入しても、最終的には大きな投資収益を上げることができるというわけです。 問題は株価よりも(もちろんこれも重要な要素ですが…)、その企業(ビジネスモデル)が今後も高い収益を維持できるかどうかということです。それを判断 するためには、企業を様々な観点からじっくり研究しなければならないのですが、今回は「ファブレスメーカー」というキーワードについてお話します。 さて、最近3Dプリンターが飛躍的に発展・普及していますから、それほど遠く無い将来にすべての家庭が「製品を製造するメーカー」になる
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