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記事 5件
  • PBR1倍の東証改革に思う

    2023-04-27 13:01  

     「PBR1倍割れは経営の怠慢である」という主張に同意しかねる経営者は多いと思います。 PBRは簿価ベースのBPS(一株純資産)と株価との対比ですので、簿価がどうなっているのかは企業ごとに違うわけですから。1990年に起業した会社はデフレで資産価値が棄損しているでしょうし、1900年に起業しそのまま土地を洗い替えしていないような会社ならば実質的な資産価値は簿価を超えるでしょう。 同時に、そうしたことと無関係に「PBR1倍割れはけしからん」と言わざるをえない東証の立場もよくわかるのです。 東証も苦しいのです。 なぜならば彼らはインデックスの付加価値の底上げをしたいわけですね。 1年ちょっと前にプライム市場をつくったものの、東証1部とあまり顔ぶれが変わらなかった。 中途半端な市場を新しく作ってしまっただけだったのではないか? そのような外部の批判にさらされたのです。 そこで東証は上場先にPB
  • 有料メルマガライブラリから(453)「今年もあと1ヶ月。油断することなく着実に利益を手にしたい」

    2022-11-18 18:25  

     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「今年もあと1ヶ月。油断することなく着実に利益を手にしたい」= (有料メルマガ第461回・2017/12/5配信号)※注 2017年12月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 今年は低PERかつ低PBR(=いわゆる業績が良い企業)の株価が見直されて大きく上昇しました。割安すぎる銘柄は、株価が上がりにくいわけですから、資産の増加スピードは落ちることになるでしょう。こんな銘柄でも投資環境が悪化すると株価が下がってしまうかもしれません。このような銘柄でも、投資環境の悪化で耐えられなくなって、投げて
  • 有料メルマガライブラリから(446)「7月~9月の高配当・優待銘柄への投資を考え始めてる」

    2022-09-29 11:55  

     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「7月~9月の高配当・優待銘柄への投資を考え始めてる」= (有料メルマガ第486回・2018/6/19配信号)※注 2018年6月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 先週のコラムではエジソンの言葉を紹介して、他人のアイデア、つまり投資手法や投資銘柄を真似ることの効用を述べました。 そこで今週は、まず私が誰の手法を真似ているかを最初に書いてみたいと思います。一言でいえば、私の株式投資法は東急グループの創始者五島慶太氏の事業展開の手法を学んだ方法です。 私の投資法はバリュー投資です。 バリュー
  • グロース(成長株)投資の考え方

    2017-09-01 02:03  

     先日、この億の近道の執筆者の一人でもある「山本潤」氏に、私の所属する投資クラブで「成長株」投資の考え方についてレクチャーしてもらいました。  これまで、この投資クラブでは、どちらかというと「バリュー」投資の銘柄が多く、私やメンバーも「バリュー」株の見方や考え方は理解しているのですが、「成長株」になると、どうも良く分からないということになるケースが多かったのです。  例えば、 エムスリー(2413) 2012年に検討しながら、買えず 当時、900円程度であった株価は、現在2,800円と3倍 (分割考慮後の株価) スタートトゥデイ(3092) 2010年に検討をしながら、買えず 当時、200円程度であった株価が、現在3,450円で27倍 (分割考慮後の株価) と、逃した魚は大きく見えます。  結局、「バリュー」の基準でみると、「グロース」銘柄は、いつでも株価が高く、購入する意欲がわかない
  • 有料メルマガライブラリから(157)バリュー投資について考えたこと

    2015-07-31 00:51  
    有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 ==「バリュー投資について考えたこと」==   (有料メルマガ第261回・2014/1/14配信号) ※注 2014年1月現在の内容ですので留意下さい。 【前略】  バリュー投資を一言でいうとどうなるか。私が30年近くかかって、やっと得た結論は「バリュー投資、それは『我慢』である」ということです。 【中略】  バリュー株というのは投資指標的に言えば低PERや低PBRが多いです。その企業の本源的(=本当の)価値と株価を比較すると、本源的価値より株価が安い銘柄のことを言います。  企業の本源的